プレイステーションにはソニータイマー内蔵!?&ソニーの修理体制

2003年5月22日:プレイステーションにはソニータイマー内蔵!?&ソニーの修理体制
5月20日にプレイステーション2の修理費に関して取り上げたら、その時取り上げた内容に関していくつか投稿があったので、それを紹介していこう。
まずは、今回の目玉というべきこの投稿からいきましょう。

『こんにちは。「プレイステーション2本体修理費」に出ていたSONYタイマーについてのお話をひとつ。個人でゲーム機を分解、修理をしてその過程を掲載しているサイトがあるのですが、そこの管理者が曰く「厳密にはSONYタイマーというものは存在しない。しかし中を見るとSONYタイマーと言われても仕方が無い。」とのこと。例えばCDROMのレールは圧力がかかるため本来金属を使うべき部品らしいのですが、PSでは樹脂を使っているそうです。この為何度もCDROMを読むと次第に樹脂が磨耗して読めなくなり、それが原因で巷によく聞く縦置き、逆さま置きをしなくてはならなくなるそうです。更にセガや任天堂と異なりそういった壊れたパーツ単位では購入できないらしい。もしかしたらソニーは本気で修理ビジネスをやっているのかもしれません。』(投稿)

と、いうことだそうだ。実際分解して、このような結論に達した人がいるということで、これを参考に他の人も真実はなんであるのかを考えてもらえたらと思う。
次に、他の機種との比較に関して疑問を呈している方がいました。

『PS2の故障に関しての記事を見て思ったのですが、駆動系他機種(DCやGC、Xbox等)の「故障率」はどうなのでしょうか?修理費が高くても故障率が低ければ良いのですが、今までゲーム機の故障率に関する客観的データを言う物を見たことがありません。全ては掲示板等の情報のみに頼っています。PS2は故障率が高いとよく聞きますが、本当にPS2は故障率が他機種と比較して高いのでしょうか?例えば初期故障率等の客観的比較データは無いのでしょうか?ちなみにPCの場合は、実はソニーは故障率が低いでした。以前、日経ビジネスに初期故障率に関するデータが載っており、メ-カー中では故障率の低さで上位でした。故に、本当の状況を知りたいです。』(投稿)

確かに、ファミリーコンピュータなどと比べて考えるのは適当ではなかったかもしれない。というわけで、今発売されているXboxやニンテンドーゲームキューブと比べていく必要があるのだが。
おお、データがあるんですね。
いや、まったくない。
駄目じゃないですか。
プレイステーションに関しては一番最初の投稿者が述べたり原因があるため、他の機種より相対的に壊れやすいというのは確かなのだろう。それに、プレイステーション2は初期不良の問題もあったので、この初期不良に合った人は壊れやすいと思ってしまうかもしれない。逆にニンテンドーゲームキューブやXboxはこういった問題が無かったため、例え通常使用時の故障率が同じでも、プレイステーション2の方が壊れやすく感じてしまうだろう。
初期不良分が上乗せされてしまうわけですね。
あとは、実際にゲームをプレイする時間も関係してくる。まったくプレイするゲームの無いXboxとゲームが多く発売されているプレイステーション2とを比べても、実際の稼働時間が合わないことはいうまでもない。データとして適した人数がXboxをプレイできるかというと、それも無理だろうし。
つまり、比べるのは不可能ということですか。
よほど長々とプレイするゲームが出ない限り、そして多くの人が長時間プレイして壊れやすいかどうかを確かめない限り、どちらが壊れやすいかどうかということはいえない。ただ一ついえることは、プレイステーション2は壊れやすいということ。これは多くの人が修理や買い替えをしていることからも事実だろう。取扱説明書に、2年過ぎたら買い換えてくださいとか記載されてれば納得がいくが、そうでない以上、通常の機器類と同程度は持つと考えてしまうからな。
修理費に関して興味深い投稿もありましたよ。

『プレイステーション2本体の修理費にに関する投稿がありましたが、かつて深夜番組の「日本のよふけ」にソニーの黒木靖夫さんが出演したとき「なぜソニー製品は修理費が高いのか?」という質問に対し、「創業以来のすべての商品の部品を保管、管理、維持しどんなに昔の商品でも修理できるようにしているから」といった内容の回答をしていました。これは他の会社は行っていないことなのでしょうか?だとしたら修理費が高いのも納得がいくのですが・・。』(投稿:くろば)

この番組、実は見ていた。他にも佐々淳行と、もう1・2名が一緒に出ていて、笑福亭鶴瓶と当時は香取慎吾が司会進行役のようなことをやっていたんだ。番組の主旨としてはその筋の人を1名招いて話を聞くというスタイルのものなのだけど、この回は特別版として数名が一緒に集まって、ホテルのようなところで語らっていた。放送されたのは2・3年くらい前かな。2001年1月3日の放映されたのが投稿者の言っている回だと思う。
黒木靖夫さんという方は何をされている人なのですか?
一番分かりやすいのはウォークマン。このプロジェクトに参加していた人ですな。いまは自分の事務所を作ってなんかやっているはず。
そこで、修理費に関して、投稿者が記載したようなことを述べたわけですね。
うむ。しかし、修理する側からしてみれば、そんな無駄なことにコスト使うくらいなら、もっと修理費安くしろと思うよな。それに、プレイステーション2には部品保管期間8年と明記されてるし。もし、本当に創業以来の商品全ての修理が可能な体制があるのなら、部品保管期間表示しなくてもいいんじゃないか、という突っ込みもある。
部品保管期間とはいったいなんなのでしょう?
製造中止してからその期間は部品を保管しておきますので修理が出来ますよ、という期間のこと。ちなみに、ドリームキャストは6年間。もちろん、その後も修理体制があり、部品もあるのなら修理に応じてくれるだろうが。投稿者が最後のほうに他の会社はどうなのかと言っているが、この保管期間は部品を保管していて、その後はメーカーによって対応が異なるだろう。創業以来というのは最近登場したメーカーで無いかぎり、無いと思うけど。
修理一つ取ってみてもいろいろとありますねぇ。
そうですなぁ。

直近、直後の話題

1つ過去の話題:「信長の野望Online」コーナースタート
1つ新しい話題:「信長の野望Online」であるかの意味

『プレイステーションにはソニータイマー内蔵!?&ソニーの修理体制』へのトラックバック

トラックバックURL: https://www.makonako.com/mt/mt-tb.cgi/272