2004年4月10日:「塊魂」を50万本売る方法 |
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ナナーナナナナナーナーナーナ
ナーナーナナーナー |
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な、なぜキミがその歌を!! |
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ナナーナナナナナーナーナーナ
ナーナーナナーコー |
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何で最後に自分の名前、入れているんだよ!! |
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私の主題歌にしようかと思いまして。 |
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バカなこと言うな。怒られるだけだぞ。 |
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そんなことはどうでもよくて、今回は「塊魂」のお話です。 |
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もう何回もしてきただろうが。 |
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いえいえ、私は怒っているのですよ!! |
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何でだよ。 |
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こんなにも面白いゲームが売れないなんて信じられません!! |
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結局ナムコのプロモーション能力が無かったってことだろ。 |
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!! |
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まあ、やってみた感想としては、多分今年発売されるすべてのソフトの中でトップを行く面白さになるとは思う。 |
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では、やはりナムコのプロモーション能力が無いということなのでしょうか? |
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「太鼓の達人」で図に乗ったといった方が正しい。 |
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……。 |
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寝るなよ! |
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なんて失礼なこというんでしょう!! |
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今度は逆切れかよ!! |
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そんなこというのなら、正当な理由があるんでしょうね? |
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今はどんなに目新しいソフトを出しても、そうそう売れるということが無い。ユーザーの多くが続編物に対してしか目を向けないからな。そうした中、「太鼓の達人」が売れた。まだまだユーザーの中には目新しくても本当に面白ければ物は売れるのだろうという錯覚がここで起こったわけだ。だが、実際「太鼓の達人」が売れた理由は普段とは違った操作性、ここではバチをもって太鼓を叩くという行為が面白いから人気が出たわけであって、それ以上でも以下でもない。仮に、「太鼓の達人」をコントローラーでしかプレイできないとしたら、決して売れないだろ? |
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まあ、それはそうですが。 |
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その錯覚を持ったまま、「塊魂」も売ろうとしてしまった。正直、このゲームは50万本を目指すゲームではなく、安く仕上げて10万本、20万本を狙って粗利の高い商品にすべきだったのだが。そう思えなかったことが誤算なわけだ。高い販売目標を達成するにはいろいろと小細工をしなければならなくなる。それなりに名の知れたアーティストを使ってゲーム中に流れる歌を歌わせたのが小細工の一つ。こんなところで無駄に開発費使わずに、全部三宅優に歌わせろよ、とか思うわけだ。 |
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誰でしょう、その人は…。 |
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誰だかわからないから安く上がるんだよ。 |
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それはそうですが…。 |
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まあ、こんなこといいつつも、ある方法なら50万本売ることができたんだよな。 |
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それは? |
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7年前に戻ること。 |
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は!? |
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7年前なら50万本どころか100万本売ることもできたソフトなんだよな、これ。ムリダケド。 |
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そこで王様言葉使うのやめてください。 |
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「パラッパラッパー」や「クラッシュバンディクー」が発売された辺りにこれを発売し、ソニーコンピュータエンタテインメントのバックアップが得られれば楽に50万本行っただろう。それだけ今と昔とのユーザーの違いは大きい。 |
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こんなにも楽しいゲームが売れないのは悲しいことです。 |
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一つのプレイが最大でも30分以内で終わるから、短時間で楽しみたい人にとっては最適なゲーム。自分自身が適度にゲームを楽しむユーザーだと思うのなら、買ってみても良いと思う。 |
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とりあえず、オフィシャルサイト「塊魂オンザウェブ」で情報確認してみてください。 |
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というか、あと2ヶ月弱でサイト閉鎖とか言ってるんだが…。早くも店じまいとは…。 |
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……。 |