Best版の発売はメーカーの儲けになる!?
2004年8月17日:Best版の発売はメーカーの儲けになる!? | |||
投稿です。 『最近、PS2でBest版(廉価版)として過去のそこそこメジャーなゲームが良く発売されているようですが、これってメーカー側の儲けは良いんでしょうか。あと、ここ最近及びこれから発売予定のBest版のソフトでおすすめがあればぜひ紹介してください。』(投稿:ショウ999) |
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Best版を出すのにはいくつか理由がある。簡単に言うと、中古対策、売り切りを利用した余剰利益、そして、安価であればまだまだ売れるといったところか。 | |||
中古対策は中古で安く売られているのに対抗して新品も安価にするということですね。次の余剰利益とはなんでしょうか? | |||
今までもさんざん話してきたが、日本のゲーム流通は一度売ったら小売店はメーカーに返品が出来ない仕組みになっている。これを利用して、たとえ大して売れなくても再度流通に乗せることによって、最初に新品で販売したときにプラスして利益を得ようとする。 | |||
もちろん、仕入れたものが売れれば問題ないんでしょうけどね。 | |||
この手の安価ソフトはコーナーとして作っている小売店も多いので、品揃えのためにも1本は仕入れることがあるからな。多くは出荷できないものの、一定数は安定して出荷できる。 | |||
そして、最後のまだまだ売れるということについてですが…。 | |||
これはまさに今日報道された「ことばのパズル もじぴったん PlayStation 2 the Best」が当てはまる。 | |||
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どのような報道があったのでしょうか? | |||
このたび、出荷本数が10万本を超えたそうな。 | |||
!! | |||
この10万本が、一番最初に4800円で出荷した本数と合計なのか、それともBest版単体なのかはわからないが、多分前者だろう。最初の出荷数は5万本とのことなので、Best版も5万本出荷したことになる。 | |||
すごいですねぇ。 | |||
ここまで成功したのは久しぶりじゃないか?プレイステーション時代は結構Best版は売れていたけど、ここ最近は乱発傾向にあるし、新品発売してからあまり期間をおかずにBest版発売したりで、ユーザーに顰蹙買っているメーカーもあるから。 | |||
……。 | |||
で、肝心の儲けになるかどうかだが、基本的にパッケージの変更くらいしかコストかからないので、既に開発費を回収できているのであれば、Best版は出荷した分が丸々利益になると思っていい。そういった意味では多く売れようがあまり売れまいが、儲かるということだ。 |