任天堂の赤字をどう捉えるべきか
2011年10月31日:任天堂の赤字をどう捉えるべきか | |||
先週、任天堂の決算発表があったようだけど、そこで赤字であることが大々的に報じられたね。 | |||
第2四半期の決算発表ですね。2011年4月から9月までの業績で、当期純利益が702億円とのことでした。当初予想からこの期間は赤字であることが明らかになっていましたが、その予想から352億円分、赤字幅が拡大しています。 | |||
そんなにも...。 | |||
また、改めて2011年4月から2012年3月までの業績予想を発表し、そこでも当期純利益が200億円の赤字となっています。特に注目されているのがこの数字でして、前回までの予想では200億円の黒字でしたので、印象的に受け止められています。 | |||
どうですか、この数字は? | |||
まあ、こんなものでしょう。 | |||
こんなもの? | |||
この数字を見ただけでヒステリックに任天堂批判をしているのを見ると哀れに感じられる。 | |||
また、そういう言い方をして...。 | |||
では、どのようにとらえればいいのですか? | |||
赤字になったというのは本来であれば好ましくないことだ。当然、黒字であることが望ましい。しかし、今の世界で展開している企業の状況を考慮すると、致し方ない部分も多い。 | |||
それはなぜですか? | |||
今回の任天堂も含めて問題となっているのが為替の問題だ。今は円高に振れていることもあり、海外で売り上げても数字が円安時と比べて目減りする。なので、売上高が下がる。また、米ドルやユーロなど海外のお金を持っていると、円高になったらその分の額を損失として掲載しなければいけない。これが特に任天堂のようにお金持ち企業にとっては大きく影響しており、今回の最終的な利益が大きく減り、結果として赤字となってしまっている。 | |||
やはり、問題じゃないですか...。 | |||
ただ、しょせんこれは日本の円として考えてみたときの出来事でしかないんだよね。 | |||
どういうことでしょうか? | |||
円高になったからといって、保有している米ドルが消えるわけでもないし、ユーロも同じだ。1米ドルは1米ドルだし、1ユーロは1ユーロだ。日本の円という立場から見れば円高で数字が下ぶれるけど、会社としての存在が揺らぐということは本来はない。まあ、借入とかしている会社だと、次の借入の際に数字のみで判断されるのでいろいろと大変かもしれないが、任天堂のように借り入れがないような会社だと、なんら影響を受けない。 | |||
ふむ。 | |||
それに、世界的に見たら、基軸通貨は米ドルであり、支払いなども基本は米ドルで行われる。中国と取引しても元ではなく米ドルで行われることも多い。そうした状況で考えると、円からみた評価というのは案外意味がないのでは、と思ったりもする。 | |||
任天堂としても米ドルで支払いを済ませるようにするなどの対策をしてるようですね。 | |||
ユーロに関しては相手が受け取りたがらないので支払いがほとんどないようだが、米ドルに関しては取引額を増やしており、単に取引先からもらうだけでなく、支払うことにも使っている。地産地消のようなもので、各地域地域の通貨で売り買いにしっかりと回せていけるのがベストなんだろうけどね。こればかりはなかなか。 | |||
では、なんら問題ないと? | |||
現状ではね。 | |||
現状は、ですか。 | |||
ただ、この年末商戦からはもう言い訳ができない。為替による影響はあるのは仕方がないことだ。今まではニンテンドー3DS向けソフトも大したものがなかったので売れ行きが芳しくないのも頷ける。しかし、「マリオカート7」や「スーパーマリオ3Dランド」などのブランドタイトルを展開し、また、日本では「モンスターハンター3G」の援軍もある以上、次に向かっていくだけの盛り上がりを出さなければいけない。それができるかできないかで、任天堂の本当の意味での良し悪しを図ることができるのではなかろうか。 | |||
