「FF11」現在抱える問題点の修正方法Part3

2002年11月25日：「FF11」現在抱える問題点の修正方法Part3
	バージョンアップが明日に迫っていますが、のんびり現在の問題を語っております。
	むっ、トゲのある言い方だな。
	いえいえ、ただ、なぜこの時期に語るのかは疑問なのですが…。どうせ語るのでしたらもっと早くに言っておけばよかったのに、と思ってしまいます。
	もし、明日のバージョンアップで変更されたら語る機会がなくなるじゃない。特に、いくつかは実際に変更されるみたいだし。
	そんなわけで、修正が決定している狩場の問題ですね。狩場の混雑が酷いという問題がありますが、11月のバージョンアップでうまく調整できればいいですね。
	なぜ狩場の混雑が起こるかということから考えていけば、現在の問題が納得いくし、もし狩場の調整を行っても思ったような修正にならずに同じ状況になる可能性があるから、一概には喜べないよね。
	その混雑の原因はなんなのでしょう？
	主に挙げればこんなところ。・狩場までの移動・情報不足・日本人の習性・敵の習性・プレイヤーの認識これらが複合して現在の狩場の混雑が生まれているといっていいね。
	敵の習性から下のものがよくわかりにくいところですね。とりあえず、一つ一つ説明を。
	レベルは20以上を前提として。まず、狩場までの移動だけど、基本はジュノで人を集めて各地に移動することになるよね。ジュノで集まって狩場に行くのだけど、移動するのにもかなりの時間がかかるこのゲームでは行動範囲に限りがあるんだ。そうなると、近接したエリアであるクフィム、バタリア、ロランベリーなど、限られた位置になってしまうよね。もうちょっとレベルが上がればテレポを用いてちょっと遠めの位置までいけるけど、それでも場所に限りがある。これが狩場を限定してしまう要因になっているんだ。
	つまり、集まる場所であるジュノ近郊しか狩場にならないということですね。
	そういうこと。遠くの位置にあって、人がいないところも結構あるんだけど、そういったところにまで行くのが困難なんだよね。何時間もプレイできる人が揃っているのならわざわざ遠出しようと思うかもしれないけど、何時に抜けるのかわからないという人もいるだろうから、結果として近場でのみのプレイとなってしまう。
	移動だけで数十分かかってしまっては、誰も行こうとは思いませんからね。この対応方法は難しくないですか？時間を操ることはできませんし。
	いや、簡単なことだよ。11月のバージョンアップでテレポ先のエリアでチョコボが使用可能になるという話があるけど、このようなものを作ればいい。具体的に言うと、ジュノにテレポサービスをしてくれるノンプレイキャラクターを設置すればいいんだ。ウィンダスの町の中で移動をしてくれるキャラクターがいるような感じでね。これなら、テレポが使えないレベルのプレイヤーも容易に遠くの狩場に移動できるよね。もちろん、チョコボのようにギルを払って利用する形で。ギルを払ってでも空いている狩場に行こうとするのか、ギルを惜しんで近場で済ますのかということでの振り分けも可能で、遠くの空いている狩場に行きたい人はどんどん使ってもらうと。利用した人数などによって、チョコボと同じく利用料金を上げていけば、うまく狩場の混雑を調整できるんじゃない？ちなみに狩場の候補はグスゲン・オルデール・シャクラミね。
	そうなると、テレポの意味がなくなりませんか？
	そんなことはないよ。出先からテレポを使う場面もあるだろうから。テレポで狩場から移動して、そのテレポ先でチョコボに乗ってジュノに帰る、といった具合でね。
	では、次の「情報不足」はどういうことなのでしょう？
	これはユーザー全般が情報不足ということ。さまざまな情報を知っていれば事前にサーチを行ってどのエリアにどれくらいの人数がいるから、空いている○○に行きましょうと言うことが出来ると思うのだけど、情報があまりにも限定されてしまっているから、全員が同じ場所に行って結果として混雑に繋がってしまう。
	ただ、場所に限りがあるので結局は混雑してしまうのではないですか？
	まあ、レベルにもよるけどね。現在の50以上のレベルだと、狩場自体が限定されてしまうので、ある程度の混雑はあっても仕様が無いのだが、それでも混雑しているところに無理に行く必要もないでしょ。この辺りは情報不足のなせる業といえる。
	でも、情報不足を問題といえるかどうかは微妙ですね。
	この情報不足は日本人の習性にも関係する問題なので、続けてこの問題も。もうちょっと探索をすれば新しい狩場の発掘が出来ると思うのだが、あまりこの探索をしようとしないよね。それと、自分で過去に良かった狩場がある人もいると思うのだが、それをパーティーメンバーに教えようということもしないよね。
	教えないのはなぜでしょう？出し渋っているのですかね？
