任天堂の発言は負け犬の遠吠えか
2003年8月11日:任天堂の発言は負け犬の遠吠えか | |
任天堂関連で複数の投稿がありました。任天堂の岩田聡社長の発言は8月7日に行われた経営方針説明会での発言です。 『任天堂が「業界縮小はゲームの複雑化原因」などと言っていましたが、これは負け犬の遠吠えですよね。いっていることは一理あるかもしれませんが、売れるゲームは売れているわけですし。それよりも、ネームの売れていないゲームを売るのが難しいことなんだと思います。ネームのある物の、続編しか販売しない任天堂がこれをいうと、他のメーカーが「新しくソフトを作ることに挑戦→売れなかった」というケースに、ざまあみろ!と言っているようにしか聞こえません。まぁ、負け犬は去れと。』(投稿) 『任天堂の社長の得意の他社批判に非常にげんなりしました。また始まったと。この手の他社批判は任天堂のお家芸ですが。社長が前代表の山之内氏から替わって少しは静かにしてるのかなと思ったらまたやり始めたようです。内容的には前々からの焼き増し「大容量、複雑化批判」ですが。ユーザーがそれを求めていないのならNINTENDO64は惨憺たる末路をたどってゲームキューブは2Gのメディアを採用したんでしょうか。マニアックな路線がだめなのなら映画メディアでは「マトリクスリローテッド」が全世界で第一位の興行収入を獲得できたんでしょうか。「ビデオゲームを含めた娯楽は,ユーザーの限られた時間を奪い合うものだから,時間とエネルギーを要するゲームは時代に逆行している」とも言っていますが。同じ値段を払うのならより時間も労力も費やすのを惜しまないソフトをユーザーは望んでいるんじゃないでしょうか?前社長の罵詈雑言に比べればまだ内容は納得できますが。現社長は業界の発展に対してたいした名声もなく任天堂自体に過去のような圧倒的シェアがあるわけでもなくはっきり言って世間は遠吠えだなと思っているでしょう。前社長が良くも悪くも家庭用テレビゲームというもののビジネスを確立した功労者という名声をもって畏敬の念をもたれていたのに対し。それでもメディアとしてのCD批判などは嘲笑の対象だったのに今思い出しました。かつてSSとPSの立ち上げ時にリッジレーサーとバーチャファイターを送り込んだときに山之内社長は全く同じ批判内容の批判をしていましたね。さてどっちが勝ちましたっけ。あれから10年全く進歩してないんですね、任天堂は。正直笑ってしまいました。』(投稿) |
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言っていることは正しいんだからいいんじゃない? | |
ゲームの複雑化と、大容量化が原因としていますが、実際のところはどうなのでしょう? | |
この両方とも、ゲーム業界の発展には大いに役立ってきたのは事実だ。たが、現在はこの2点が逆に弊害となっているというのもまた事実。 | |
いままではよかったのですが、これからはもう駄目ということですね。 | |
大容量化の要因の一つとして、グラフィック面での容量が増えたことが挙げられる。そのグラフィック面を考えてみると、ここ最近発売されているゲームを見比べてみても、そんなに見た目変わらないものが多いだろ?昔のプレイステーションが発売され、「バイオハザード」が出たときの驚きを今も味わえるかといえば、そんなことは無い。見た目のレベルが劇的に変わることが無ければ、その部分に興味を惹かれていた人が厭きていき、ゲームから離れていくのも当然だろう。 | |
複雑化はどうですか? | |
複雑化はゲーム性を増すという意味で、必要であった。単純な「インベーダーゲーム」がいま流行るかといえば、そうでないことからもわかるだろう。実際、複雑化が楽しみを生む要素ともなっていたが、現在はその楽しみもほぼ出尽くした感がある。目新しい要素が無ければ、新たにゲーム買う必要も無く。また、出尽くしているのに無理に楽しみを加えようとして、逆に不評を得ることになる場合も多々出てしまっている。 | |
そして、ユーザーが離れていくというわけですね。 | |
複雑なゆえに、構えちゃうんだろう。本来なら、気軽に買って短時間で満足できるものであればいいんだが、操作を覚えるのが大変、ゲームシステムを覚えるのが大変だと、そう気軽にポンポン買っていく気にはならない。だからこそ、それらが前作とほぼ同じな続編物が安定して売れる。 | |
続編ものなら安心して買えます。 | |
こういった考えは単なるメーカーなら考えなくてもいいのだが、プラットフォームホルダーである任天堂は常に考え、また、その考えを表に出していって理解を得るようにしなければいけない。現状ではまだ戯言と思う人もいるだろうが、もうちょっと現状と先を見て言葉を吟味した方が良いかと。将来どうなるかは結局ゲームが出るかどうかだけどな。 | |
なにはともあれ。 | |
負け犬は去れ、と。 | |
どっちなんですか!! |