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つまり、今回の任天堂の赤字報道だけで判断せず、年末商戦を見つつ、今後に向けたよい展開になるかどうかが重要なポイントというわけですね。 | |||
この赤字の状態が来年再来年と続くとまた問題だが、たかが1期の赤字なんて大したことはない。もちろん、株主からすれば大きな利益を得て、株価も上がり、配当も多くもらえたほうがいいだろう。しかし、会社というのはそれだけでは決してない。そこで働いている人がおり、給料を払い、パートナーとなる企業に仕事を回し、小売店に魅力的な商品を卸すなど、それこそ社会の公器として、経済を支える存在であるわけだ。ただ単に黒字目指して人的リストラして、粗製乱造してブランドイメージを破壊し、そしてユーザーにつまらない時間を過ごさせるような会社も世の中にあるわけだ。そんな形で黒字になってもなんら褒められるところはなく。そう考えると、赤字そのものは好ましくないものの、今回の任天堂の赤字は為替の特殊事情も考慮すると、まだマシと言える。 | |||
いずれにしましても、この年末年始の商戦がどうなるか、楽しみです。 |
>ただ単に黒字目指して人的リストラして、粗製乱造してブランドイメージを破壊し、そしてユーザーにつまらない時間を過ごさせるような会社も世の中にあるわけだ。
投稿者 : 匿名それってもしかしてスクェ・・・ゲフンゲフン。
まぁ確かに年末が勝負だよね任天堂は。3DSはここのところずっとソフトよりハードの方が売れてる状況だからな。これが中国に流れてるとかじゃなければある程度ハードは行き渡ってきてるわけだし。利益出すためにはソフト6本だっけ?頑張って欲しいね。
オレはVITA買う予定だから援護できないけど下火のゲーム業界を盛り上げるためにも応援はしてるよ。
>>この数字を見ただけでヒステリックに任天堂批判をしているのを見ると哀れに感じられる。
こんな人達いるんだw日本人の知能も最底辺まで落ちたんだなw
投稿者 : 匿名為替抜きに考えても任天堂の決算はネガティブに見えますよ。
まず、今期販売予測数量を軒並み下げています。
特に、3DS販売促進のために値下げしたにも関わらず、3DSソフトの販売数量を
7000万本から5000万本に下方修正した点が極めてネガティブです。
更に、昨年2Qと比較して売上は約3割下がっているにも関わらず、
売上原価が逆に増えています。
これは、3DS本体の逆ザヤがかなり効いていると想像できますが、
一度値下げしたものはもう一度値上げするわけにもいかないので、
回復にはコスト圧縮するしかなく利益率の回復には時間が掛かりそうです。
そして投資家目線で見たとき、もっとも気になるのが
下方修正後の営業利益見通しを10億円のギリギリ黒字に設定している事。
これはまだ会社側の希望的観測なのではと窺わせる数字に見えます。
個人的には任天堂は好きな会社のひとつですが、
投稿者 : もんでんどんこの内容では直近の経営戦略を批判されるのは仕方が無い事だと言えます。
まるで、今回の赤字は為替だけが原因であるかのような言い方ですね・・・
投稿者 : 匿名一回の赤字で騒ぎ立てるべきではないというのは同意ですが、そこに行くまでの話の組み立て方が無理やりすぎるような気が。
あの・・・去年の同時期も同じくらい為替差損あるから今期の損失の一番の理由にはならないかと。
利益率の低下が顕著なんでハードの値下げは同社にとってかなり痛手みたいですね
投稿者 : 匿名>>そう考えると、赤字そのものは好ましくないものの、今回の任天堂の赤字は為替の特殊事情も考慮すると、まだマシと言える。
3DSを無茶な価格設定で出したり、値下げ後でも海外では不調であることはスルーして「まだマシ」ですか。
投稿者 : 匿名確かにまだマリオも出してないとは言え、任天堂の経営判断が不味かった部分を無視するべきではないでしょう。
ヤホーのトップでも騒いでんだから問題ないわけないだろ
投稿者 : 匿名つーかマジで任から金貰ってんのか?
