では、いきます。タイトルは「SEGAを応援してくださるみなさんへ」です。以下略のところは投稿フォームが設置されていました。
『●SEGAは存続し、SEGAのDNAは生き続ける
本日、SEGAは大きな決断をしました。
それは、SEGAが自社の家庭用ゲーム機の製造を中止し、今後はSEGAの強みを活かして「世界一のコンテンツプロバイダー」への生まれ変わることを目標に、コンテンツ事業(ソフトビジネス)とアミューズメント事業に特化していくという決断です。
コンテンツ事業に特化するということは、具体的には、SEGAの持つソフト開発力やコンテンツ資産を、自社ハードであるドリームキャストに限らず、世のあらゆるプラットフォームに向けて展開し、さまざまな会社が発売する家庭用ゲーム機や携帯用ゲーム機、携帯端末(i-mode端末、次世代携帯電話、PDAなど)等あらゆるプラットフォームに提供していくということです。
アミューズメント事業への特化は、SEGAが常に業界のリーダーであり続けるアミューズメント事業をさらに活性化し、さまざまな面で市場を牽引していこうということです。
この決断なくしてSEGAのゲーム業界におけるリーダー的なポジションの維持はできず、SEGAのゲームやエンターテイメントをこれからもみなさんに提供し続けることはできません。
セガは1960年の設立以来、アミューズメントマシンのメーカーとして発展し、1983年以降は家庭用ゲーム機市場にも参入しました。そして、常に先進的な製品を提供し続け、市場をリードしてきたと自負しておりますが、そんなSEGAの魅力は「広い範囲に渡るコンテンツの開発力であり、数々の"史上初"となる製品を生んだ技術応用力を有していることであり、世界有数のソフト資産を持っているゲームメーカーであること」で、これがあるからこそSEGAはみなさんにもご支援いただけたのだと思っています。
SEGAのハードを応援してくださったみなさんには本当に感謝していますし、今回の決断は悲しい出来事として映ると思いますが、この決断によってSEGAの精神は生き続けることができ、SEGAという"DNA"はさまざまなプラットフォームを介して、今まで以上に広く大きく世界中に拡がっていくことになるのです。
●SEGA、ハードウェアビジネスにピリオド
すでにみなさんもご存じの通り、SEGAは今期まで4期連続の赤字を計上し、経営の厳しい状態が続いており、この赤字の主たる要因は既に何度も指摘されておりますように、ドリームキャストの販売によるものです。
ドリームキャストに関しては、開発のしやすさ・その高い表現力・優れた開発環境と、あらゆる面でソフト開発者より高い評価を得ているのみならず、21世紀を睨んでモデムを標準搭載するという名実共にSEGAの命運を懸けて発売した最先端のゲーム機でありましたが、ハードの販売台数もソフトの販売数も伸び悩み、いまだ利益が出る構造には至っておりません。
元来、ハードウェアとソフトウェアが両輪をなす家庭用ゲームビジネスは、高性能なハードを低価格で提供し、1台のハードに対してソフトを多数販売することで収益を上げていくビジネスモデルでした。しかしながら、ゲームマーケットを取巻く環境は21世紀を迎えて大きく変化を遂げ、現状では高スペック・高コストとなったハードウェアの拡販を前提とするハードウェアビジネスとソフトウェアビジネスとのバランスの維持が難しく、そういった収益構造が成立しにくい状況となっております。
結果的にドリームキャストは、ハード拡販で発生する多大なコストをソフトの販売でリカバーすることができず、さらには他社の家庭用ゲーム機とのシェア争いの中でハードの販売価格をさらに引き下げ続けた結果として、今回のように大幅な赤字を出すハードビジネスに陥りました。
そういった厳しい環境の中、SEGAは、採算も取れず在庫も十分にあるドリームキャストの製造を中止し、さらに、ドリームキャストを最後に新規ハードの研究開発をやめることを決断しました。
●ドリームキャストに対する積極的な取り組み
米国の急な景気後退の影響もあって、欧米における昨年末クリスマス商戦が低調に終わったことから、ドリームキャストのハード販売は、昨年春の計画に対して大幅な未達という結果となりました。その結果、現在SEGAには全世界で約200万台のドリームキャスト・ハードが在庫となっております。
SEGAではこの在庫を有効に使い、1台でも多くのドリームキャストをお客様のお手元に届けできるよう積極的な施策を展開していきます。先週の報道以来、みなさまから「ドリームキャストはもう買えないのか?」というお問い合わせをいただいておりますが、逆に今まで以上に買いやすい形でみなさんにハードをお届けする方法を検討しています。
さて、ハードそのものは製造を中止するドリームキャストですが、ソフトビジネスに関してはこれまで同様、積極的な展開を予定しています。それは、ドリームキャストをお持ちの熱心なファンのみなさまが全世界に700万人以上おられるからです。SEGAは既に自社だけでも30タイトル以上のドリームキャスト用ソフトの開発に着手しており、こらからもドリームキャストを所有しているみなさんに十分に新しいゲームやネットワーク・エンターテイメントを楽しんでいただく準備を整えています。また、ソフトライセンシーのソフトも40タイトル以上が開発中です。
