大作ソフト発売前後の他ソフトリリースタイミング

2004年1月29日:大作ソフト発売前後の他ソフトリリースタイミング
投稿です。

『「塊魂」の発売日が4月1日から3月18日に決定しましたが・・DQ5対策?いや~まさか「塊魂」がDQ対策だなんて・・別にしてもしなくても売り上げ変わらなそうな気が・・。まあしたほうが多少したほうがいいのかもしれませんが、「塊魂」がDQを意識するほど売れるのかという疑問も・・どう思います?(スパロボが18日にしてきたらどうするんでしょう・・「塊魂」は(苦笑))』(投稿:仮面の男)

『さきほど投稿した物の続きなのですが、『犬夜叉 呪詛の仮面』が3月18日発売決定したみたいです。次々と3月発売予定していたソフトなどがDQ5の発売日発表後発表されていますね。そして18日・・やはりどこもDQ5への対応をしているのでしょうか?だから今年は1月や2月などに結構注目されたソフトなどが相次いで発売しているんですかね?なんか正々堂々と勝負して勝ってやる!というソフトは出てこないのでしょうか・・ある意味DQを象徴した現象ではありますが、悲しい現象ですね・・。』(投稿:仮面の男)

■ドラゴンクエストV 天空の花嫁

発売日:2004年3月25日
価格:7800円

※画像クリックでPlayStation.comにて予約・購入可能

最初これ発表されたとき、ナムコの今期の業績が思わしくないのか、と思った。
!!
いやぁ、「バテンカイトス 終わらない翼と失われた海」が売れていなかったからねぇ。強引に今期にソフト出して、穴埋めするのかと。
……。
ただ、考えてみれば、4月1日発売であったのなら先月に売掛金が発生しているだろうから、業績には関係ないのかな、と。ならば、やっぱり投稿者が述べているように「ドラゴンクエストV」絡みの可能性が高い。
それにしても、あからさまな行動ですよね。なぜこのような変更を行ったのでしょう?
大作ソフトが発売される時には常にあることで、大作ソフトの発売日を中心にさまざまな思惑を持って決定される。
確か1月22日に「スーパーロボット大戦MX」の話が出たときに、「ドラゴンクエストV」で70億円近くのお金がユーザーから無くなるので、発売日を変える可能性もあると言っていましたよね。それと関係があるのでしょうか?
その例のように、まずは大作ソフトの前に発売するパターンから見てみよう。これは大作ソフトによってユーザー資金が無くなるのを嫌っての行動だが、それだけでなく、翌週にでも大作ソフトが発売されるのであれば、当然ユーザーがゲームショップなどに足を運ぶことになる。そうしたときに、先週発売した自社のソフトが置いてあればついでに買っていく可能性があるわけだ。このついで買いも視野に入っている。
それでしたら、大作ソフトと同じ日にすれば良くないですか?
そういった考えも有る。で、同じ日にした場合のメリットは、その大作ソフトと同じ棚に並べられる可能性が高いという点。大抵のショップでは新作ソフトを同じ棚に並べる。これによって、大作ソフトを買いに来た人の目に触れやすく、購入される可能性も高いというわけだ。先週に発売した場合、ショップによっては別の棚に移動してしまう場合もあるから、必ず同じ棚に並べてもらいたい場合は同じ発売日に設定する。このケースの成功例は「ファイナルファンタジー7」が発売されたときの「I.Q.」でTVCMや口コミなどの効果も高かったが、やはり大作ソフトと同日発売にしたことも大きく関係している。このときはゲームショップに「ファイナルファンタジー7」があまり入荷していないこともちょっとは関係したりするけどな。
「ファイナルファンタジー7」を買いに来た人がお目当てのソフトが無くて「I.Q.」を買ったというわけですね。
実際にはそういった人は少ないような気がしたが、そういった例もあるということで。
最後に大作ソフトの翌週に発売する場合ですが…。
これは、言うまでもないよな。大作ソフトを買ったら大抵そのゲームをプレイするだろう。そうしたらゲームショップに足を運ぼうなんて気を起こす人は少なくなる。結果として、ソフトの発売すら気づかれずに終わる可能性が高い。もちろん、大作ソフトを遅めに買いに来る人もいるので一概には言えないが、それでも同日発売にするよりかは効果が低いことは言うまでもない。
ふむ。
これが一般的な考え方。
一般的というと、まだ別の考え方があるということですか?
もう一つ考えておきたいのが中古ソフトの存在。後出しした方が不利になるという状況。
??
AとBの2つのソフトがあり、あるユーザーは両方とも買いたいと思ったとする。Aは先に発売し、Bはその翌週に発売する。先にAを買った場合、無理にBを買わなくてもAで当分楽しむことができる。Aに飽きていざBを買おうと思ったときに、Bが既に発売日からある程度経っていて中古で買えてしまう状況になっていたら、Bは中古で済ませてしまう可能性がある。そのため、先に発売しておいたほうが良いという考え方。もちろん、同日発売でもかまわないのだが、同日発売では選択して片方しか買わない可能性があるから、できることなら前週発売の方が好ましい。
なるほど。
まあ、まだ発売日を明らかにしていない「スーパーロボット大戦MX」の動きは注目どころですな。どういった判断をするのか、楽しみだ。

B0001AE3CA.09.LZZZZZZZ[1].jpg (20023 バイト)

■スーパーロボット大戦MX

発売日:2004年3月25日
価格:7980円

※画像クリックでamazon.co.jpにて予約・購入可能

そうですね。
開発間に合わずに発売日延期とかな。
……。

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