グランツーリスモ5発売日決定、予約もスタート、PS3の起爆剤になりえるか

2010年1月7日：グランツーリスモ5発売日決定、予約もスタート、PS3の起爆剤になりえるか

「グランツーリスモ5」の発売日が決まったようだね。

3月25日に決定しました。価格は7980円となります。

どうでしょう、このソフトの発売で、さらにプレイステーション3に活気が出るでしょうか？

どうでしょうね。

それを話すのがあなたの役割では...。

日本国内で、という話をすると「グランツーリスモ」というタイトル自体に魅力が薄れているような気がする。

そんな...。

これは、「グランツーリスモ」がプロローグなどといったように正規シリーズ以外のものを出していってだんだんとユーザーが離れていったことが影響しているのだろう。それ以外にも、日本人の車離れも関係する。

車離れですか？

若い層を中心に車に対するあこがれが無くなっている。昔はいい車を持つことで自らのステータスを表す一つのツールであったわけだが、今はそんなに重視されていない。そういう状況もあり、ゲームをプレイするような若い年代の人で、車に興味を持っている人が減って言っているんだよね。

確かにそういう傾向がありますね。税金や駐車場代などの維持管理にお金がかかりますので、車を敬遠する傾向があります。東京などの大都市では電車が発達しているため、必要性が感じられないのも原因でしょう。

では、一方、車好きからしたらどうかというと、車好きということは車にお金をかけているということであり、その分お金に余裕がない。ローンなどを組んで買っているだろうし。となると、「グランツーリスモ5」が出たからと言って、PS3本体とともにソフトを買えるような人がどれほどいるかとなると、今の不況時、そうそういない。

ふむ。

と、いうようなことを考えると、プレイステーション3の本体販売台数をけん引できるほどの売れ行きを日本国内で達成できるかと考えると、微妙と言わざるを得ないだろう。

長い年月をかけて開発されてきたタイトルにしては残念な話です。

かといって、まったく売れないという話でもない。既に「グランツーリスモ5 プロローグ」を日本で71万本売っているようなので。ちなみに、北米では91万本、欧州では244万本、世界累計では417万本だ。情報はポリフォニーデジタルという「グランツーリスモ」シリーズを作っている会社から。

既にそれだけの人が体験しているわけですね。

これらのユーザーが全員買うとすれば、日本でも十分な売れ行きになるだろうし、世界的に見てもかなりの本数販売するタイトルとなりうる。ただ、プロローグが発売されたのは2007年と、まだ不況に突入していない時期であり。その後の社会情勢などによって、当時の勢いを維持できず、落ち込む可能性はある。正規シリーズということを考慮すれば、先の数字以上になるはずだが、さてさて。

ですが、ここまでのタイトルですから、ぜひ日本国内だけでもミリオン突破をしてもらいたいところです。既にamazon.co.jpでも予約の受け付けがスタートしています。初回版には「リファレンスブック」も封入されますので、ぜひチェックしてください。