配信専用ソフトのダウンロード数、「ロックマン9」と「のびのびBOY」

2009年5月19日：配信専用ソフトのダウンロード数、「ロックマン9」と「のびのびBOY」
	今日は、ダウンロードソフトのダウンロード数に関して取り上げてみようと思う。普段、表に出てこない数字なだけに、知っておくだけでも十分意味があることではないかと。
	どういったソフトのダウンロード数でしょうか？
	新規に発売するソフトのダウンロード数で、パッケージ販売されていないソフトだ。
	具体的にはどういったタイトルでしょうか？
	まず、バンダイナムコゲームスよりPS3向けに配信されている「のびのびBOY」というタイトルがある。
	「塊魂」を制作した高橋慶太さんによる新作ですね。
	これは価格が800円なのだが5月18日時点で71635人程度だったそうな。オフィシャルサイトでダウンロード数を確認できるので、常に最新の数字が手に入る。ちなみに、3月の時点では55000人程度だったとのこと。
	2月発売から結構過ぎた後でもダウンロードされているんですね。
	で、この「のびのびBOY」の数字は結構前から出ていたのだが、もうひとつ、別のゲームの例を見てみよう。
	どのソフトでしょうか？
	「ロックマン9」だ。これは2008年9月にWiiやPS3、Xbox360などでダウンロード配信されたソフトなのだが、このダウンロード数が日経産業新聞2009年5月14日の記事によると累計10万となっている。
	それは多い数字なのでしょうか？
	実は、北米でダウンロード配信が開始されたとき、初日で6万、ダウンロードされたという記事があり。
	あまり伸びていませんね…。
	新聞記事では、Wiiにしか言及していないので、もしかしたらWiiのみの数かもしれない。話も日本市場についてでもあったし。ちなみに、北米や欧州などでは、PS3やXbox360なども早い段階でダウンロード配信をしているようで、なぜか日本だけは今年の6月からPS3とXbox360に登場する。
	なぜ日本だけが…。
	もし、全機種合わせて、そして海外も含めての累計が10万本だと微妙すぎるが、国内のみ10万であったり、Wiiのみ10万であれば、ぼちぼちといったところか。
	数字の意味がはっきりしないともやもやしますね。
	この「ロックマン9」の販売価格は1000円程度となっている。なので、10万ダウンロードと仮定して1億程度か。海外含めてもそんなに大きくはならないだろうから、2億とか3億とか、その程度の売り上げに収まるのでは。
	あとは、この数字を高いとみるか、安いとみるかですね。
	「ロックマン9」に関していえば、それほど開発費もかかっていなさそうだし、この価格でも十分な利益を出せていそうな気がする。ただ、これは、人気シリーズの新作であったことと、旧来のゲーム機と同レベルの画面のクオリティだからこそ、開発費が抑えられたわけで、もし、もっと画面等を凝ったものにしていたら、その分利益は減少するわけだ。
	ふむ。
	何かしらの参考までにどうぞ、ってことで。