日本市場の相対的衰退Part2
2004年1月15日:日本市場の相対的衰退Part2 | |||
だからといって、日本市場がまったく価値の無いものかというとそうでもない。 | |||
それはなぜでしょうか? | |||
複数あるのだが、まずは流通の方から見ていこう。日本は小売店の買い切り型なので、一旦出荷すれば原則そのまま売り上げとなる。 | |||
本やCDのように返品制がないということですね。 | |||
そう。たとえ不具合があってもな。 | |||
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不具合があっても返品させずに小売店に負担を強いるところもあったりする。小売店からすればデメリットだが、メーカー側としてはこれほどうれしいことはない。 | |||
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もう一つ、同じタイトルをちょっと変更しただけで再発売することが出来る点。 | |||
ベストシリーズのことですか? | |||
いや、それとは違う。なんていうかな、日本で一旦発売され、それをちょっとだけ変更して海外でも発売する。その海外版をまた日本で売ったりするんだよな。 | |||
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で、このちょっとした変更点だけならまだしも、新しいキャラクターを追加したり、新しいダンジョンを追加したり、さらには新しいストーリーも登場させたりして販売したりする。それが安価ならまだしも、最初に発売したのと同じ価格や1000円程度の差しかなかったりな。こんなこと、海外ではそうそうできんだろ。やろうものなら、クレームがすごいことになるから。 | |||
でも、買う人がいるんですよね。 | |||
そう、そこが日本の魅力の一つ。ほんのちょっとの変更だけなのに、ついつい日本人は買ってしまったりする。特典などの餌を付けられると特にな。 | |||
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海外と比べてマーケットが小さくても、2度ほぼ同じ物を発売すれば海外マーケットと同じくらい販売ができる。ここに日本の価値があると言える。 | |||
ふむ。 | |||
ああ、話大きく変わるけど、この冬、2つの注目タイトルがあるんだ。今日は最後にこの2つを紹介しておこう。 | |||
どのタイトルのことでしょうか? | |||
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あのスクウェアエニックスの人気タイトルが2つもこの冬出るからな。これは注目しなきゃいかん。特に後者は「ユウナ歌姫バージョン キャラクターフィギュア付きストラップ」が付くとなれば、早めに予約しないとな。 | |||
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