角川ゲームスに角川グループゲーム事業を統合、成否は如何に

2011年1月21日: 角川ゲームスに角川グループゲーム事業を統合、成否は如何に
投稿がありましたので紹介します。

『角川ゲームスという会社があったのは、知りませんでしたが(苦笑)、設立2年でグループ編成を改めて積極的に動くみたいです。割とWiiに力点かかってますな、会社の設立時期的に「売り上げが好調なWiiで何ができるのか」プランを練ってこの時期なんでしょうかね・・・。』(投稿:ゴロゴロ)

角川ゲームスは角川グループのゲーム事業を担っている会社ですね。2009年4月に設立されました。初代社長は旧テクモの社長の安田善巳さんです。
あのサラリーマン社長か。
そんな言い方しなくても...。
創業者のしりぬぐいをしようとして失敗して「DEAD OR ALIVE」などの開発者である板垣伴信と揉めた人物だ。
社長の話は置いておいて、今回の角川ゲームスの動きについてお願いします。
角川グループは多くの事業の集合体となっている。有名なところでは角川書店だが、他にもゲーム系であればゲーム雑誌を出版している週刊ファミ通のエンターブレイン、電撃プレイステーションのアスキーメディアワークスなどがある。
そうでしたね。
もともと角川ゲームスは角川書店として行っていたゲーム部門を引き継ぐ形で発足している。しかし、今回は、他のグループ内企業であるエンターブレイン、アスキーメディアワークスのゲーム部門も統合し、角川グループとして1つのゲーム会社とした、という捉え方となる。
グループ内の事業の整理をしたわけですね。
いずれも俗に言う美少女ゲーム中心の展開が主流だったので、くっついたからといって大きく変わることはないと思われたのだが、今回の発表では、そういったゲームではないものも発表されている。
Wii用ソフト「アースシーカー」とWiiとニンテンドー3DS用として発売される「天空の機士ロデア」のことですね。「アースシーカー」は「ストリートファイター」シリーズを手掛けた船水紀孝さんが、「天空の機士ロデア」はソニックシリーズなどを手掛けた中裕司さんが開発に関わっています。
このため、今までの美少女ゲームだけでなく、まともなゲーム会社としてやっていこうという姿勢を示したわけだ。
ここまで動いていれば、成功間違いなしですね。
成功すればいいですね。
なんですか、その言い方は...。
逆にダメになりそうで怖いんだよね。
そんな...。
まず、メリットから述べると、角川グループには主要ゲーム雑誌が集結しているため、雑誌との連動でアピールしやすいというものがある。この辺り、積極的に展開していくことで、認知度アップなど図ることができるだろう。
それでしたら問題ありませんね。
しかし...。
何かあるのですか...。
今までは、極端な話、小銭を稼ぐような商売だったので、大きな失敗も無くやっていけたと思う。しかし、まともなゲーム会社としてやっていくとなると、それなりにお金をかけて開発していかなければならず。そうなった時に、どこまでリスクを負えるのかという問題が発生する。もちろん、角川グループの一員なので、お金そのものが無いわけではない。しかし、無尽蔵にお金をかけるわけにもいかない。この辺りのバランスを間違えると、それこそバンダイナムコホールディングスの中のバンダイナムコゲームスのような存在になりかねない。この辺りは危惧するところだ。どうなるのかは、角川グループと、そして角川ゲームスの腕次第。
どういう結果になるのか、楽しみですね。
板垣伴信と安田善巳のどちらが成功するのかという意味合いもあるしな。
両方の成功を願いましょうよ...。

直近、直後の話題

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『角川ゲームスに角川グループゲーム事業を統合、成否は如何に』へのコメント

ゲーム会社って大きくなるとダメになるって言う例が非常に有名ですものねぇ。
ああはなってほしくないものですね。

投稿者 : 匿名

そういえば昔、講○社にもゲーム部門はありましたね
色々な意味で業界に話題を振りまいていましたが

餅は餅屋に任せて
出版社はライツ管理をしっかりやってた方が
いいと思うんだが

投稿者 : 匿名

いやいやむしろ巧みな印象です。
安田社長はファミ通のインタビューでHDゲームも作っていると発言してましたから、まずはこれまで角川との接点が薄い任天堂との関係構築を狙ったんでしょう。
レベルファイブじゃないですが、任天堂さんの協力を引き出せれば世界市場での成功も視野に入れられますから。

安田さんは個人的にはぜひ成功して欲しい方です。

和田さんや松原さんじゃないですが、ゲーム業界を見渡すと創業者を引き継いだ第二世代のサラリーマン経営者を潰そうとする動きが目立ち、次の世代のリーダーがいなくなってしまうのは業界全体にとって大きなマイナスです。

いち開発者に経営ができるほどゲーム業界は甘くないですよ。

投稿者 : 匿名

アースシーカーとロデアはハードがWiiの時点でダメだろ…
もう終わりかけてるハードだぞ。

投稿者 : 匿名

エンターブレインの前身のアスキー時代には、骨太でマニア好みなソフトが結構出ていたんで、そのような流れが復活してくれるといいね。

ただ現状、角川=クソゲのイメージが出来上がりつつあるので、それを払拭するのは大変なことだとは思うw

投稿者 : 匿名

一般的な社交性・礼節を持ち合わせている常識人ばかりではデバッグに限界がある。
業界にアブノーマルな人間が多かった時代は
PSやSSでバグ満載のゲームなんて大手からは出ていなかったのがその証拠。
キチガイとはいわないが、異常な思考も可能な変人レベルの人物なら
対人トラブルも起き難く、通常やり得ない行為でバグの抽出に貢献してくれる。
デバッグのノウハウを持つ(と自称する)会社があるが、
会社が凄いのではなくそのノウハウを思考ではなく
才能として実践していた人物こそ凄い。

投稿者 : LJ

美少女ものっていうか、自社で権利を持ってる人気原作有りのゲームってこと?
バンナムでいうところのガンダムもの。
どんな発表したんだかよく知らないが、あまり変わらんだろ。
Wiiや3DSで開発してるっていうのも、安く作っても粗が目立たないからって理由だろうし、積極投資に向かってるだなんてとても思えない。
事業統合自体も、合理化ってことで、費用削減が狙いとか後ろ向きな理由が本音なんじゃないの?

投稿者 : 匿名

角川側はゲームのことよくわからないから
元テクモ社長のいうことを丸呑みしちゃう可能性あるよね。
元テクモ社長の実績考えると微妙な気がする。
サンライズみたいなことにならないことを祈ります。

投稿者 : 匿名