	いや、出し渋っているというのもあるかもしれないけど、それ以上に他のパーティーメンバーの了解が得られないのではということと、教えて出かけていってもあまり稼げなかったときに責任が自分に集中することが嫌という考えで、なにも進言せずにいるという人が多いんだよね。探索しようとしないことも含め、これらは日本人特有といえるかもしれない。
	なぁなぁで済ますために混雑している狩場に行くということですね。確かに、自分で意見を出さないのに文句だけは後々言う人は多いですよね。そういう人が多ければ、意見を出す側も躊躇してしまいますし…。ゲームなのですから、この辺りは楽しんで自分の知らない狩場を教えてもらえばいいのですけどね。
	そうして人から知識を教えてもらい、そこに別の機会に他の人と出かければ、自然と情報交換がされて、結果として情報不足の解消となるんだよね。まあ、国民性の問題なので、どうこうできるものでもないけど。
	性格変えなさいという問題ですから無理でしょうね。次の敵の習性はどういう意味でしょう？日本人の習性と並んで語っているので関連があるのですかね？
	いや、まったく日本人の習性とは関係は無い。ここでいう敵の習性とはリンクをするかとか、アクティブであるかとか、敵の索敵方法が何であるのかといったこと。
	それがどのように狩場と関係するのでしょう？
	狩りやすさや敵の釣りやすさなどに関係するんだ。ほとんどのサーバーでレベル50以上のプレイヤーはダホイに集中していると思うのだけど、これはなぜかというと、敵の習性が他の似たような場所であるオズトロヤ城やペドーと違うというのが大きなポイント。
	ダホイといえばオークですよね。オズトロヤはヤグード、ペドーはクゥダフですね。これらの敵の違いといえば、オークは全体攻撃があるが防御力は普通、ヤグードは全体攻撃がスタンを伴って強烈だけど比較的柔らかい、クゥダフは固いけど全体攻撃が無いといった感じですかね？
	それもあるけど、敵のプレイヤー認識方法がオークとヤグード&クゥダフで違うというのが一番のポイント。オークは視覚での認識だけど、ヤグード&クゥダフは聴覚ということもあり、この点が敵の釣りやすさに大きく影響してくる。後者の方がリンクを引き起こしやすくて危険なので、誰もが簡単に釣ることができるオークを選んでしまう。もちろん、他にも理由があって、エリア切り替え場所が良いところに無いという問題もあるけどね。
	つまり、敵をリンクせずに釣ることが容易なオーク相手のダホイに人が集中してしまうのですね。
	そういうこと。同じようなエリアであるはずのダホイ・ペドー・オズトロヤの中でなぜダホイだけが混むのかといえば、この敵の習性がかなりの影響を与えているといえる。この習性に関する変更がないと、少し配置を弄くっただけでは狩場を変更しようという気にならないんじゃないかな。
	逆に、狩場の習性で絶対リンクしない位置に敵をうまく配置していけば、案外いけそうですね。
	そうだね。最後にプレイヤーの認識だけど、あまりにもとてもとても強いを倒すことが良しといった風潮が強すぎるんだよね。強いの連戦でも1時間1000以上の稼ぎを得ることができるので、この戦い方も考慮に入れたほうがよいだろう。それと、6人集まらなければ戦いに行かないというのも問題。少人数でもそれなりに経験値を得ることが出来るので、人が集まらない時間などは少人数で出かけてみるといいぞ。特に、赤魔道士や暗黒騎士でパーティーを組むと結構いけたりする。
	少人数での狩りも嫌がる人いますよね。それに白魔道士がいないと狩りに行かないという人もいますし…。
	ここで11月22日に載せた経験値表を見てもらいたいのだが、3人パーティーでとても強いを狩れば、6人パーティーでとてもとても強いを倒したのと同じくらいの経験値を得ることができるのがわかるよね。敵の強さにもよるけど、下手にとてもとても強いを狩るよりも早くに敵を倒すこともできるので、こういった少人数での戦いも覚えていった方がいいと思うぞ。
	少人数パーティーを組む際のコツはどうでしょうか？
	これはまた機会があったら話そう。一つ実例を出すと、20台前半のレベルの2人パーティーで時給5000稼ぐことが出来たよ。高レベルではここまで行かないだろうけど、それでも少人数パーティーで時給1500以上はいけそうだね。
	さてさて、この狩場の問題となるものを一通り見てきましたが…。
	5つ挙げた中で、制作者側が修正できるのは「狩場までの移動」「敵の習性」位。混んでいる狩場の敵の数を増やせというのは好ましい変更ではないので、いまのところはこの2点の変更に期待したい。
	逆にプレイヤー側の問題はどうでしょう？
	ちょっと甘えすぎかな。制作者が変更してくれるのを待つのではなく、自らで探索したり新たな狩場やレベル上げの方法を考えてみたらいいのでは。
	とにもかくにも明日ですね。
	まあ、良い方向での変更を期待したい。

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