ネット依存を考える

2004年7月20日:ネット依存を考える
あこるでぃお~ん 中庭をくぐってぇ しゅるり~しゅるり~ ただただ流れる
あこるでぃお~ん もら~さない想いで 君と僕をとどめてぇ
福祉ネットワークです。
毎週火曜日は心の相談室をお送りしています。
この時間は2回にわたってネット依存をテーマにお伝えしてき
ていません。
そうです。お伝えしてきていないのであります。
NHK教育テレビの「福祉ネットワーク」という番組で、3回にわたってネット依存について取り上げていました。今回はこのネット依存について考えてみましょう。
テーマはネット依存なのだが、主にオンラインゲーム依存についてだったよな。1回目、2回目ともにオンラインゲームをプレイしている人が対象だったし。
そうでしたね。
それにしても、この手の特集で出てくるのは常にラグナロクオンラインだよな。
ええ…。
事前に言っておかなければいけないことに、ネット依存が必ずしもひきこもりではないという点。両方が該当する人もいるだろうが、そうでないことも多い。1回目に出てきた人はネット依存でありひきこもりであったが、2回目に出てきた主森くんは単なるネットゲーム依存でしたな。
スタジオに来て普通に話していた人ですね。
あと、普通に考えれば面白ければやりたいと思うのは当然のことなので、ある程度集中的にゲームなりチャットなりをやってしまうのは仕方の無いことである。単なる熱中か、それともネット依存かという区分も重要だろう。
区分けはどういった感じになるのでしょう?
発売してすぐであったり、一段落つくまで熱中するのは致し方ない。ただ、それ以上も惰性で続けていたり、用も無いのにゲームなりチャットなりにアクセスするのはネット依存といっても間違いないだろう。さらに、それが実生活に影響を及ぼしたり、ひきこもりになったりするのであれば、まず間違いなくネット依存だ。
ネット依存になったらどうすればいいのでしょうか?
諦めろ。
!!
ゲームなりチャットがつまらないと感じるまで待つか、そうでなければ周りのサポートが必要になるだろう。つまらなくなるのを待つのは有効だが、そうさせないためにバージョンアップなどを行うわけだから、なかなか機会が来ない。チャットなら、相手側が嫌ってくれればおのずとアクセスしなくなるだろうが、逆に逆恨みとかしそうで悪い方向に行きそうだ。
周りのサポートはどのような感じにすればいいのでしょう?
第2回で取り上げていた主森くんの例もあるが、やはりそのあたりは専門家で無いと詳しくはわからんだろう。効果的、と思えたものが逆効果である場合もあるし、強引にネット環境を無くそうとすれば暴行されるなどの被害の可能性もある。
怖いですねぇ。
精神病みたいなもんだからな。
ふむ。
あとは、国が早く規制するしかない。とりわけ低年齢層に関しては早くに規制しておかないとな。
規制はどのような感じにすればいいのでしょうか?
アクセス時間の設定がもっとも良いかと。ゲームメーカーに厳守するようさせれば、長時間のプレイは出来ないだろう。
たとえばどれくらいでしょうか?
中学生あたりの年齢ならば義務教育期間なので17時から22時のように深夜や学校に行っている時間は規制するようにするとか。これなら低年齢層のネット依存によるひきこもりは起きにくい。他の年齢に関しても最大一日6時間までといったように時間を指定させていって強制的にゲームのプレイ時間を規制すれば良いかと。
それは国が規制しなければいけないことなのでしょうか?
メーカーが主導してやることはありえないからな。
なぜでしょう?
もし一つのソフトのみやろうとすれば、ユーザーが別のゲームに移ってしまう。とりわけ、ネット依存の人間はより自分の都合の良いものをやろうとするから。それではメーカーとしては商売上がったりだ。
意思が強ければネット依存にはならないですからね。
外的な規制が無い限り、依存から抜け出すのは容易じゃない。だからこそ、国が何かしらの対応をすべきかと。

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