バンダイナムコゲームスはナムコ時代の悪しき成果主義に戻るのか、希望退職者数など

2010年3月17日:バンダイナムコゲームスはナムコ時代の悪しき成果主義に戻るのか、希望退職者数など
投稿がありましたので紹介します。

『バンナムが「制作ユニットごとの売り上げ責任を発生させる」方針を取るようです。これは失敗を恐れる製作側が続編リメイクを乱発するフラグなのでしょうかね・・・。』(投稿)

この話は、2月18日に行われたアナリスト向けのカンファレンスでの話ですね。現時点でのバンダイナムコゲームスの鵜之澤伸社長による発言の一つのようです。

『このプレゼンで鵜之澤社長は、制作ユニットごとに売り上げ責任を発生させる方針を説明。現場における責任の明確化を宣言した。その理由として、「(バンダイナムコゲームスを構成する)旧ナムコも旧バンダイも長い間トップの強いリーダーシップのもとに社員が動いてきた。こういうトップダウンの組織は現場の思考判断力を奪ってしまう。現場での責任所在を明確化させることで現場の力を養いたい」と語った。』(ZAKZAKより)

こういう話を聞きますと、昔のナムコの成果主義導入と同じことを想像してしまうね。
2008年5月21日『ナムコの成果主義、有能なゲーム開発者が報われない開発現場』でも取り上げました。
今回の話はどのように捉えたらいいのでしょうか?
いくらなんでも、昔と同じようなことはしないだろ。もし、したとしたら、過去の失敗から何も学んでいないことになる。
では、今回の発言はどのように受け止めればいいのでしょうか?
当人がどうするかは別として、次のような考え方でやっていくのではと思われる。
どういう考え方でしょうか?
それぞれのタイトルごとに本数を定め、それを超えるかどうか、というのを基準に。たとえば、鉄拳シリーズであれば、数百万本を超えるかどうかで判断、テイルズオブシリーズであれば三十万本を超えるかどうか、逆に新規タイトルであれば十万本を超えればいいとか。個別タイトルごとに販売目標を決め、その基準との乖離で責任を明確化するのではないかと。
それでしたら、必ずしも有名シリーズ作品に希望者が集まらなくて済みますね。
具体的にどのような形になるのかは分からないが、このような仕組みであれば、懸念されている問題は起こりにくいと思われる。それでも、シリーズ物であれば、安定した売り上げを達成することができるため、安定志向の人間がそのグループに集まっていこうという傾向が出てしまうかもしれないが。
そうですか...。
新規タイトルでしっかりと売っていくようなグループに、出来るだけ手厚くしてほしいと願うけどね。「ゴッドイーター」のように新規で50万本も売れるようなタイトルが出れば、次につながるし。1作だけで判断するのではなく、将来的にも価値の出そうな作品を作ったのであれば、それはそれで評価すべきだろう。
どういった運営をするのかはわかりませんが、ぜひクリエイティブな能力を発揮している方も尊重してもらいたいですね。
そういえば、同じくバンダイナムコゲームスでの希望退職者に関する話があるけど?
希望退職者を募集していましたが、当初予定の期間では十分集まらず、期間を延期して募集していました。その結果が発表されています。募集人数200人に対して、168名の応募がありました。
当初は3割程度しか集まっていないという話もありましたから、これは大きな成果と言えるね。
100人もどうやって追加で退職に追い込んだんだよ...。
追い込んだとか言わないでください...。
このご時世に好んで辞めていくような人はそうそういないから、さすがに辞めないのはけしからんというようなことを言う気はない。辞めて行った人は、ぜひ新天地でも頑張っていただけたらと。

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これにより、すべて現場が悪いと役員は責任逃れが出来るんですね、わかります。


人減らす前に役員報酬なくせよといいたい。

投稿者 : いちたすには