バグありソフトが発売される仕組み

2003年6月10日:バグありソフトが発売される仕組み
なぜバグがあるソフトが発売されるのか、それを今回は紹介してみようと思う。
バグというのが何かわからない人は、不具合と置き換えてみてください。もともと、バグはプログラムの誤りといった意味です。あまりゲームの進行に影響の無いものから、ゲームのプレイに支障のあるものまで、さまざまなものがあります。
全部紹介すると面倒なので、今回は時期をテーマに取り上げる。
時期ですか。売り時ということですね。
企業にとってゲームとは、単なる商品でしかないので、売り時に売らなければいけない。この売り時には簡単に分けていくつかあるのだが、一つは一番売れると思われる時、そして、もう一つは決算などの会社の事情で売ってしまわなければいけない時とがある。
会社の事情については実際に不具合があった「スターオーシャン Till the End of Time」が良い例ですね。他にも、3月にソフトが集中するのも会社の事情が大きいです。一番売れると思われる時は年末商戦が分かりやすいと思います。
他にもアニメを題材にしたソフトの場合、アニメ放映期間中に売った方がアニメ終了後より売れるよな。アニメ放映の時にテレビCMを入れることで、ピンポイントで告知できる。単に相乗効果狙いもあるが、それ以上に広告枠を確保してしまったため、その時にあわせて発売してくれないと広告費が無駄になるというのもある。
後は、世間的に盛り上がっている時に売ってしまうというのもありますね。
それに関する良い例として、たまごっちがある。一時期人気があったのだが、増産体制整って増産した時には人気が無くなって会社が傾いてしまった。これも売り時を間違えたために起こったことといえるだろう。
そうした時期までにしっかりソフトを作ることができれば問題ないのですが、作れていないのに時期を合わせることに集中して発売してしまうと不具合のあるソフトが世に出てしまうわけですね。
そう。そこで、この投稿が出てくるわけだ。ちなみに、伏字はこちらで入れたので。文字数と○の数は一致しないので、この点も注意。

『○○○とか景気のいい話題を振りまいている○○○ですが、今度発売される「○○○」はSCEのチェックでもAバグ(フリーズ、進行不能バグ)が30件も見つかっているそうですが、発売延期ができないためそのまま承認が下りたそうです。普通は商品として発売できないはずなのですが・・・。先行発売の海外の評価もボロボロで糞ゲーの烙印を押されているそうです。』(投稿:アルティマニ男)

いままでのちょっと苦しい会話はこの投稿のためだったのですね。
苦しいとかいうなよ。まあ、話題の振り方、かなり苦労したのは確かだが…。
でも、不具合というのは分かりますが、話の流れとは関係あるのですか?
いやぁ、今回取り上げた例にすごく当てはまるな、と思ってさ。本来ならこういった投稿は真偽がはっきりしないので取り上げる対象にはならないのだが、状況的には十分ありえることなので、バグ関連の話題と共に取り上げてみた。本当にバグがあるのかどうかは現時点では分からないので、冗談として投稿を受け取っておくように。
投稿者の言う「発売延期ができないため」というのは、いくつかの例に述べたような理由からなのですね。

 

そう。
ところで、冗談として取り扱うのでしたら伏字などせずにズバっと紹介したらどうですか?
本当かどうかも分からず、しかも発売日前にそのまま載せると営業妨害で数千万円の損害賠償請求くらう可能性のあるので、さすがにそれはできん。まあ、発売されて、実際にどうなのかがわかったら伏字無しで紹介するということで。
暇な方は正解と思われるものを投稿フォームから送ってみてください。その時には6月10日の回答といったようなことを記載した上で答えてもらえるとチェックしやすいです。
真偽がはっきりするまでは無用に広めないように。

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