また、現在のドリームキャストのハードはそのままの形では継続できないものの、ドリームキャスト技術のSTBやPCへの提供によって、姿を変えてドリームキャストのフォーマットが生き続ける施策を推進しています。先日発表させていただいた英国PACE社をはじめ、数社と具体的な検討交渉をおこなっておりますので、これは決定次第、順次ご報告いたします。
そうはいっても、SEGAが「ドリームキャストで家庭用ゲーム機のシェアNo.1を目指す」という舞台から降りるということですから、みなさんはドリームキャストに関するビジネスの急激な縮小を危惧されることでしょう。そこで、SEGAはドリームキャストのプレゼンス維持のためにいくつかの新しい施策を準備しています。
ソフトライセンシー施策としては、ライセンスロイヤリティーや、開発のためのライブラリーやツールの供給を今まで以上に柔軟に対処していくことで、ソフトライセンシーが今まで以上にドリームキャストでビジネスをしやすい環境を作り、みなさんのお手元にたくさんのソフトをお届けできるようにしたいと考えています。
また、販売店施策として、従来の販売方法とは違ったさまざまな新しい施策の導入で、販売店がドリームキャスト関連商品を取り扱いやすい環境を整え、みなさんが確実にドリームキャストのソフトを購入できるパートナーショップの強化を図っていきます。
また、現在もみなさんにご利用いただいているSEGAのインターネット通販「ドリームキャストダイレクト」をさらに整備し、ドリームキャストさえあれば、いつでもどこからでも関連商品が注文できて直接自宅まで届くという利便性の高い直販システムをいっそう強化し、みなさんの欲しい物が手に入りやすい環境を整えます。
その他、お問い合わせの多いドリームキャストのネットワーク接続機能ですが、ドリームキャストにはモデムとブラウザソフト(ドリームパスポート)が付いているわけですから、インターネット閲覧やEメールの送受信といったネットワーク機能に関してはPC同様、基本的にはいつまででもご利用いただけます。
また、ドリームキャストのアフターサービスについては、可能な限り継続していきます。製品は、製造中止後6年は修理対応しますし、パーツも同様に6年分は保管する予定です。サポートセンターの機能もSEGAが製品を提供する限り継続されますので、ご安心ください。
●アミューズメント事業強化でSEGAアーケード王国再び!
いち早く収益改善を実現したアミューズメント事業は、コンテンツ事業とともにセガの両翼を担う事業です。セガは業界のリーディングカンパニーとして引き続き、施設、機器の両面において市場を創造し、「アーケードのSEGA」として、アミューズメント業界に活況を取り戻していきたいと考えています。
アミューズメント施設開発においては、不採算店のスクラップが完了したことによって、今後は新規出店を再開し、施設増を図っていきます。さらに、従来の施設は異業種とのコンプレックスによって市場を創造してきましたが、今後は、同一空間で異業種との有機的な融合を押し進めた"ハイブリッドアミューズメント施設"ともいえる新業態を開発していく計画です。
また、今回の決断により、ドリームキャストという拘束によって不可能と言われてきたSEGAと他社有力ソフトメーカーとのアライアンスも実現することになります。今回の戦略決定はアミューズメント事業においてもかつてないビジネスモデルを誕生させることになるでしょう。SEGAは全国約600店舗、年間約1億人の集客力を誇る拠点ネットワークをバックボーンにコンソーシアム形式でのアライアンスをアミューズメント業界以外のソフトウェアメーカーにも働きかけ、"日本型PC房"ともいえる新業態を開発いたします。
コンテンツ事業に特化するという意味では、アーケードゲームの開発もそのひとつ。これからもSEGAはかつての体感ゲームシリーズや最新の「ダービーオーナーズクラブ」のようなアーケードならではの驚きと新機軸性にあふれた"すごいゲーム"の開発を行ってまいります。
SEGAの業務用CG基板「NAOMI」シリーズは既にデファクトスタンダードとしてのポジショニングを確実なものとしました。SEGAは国内約10万、全世界約17万枚という「NAOMI」の圧倒的な普及枚数をバックボーンとして機器をベースとしたアミューズメント施設のネットワーク武装を図り、みなさんに新しいエンターテイメントを提供します。
アーケード基板ビジネスにおいては、優位なポジションをさらに増幅させ、将来にわたって世界レベルのスキームを構築していく予定です。コンテンツ事業と連動したアミューズメント事業の新たな施策は従来のビジネスモデルを転換するものであり、収益構造の限界を迎えたアミューズメント市場に新たな収益源をもたらすと自負しています。
●ネットワーク時代における世界最強のコンテンツプロバイダーへ!
