ゲームからの映画化のメリット、デメリット

2003年7月12日:ゲームからの映画化のメリット、デメリット
投稿です。

『「メトロイド」が映画化されるとの話があったのですが、今回は中止されたとの情報が入ってきました。-以下質問-ゲームから映画化されたものは数見かけるのですが、どれもヒットしたと言う記憶が余りありません。記憶のある所では、マリオ・モタコン・スト2・トゥームレイダ・FFなどでしょうか? デビルメイクライも映画化されるらしいですが。大した数を呼び込めないゲームを映画化するメリットはなんでしょう?(デメリットと比較してくれると嬉しいです)』(投稿:にゃんこ12)

数が呼び込めないといっているけど、やる側としては呼び込めるものとしてやるわけだから。
メリットとデメリットは何なのかとの投稿です。さきにメリットから考えてみましょう。
メリットといっても立場によって変わっていくと思うので、最初に映画を制作する立場の方から。まず、事前に認知されている点。単にゲームが売れた数だけの認知ではなく、そのゲームがいままで行ってきた広告関連も含めて。これらの事前認知を考えただけでもメリットはあるだろう。
他には何かあるでしょうか。
世界観をそのまま使うこともできる。さまざまな設定を新規に考えなくてすむというのは制作面でのメリットとなる。
ふむふむ。ではデメリットの方を。
デメリットは特に無いんじゃないか?面白いものが出来るか出来ないかはゲームが原作だからどうかで決まるわけでなく、結局は作り手しだいだから。元のゲームが悪いから人気が出なかったといわれても、なら選ぶなよ、という話になるし。
では、逆にゲームメーカーとしてのメリットは何なのでしょう?
版権収入が入ることと、新作と合わせてタイアップで広告展開が可能な点。
デメリットは?
映画がこけたら恥ずかしいね、程度じゃないか?
それにしても、ゲームから映画化されたもので成功例が無いのはどういうことでしょう?やはりゲームの映画化は困難なのですか?
成功例がないわけではない。「バイオハザード」は結構な成績を残したはず。ただ、俗に言うハリウッド映画のように、バカみたいに金かけているわけでもなく、興行成績も飛びぬけていいわけでもないだけ。だからといって失敗かといえばそうでもない。
ゲームでいうとミリオンヒットではないけど、堅実に30万本は売っているソフトはあるということですね。
まあ、300万本狙ったけど1万本も売れず、会社を傾かせた偉大な映画「ファイナルファンタジー」のような例もあるけどな。
……。

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