公正取引委員会からの警告を受けたコナミ
2003年4月23日:公正取引委員会からの警告を受けたコナミ | |
投稿です。 『コナミが家庭用ゲームソフトの野球ゲームかなんかの肖像権を独占して他社のゲームソフト制作の妨害をしているとやらで、警告を受けていますが・・・・、この時期にこの不祥事、そろそろヤバイんじゃないですか?コナミ・・・・。お二方はどう思われますか?』(投稿) |
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今回は警告だけだし、もう独占契約は結んでいないので特に影響は無いだろう。今回の件に関しては、コナミも犠牲者のようなものなので、可哀想といえるかもしれない。 | |
そもそも、なにがあったのでしょうか? | |
簡単に言うと、コナミが大量の金を積んでプロ野球の独占的ゲーム化権を入手した。他所のメーカーは本来ゲームを作ることができないんだけど、コナミはこれを認める方向でサブライセンス契約を結んだんだ。ただ、その過程で、一部のゲームが発売日を大幅に遅らされたことがあり、この点で問題があるのではと警告を受けた。 | |
発売日を勝手に延期されては怒るもの当然ではないですか? | |
もちろん当然といえば当然なのだが、そもそも独占契約を結んでいるのに他所にライセンス契約する必要は本当はないんだ。それでもライセンス契約をしてもらっているのだから、それくらいは許容範囲だろう。で、この延期させられたソフトはスクウェアの「劇空間プロ野球 AT THE END OF THE CENTURY 1999」だと思うのだが…。 | |
だが? | |
文句を言える立場じゃないんだよな。 | |
なぜです? | |
本来なら、このソフト、独占契約期間でない1999年3月に発売する予定のものだったんだ。このときに発売されていれば何の問題も無かったのだが、開発の遅れでコナミの独占契約期間である4月以降になってしまった。要は、開発遅れたスクウェアが悪いだけだろ、と。 | |
それを言われてしまうと返答に困りますね。 | |
そもそも、お前らプロ野球業界にたいした金を出していないのに、大量に金を投入したコナミ様に文句言ってんじゃねえよ!数百億だぞ、コナミ様が出した金は。他にも球場への広告など、さまざまな形でコナミはプロ野球に貢献しているのだからさ。サブライセンス契約させてもらっているだけでもありがたくおもえよ、ボケが! | |
!! | |
と、キミが言っていたよね? | |
言ってないです! | |
そんなわけで、独占契約を結んでいるのだから、本来なら問題はない。しかし、プロ野球機構と選手会とで肖像権に関する取り扱いに関して揉め事が起きてしまい、結果としてコナミにも被害が及ぶこととなった。プロ野球内の問題がコナミに飛び火してしまっただけで、コナミ自体が悪いという部分はほとんど無い。この独占契約も期限切れで再契約無しなので、今後はどのメーカーも普通に野球ゲームを出せるというのはよいことだろう。 |