冒頭に述べましたように、今回の「コンテンツ事業への特化」の方針を受けて、SEGAは他社プラットフォームに向けても積極的にソフトの供給を開始します。
SCEのプレイステーション2に向けて、「バーチャファイター4」「サクラ大戦シリーズ」「スペースチャンネル5シリーズ」「つくろうシリーズ」をはじめ、積極的に継続してソフトを投入する他、欧米を中心にプレイステーション(PSone)に向けてセガサターンソフトをリニューアル移植する計画もあります。
任天堂のゲームボーイアドバンス(GBA)に向けては、日本では春に「チューチューロケット!」を、米国でのGBA発売と同時に日米で「ソニック・ザ・ヘッジホッグ アドバンス(仮)」を投入いたします。
なお、マイクロソフト社XBoxならびに任天堂ゲームキューブ向けのソフト供給についても、現在、両社と協議中ですが、両ゲーム機の開発環境については、両社のご協力を得て既に整っております。
その他、従来から行っているPCソフトの販売については『SEGA
PC』のブランドのもとにソフト・コンテンツのラインナップ再構築を行い、世界有数のPCソフトメーカーになるべく事業を強化していきますし、モバイルについても、現在、iモードやJフォン向けにコンテンツ供給を行っていますが、今後は有力企業との提携も含め、より積極的な展開を行っていく予定です。
SEGAが「世界一のコンテンツプロバイダー」としてコンテンツ事業に特化していく以上、SEGAは他社プラットフォームの趨勢を左右するくらいの"本気"でそのすべてに取り組んでいきます。
そして、世界中の"ゲームを愛する人"にSEGAの素晴らしいゲームをとどけ、SEGAの魅力を知っていただけるよう全力を尽くしてまいります。
●みなさんの声をおきかせください
SEGAは今回の決断を機に、SEGAを支えていただいているみなさまの声をもっと真摯に聞かせていただき、大切なお客様であるみなさんの声を経営に反映させていきたいと考えております。
今後SEGAでは、みなさんとSEGAをつなぐため、このSEGA公式サイトを中心にさまざまな活動をさせていただく予定です。SEGAに関する最新情報の発信、SEGAからみなさんへのメッセージ発信、みなさんの声の収集、SEGAファン同士のコミュニケーション・スペースの提供、SEGA関連商品のインターネット通販など、このサイトがSEGAとみなさんの「ゲートウェイ」としての役割を果たせるよう、今春に向けて順次改革を進めてまいりますので、ぜひご期待ください。
今回の発表を含め、SEGAに対するさまざまなご意見・ご提案などは、すべて下記フォームからメールにてお寄せください。(以下略)』(セガオフィシャルサイト「SEGAを応援してくださるみなさんへ」2001年1月31日より) |
長かったがつい全部読んでしまった。
投稿者 : 匿名涙が出た。
NA☆GA☆I
投稿者 : 匿名本当に真琴は手の施しようがありませんな
投稿者 : 匿名エビちゃんがいる限りセガは不滅だ~!
・・・と思ってたらいつの間にか石原さとみに代わってた。
投稿者 : 匿名(´・ω・` ) しょぼーん
>もう7年も経つんだから、そろそろセガユーザーにいい夢を見させてあげてもらいたいよ。
違うでしょう。私が聞きたいのは
負 け 犬 は 去 れ
投稿者 : 匿名実際問題、バグだらけ~。
ソニックはロード時間クソ長くてネタになってたし、
投稿者 : 匿名バーチャファイターやバーチャテニスでは
オンライン対応できなかったし、
(後から出た箱版では対応してるようだが)
明らかに作りこみの甘さ&技術力不足を感じる。
今更ナイツって感じですね。
投稿者 : 匿名ソニー以外は敵としか見れないんだろうなぁ・・・
投稿者 : 匿名可哀相に・・・
ドリームキャスト最大の功績は、PSOにあると俺は思ってます。
投稿者 : きゅうり十分、夢を見せてもらいました。
なんかしらんが泣いた。
まあでも頑張ってるよセガ。
投稿者 : コモンドラゴンナイツ予約始まってたんだ。
投稿者 : めろんぱん物理シミュレーションエンジンにちょっと期待しとこ。
やきゅつくはDCのほうが圧倒的に面白く
投稿者 : 匿名(試合観戦、選手の能力に良くも悪くもある程度融通が利く)
サカつくは04までだったね
(追加機能が軒並み微妙+人気のあった架空選手の大量リストラ)
我が家のドリキャスは今も現役です。
投稿者 : 新型PS3だってwソフトはバーチャファイター3tb、ソウルキャリバーの
2本しかありませんけどね…。
ビデオゲーム業界の終焉を意識せずにはいられません
投稿者 : 匿名最近は叩くのに必死すぎるな…
投稿者 : 匿名>プレイステーション(PSone)に向けて
投稿者 : 匿名>セガサターンソフトをリニューアル移植する計画もあります。
何故やらなかったのかと…。
Wiiコンにはナイツよりバーニングレンジャーの方が合ってると思う
投稿者 : 匿名>明らかに作りこみの甘さ&技術力不足を感じる。
甘いのでも不足しているのでもなく、そういう風に仕上げるのがSEGA!
投稿者 : ゴロゴロ・・・・・・・orz