ゲーム依存からの脱却方法

2004年7月27日:ゲーム依存からの脱却方法
あこるでぃお~ん 中庭をくぐってぇ しゅるり~しゅるり~ ただただ流れる
あこるでぃお~ん もら~さない想いで 君と僕をとどめてぇ
福祉ネットワークです。
毎週火曜日は心の相談室をお送りしています。
前回はネット依存に関してお伝えしましたが、そのときに寄せられた投稿を元に今回は話を進めていきます。
では、さっそく投稿です。

『7月20日のテーマ「ネット依存」を読んで、僕の周り(というか僕も含む)でのとある出来事を思い出しました。男友達が奥さんのネットゲーム依存を切っ掛けとして離婚したのです。奥さんがネットゲームに大ハマリしまして、朝も夜もずっとPCに向かっていて、家事などにも影響が出始める始末。旦那は注意というか説得をしたのですが効果なし。そこで僕に相談を持ちかけてきました。しかし僕もその当時、彼女のネットゲーム依存に悩んでました(最悪デートがネット上だった)。友達と僕でお互いの相手に色々説得しましたが理解を得られず、二組とも「別れ」を選択したのです。僕もネットゲームをやっていましたから、その楽しさはなんとなく判ります。しかし現実社会に影響を及ぼすほどハマルものでも無いと思ってます。「依存」してしまう程の魅力とはどんなモノなのでしょうか?』(投稿)

オンラインゲームなり、チャットなり、また、オフラインのゲームであっても、依存してしまう理由はただ一つしかない。
なんでしょう?
楽しいから。
!!
もうちょっとわかりやすく言うと、現時点で知りうる楽しさと比べ、ゲームなどの方が勝っているからと言ったほうがいいだろう。
単なる楽しいとはどう違うのでしょうか?
符号で表すと「ゲーム>その他の事」となる。で、もしかしたら「その他の事>ゲーム」となりうることもあるのだが、ゲームより上になるその他の事を知らない、または知る機会が無いため、実際はゲームが最上級の楽しさとなってしまう。楽しければ楽しいことに集中してしまうのは仕方の無いこと。
つまり、他の楽しいことを知れば、ゲームへの依存は無くなるということですか?
まあ、そんな感じ。これは実際に子供を対象に実験が行われたことがあり、ゲームばかりやっていた子供に他の遊びを教えたところ、ゲームをプレイする時間が減ったそうな。そりゃあそうだよな、別に楽しいことがあるなら、当然そちらをやるんだから。で、うまくこのバランスが「その他の事=ゲーム」となれば、バランス良く物事を楽しむことが出来るようになる。
でも、その他の事に嵌ってしまったら意味無いじゃないですか。ゲームじゃなくなるだけで、依存になってしまうのですから。
別にその他の事がマイナス面しかない事とは限らないだろう。スポーツに嵌ったり、読書であったり、プラス面が多いものも多々ある。
投稿ではオンラインゲームに依存した人の話が出ていますが、他のゲームと比べ、なぜオンラインゲームに依存してしまったのでしょう?
それはオンラインゲーム、特にMMOの性質によるもの。一つはバージョンアップで長期に渡ってプレイすることになるため。もう一つは他人も一緒にプレイしていることもあり、競争意識などが働くため長時間プレイしてしまう。また、当然第三者との会話、つまりチャットを行うことが出来るため。オフラインゲームと違い、反応が読めないため、この部分が楽しく感じるのだろう。このように長期間ゲームをするため、他の新たな楽しみを知る機会が得られないという問題にもつながる。
時間的な問題と、会話やバージョンアップなどの先が読めない展開に魅力があるため、ということですか?
まあ、そんな感じかな。
今の話を考慮して投稿にあるような状況を解決するにはどうすればよかったのでしょうか?
オンラインゲーム以外の楽しみを教えることだ。言葉で説得しようとしても無駄。主婦ならば、料理であったり何かしらの習い事なり、楽しめそうなものに熱中させる方向に誘導したり、彼女にしても旅行などを頻繁に行うなどして外に楽しみを求めればよかったのかと。
でも、そんなにお金がぽんぽん出てくるわけでもありませんし。
なら、○○プレイということで、そこら辺に縛って放置しておけ。
……。

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