プレイステーション2に付く「ラチェット&クランク」セットはどうなの!?
2002年11月25日:プレイステーション2に付く「ラチェット&クランク」セットはどうなの!? | |||
先週発表になったプレイステーション2本体と「ラチェット&クランク」のセットが12月3日から発売されますよね。この「ラチェット&クランク」というソフトはいったいなんなのでしょう? | |||
|
|||
ゲームとしては単なるアクションゲームということで語ることは他には無いね。一応欧米では発売1週間で100万本出荷したと言われているソフトではある。 | |||
突然のセット販売ですね。セットのソフトとしてなぜこのソフトが選ばれたのでしょう? | |||
「クラッシュバンディクー」がコナミからの販売になったことが大きな理由の一つだよね。 | |||
と、いいますと? | |||
プレイステーションの顔であった「クラッシュバンディクー」がソニーコンピュータエンタテインメントのソフトでなくなったために、新たに同種のものを作り上げる必要があったんじゃないかな。そのために、今回は本体に同梱させてより多くの人にプレイしてもらい、認知度を上げておこうとしているのだろう。 | |||
そもそも、なぜクラッシュ君はコナミに移ったのでしょう? | |||
正直正解がどれかわからないけど、大まかに3つくらい考えられるよね。単にクラッシュの権利が切れたところをコナミが買ったのか、コナミが大金積んで権利を奪取したのか、それともソニーコンピュータエンタテインメントが権利をパスしたのでコナミが購入したのか。もちろん、これらは最終的に権利者である制作者側が決めることなので、制作者側がコナミを選んだということも忘れてはいけない。日本ではなかなか想像できないことだけど、クラッシュの制作は海外で行われたものなので、こういったことが起こったといえる。 | |||
理由はともあれ、クラッシュ君の穴埋めのためにこの「ラチェット&クランク」が持ち上がったわけですね。 | |||
ただ、今回はあまりにも強引じゃないかと思うよね。クラッシュバンディクーの時は体験版配布やテレビCMなどから人気が出てきたのだけど、なんで今回はソフトとセットにしてまでやらなければいけないのか。しかも本体の小売価格と2000円しか違わない価格設定もどうかと思うしね。 | |||
この件に関してはお便りが届いているのですが…。 | |||
誤字脱字の指摘以外では初のお便りですな。 | |||
では、さっそく。 『PS2本体が値下がりとなりましたが、ソニーさんはラチェットクランクの「総出荷数」を増やしたいようで本体同梱パックがでますね。それはいいのですが、PS2本体は通常3個一(1ロット)単位での発注なのですが今回、2002年12月中は9個一(通常本体3個、同梱パック6個)の発注単位となってます。店舗にまで同梱パックを抱き合わせて販売促進を図るようです。』(匿名) といったのが届いています。 |
|||
抱き合わせというのが痛いですな。それと『ラチェットクランクの「総出荷数」を増やしたい』の部分を読んで思ったのだが、欧州でも同じような方法で出荷して100万本出荷の人気ソフトとか言っていたのであればこれまた痛いな。欧州のことはよくわからないので断定はしないけど。年末であれば本体は数十万台は売れるだろうから、その2/3の数だけ同梱パックが出るのであれば早くも数十万本売ったようなもの。これでテレビCMや雑誌広告、プレスリリースなどで何十万本突破とか書かれたら笑えるかも。 | |||
うーん、ちょっと強引なような気がしますね。 | |||
そうでもしないと箔のある数字は出せないだろうし、それだけクラッシュバンディクーの抜けた穴は大きいと窺い知れる。ただ、普通の人からすれば当然ソフト付きよりも本体単品を欲するわけで、店側としては売り方に困るんじゃないかな。いちいち本体購入者に説明してセットの方を売っていかなければいけないし。完全にセットのみ出荷しますであれば問題は無いのだが、そうするとソフト出荷本数のところであっさり突っ込みが入ってしまう。 | |||
強引ではあるけど、致し方ないということですか? | |||
最初からセット物にしなければなんの問題も無いんだけどね。 | |||
ところで、このセットの発売日は12月3日ですね。プレイステーションがデビューした日ですね。 | |||
俗に言う「1・2・3」ですな。初心に帰ったつもりだろうけどやることが抱き合わせとは……、何時の時代に帰ったのだろうか…。 | |||
………。 |