任天堂も下方修正、今後は?

2004年4月4日:任天堂も下方修正、今後は?
4月1日に任天堂も下方修正しましたね。連結で経常利益350億減、純利益210億円減となりました。カプコンに続き、関西系メーカーは苦労続きです。
まあ、所詮は関西だし。
!!
嘘だよ。
……。
嘘だって言ってんだろ!!
クレームメール、来そうな発言、しないほうがいいですよ。
だから嘘だって!!
では、いったい何が原因だったのでしょう?
カプコンと違って、任天堂の下方修正は仕方ないの範囲内だろ。為替差損による影響だからな。本業での下方修正と違い、この辺りは水物だし。それにしても、これだけの損失出しても赤字にならないとは…。相変わらず恐ろしい企業ですなぁ。
あら、珍しく任天堂を褒めてますね。
貶した事なんて今まで無いだろうよ。
……。
まあ、正直な話、ファミコン時代やスーパーファミコン時代の任天堂から比べると見劣りするから。もっとがんばってもらいたい、という気持ちは多くの任天堂系ゲームを楽しんだ人は思うことだろう。
そこまで行かなくても、この調子なら任天堂の未来は常に明るいですね。
いや、そうでもないだろ。
!!
実際どういった割合で収益を上げているかわからないが、もし、携帯ゲーム機、つまりゲームボーイアドバンスが無ければどういった数字が出るか…。
その携帯ゲーム機市場で独占しているのですから。今後は「ニンテンドーDS」も出ますし。
いや、それが結構ネックになると思う。
なぜでしょう?
まず、ゲームボーイアドバンス用ソフトとかとの互換性が無いので、ゲームボーイアドバンスの時のように買い替え需要が得られないんだよな。そうなると、「ニンテンドーDS」はまさに専用タイトルのみで本体の販売を引っ張っていかなければならない。良いものを作ろうとすれば時間も金もかかるので、今までのゲームボーイアドバンス用ソフトのように安価で作ることもできず。こういったコスト高がネックになる気がする。そもそも携帯ゲーム機のソフトは安価で十分な利益を得られることが魅力だからな。その魅力がなくなるのは痛い。
ゲーム機の進化による制作コスト高の問題は常に話題になりますね。
あと、PSPの発売もあるし、何より携帯電話でも十分ゲームが楽しめる。こうした状況で新たな携帯ゲーム機や既存の携帯ゲーム機が現状のまま利益を出していけるかというと微妙なんだよな。ゲーム離れが進む中、ゲームやるなら携帯電話のテトリスでいいや、という人が多くなっていることも大きいし。わざわざソフト一本数千円で買うなら、携帯電話のダウンロードコンテンツ300円とかで済ませることを望む人が多いだろうから。
電車の中でテトリスやっている方、結構見かけます。
まあ、今後どうなるか楽しみですな。今年と来年は任天堂の実力が試される年になるかと。

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