>ただ単に黒字目指して人的リストラして、粗製乱造してブランドイメージを破壊し、そしてユーザーにつまらない時間を過ごさせるような会社
言わなくても伝わります(^_^;)
投稿者 : 匿名任天堂ほどではありませんがセガもやばそうです
投稿者 : 匿名批判してるのは仕事のした事ないソ〇ートさんなんだよね・・・
投稿者 : 匿名面白いゲーム出してくれれば黒字でも赤字でもなんでもいいです。
投稿者 : 匿名任天堂がこの時期に赤字を出すのは当たり前だと思うが
投稿者 : 匿名失敗の結果なのも事実だし流れが来てないから今後も少し厳しいかと
>ただ単に黒字目指して人的リストラして、粗製乱造してブランドイメージを破壊し、そしてユーザーにつまらない時間を過ごさせるような会社
■e ですね、わかります。
投稿者 : 名無しステルスマーケティングしつつ、株価操作のための情報流布?
投稿者 : 匿名少しでもアラがあったら徹底的に叩くのがまこなこスタイルだと思っていましたが・・・
「ロンチにロクな弾を持ってこれなかった」
投稿者 : 匿名「価格設定を見誤った」
と失敗を指摘しつつ
「でも年末には期待作が揃うから要期待!」
ぐらいでまとめりゃいいのに為替がどうのこうの言い訳して、日本の企業なのに「円で見るのは意味が無いかも」とまで言って徹頭徹尾擁護する姿勢は普段からまこなこを見ている側としてはさぶいぼがたつレベル。
セガは本業のパチンコが堅調だから当面は問題ないだろ
投稿者 : 匿名ただ不採算プロジェクトとか金銭感覚がおかしいのを直さないと
ゲーム事業を切られても仕方がない頃合かもな
赤字自体は良いことでは決して無い。
特に今回は為替相場だけではなく3DSの失敗も重なっての物だから、決して良いとは言えない。
コレを良いと言ってしまうのは、任天堂の株を持ってるから目が曇ってしまっているのでは?
ただし、重要なのは、赤字が短期的な物で終わるかどうかによるだろう。
つまりは将来性。
もしこの先の事業が好調になる展望があるのなら、短期の赤字など問題にはならない。
だが、その展望がないのなら赤字は長期にわたることになり、非常に問題となる。
なぜ任天堂の赤字がこれだけ騒がれるのかというと、任天堂には残念ながら、将来的な展望がない、と言われてることによる。
ソーシャルやスマフォに奪われた市場をどう取り戻すのか?
投稿者 : 匿名そういう戦略がいっこうに発表されない。
この不信感が今回の赤字騒動の根っこにあるわけである。
任天堂擁護の記事に見えますが、この下半期で巻き返せないようならいよいよダメという風にもとれるような。
投稿者 : fair下半期にはソニーもVitaが出ますし、ゲーム業界全体が盛り上がっていくと良いですね。
為替の問題だけならソニーも一緒ですよ。
問題なのが円高対策をしてなかった所。
それと、他の企業が円高で見積もってたのに、
投稿者 : 匿名任天堂は、円安で見積もり。
結果、超円高になったもんだから話にならないよ。
任天堂が赤字になったからって誰もこまんないけど?
任天堂ハードはほぼ任天堂ソフト専用機だし、ポケモン、マリオ、ゼルダのような10年前クオリティゲームを現代でも遊びたいという逝っちゃってる人や、
ゲームではなく任天堂ファンな人、
現代のゲームは複雑すぎてついていけないというご老人
以外はどうなってもかまわないおもちゃメーカーの一つです。
円高での損失って、急に円高が進んだのなら貯金の目減りってのもわかるけど、すでに前期までである程度計上しているはずなのにさらに大きな損失になってるわけがない。
1ドル80円って、いったいいつなったんだ?
日本国内に製造工場があるわけでもないし、円高の影響があったとしても、材料をわざわざ日本に一度輸入して海外の工場に輸出でもしてない限りは製造コストの減少で相殺される。
全体の売上高はもちろん円換算で減少するだろが、それが赤字になった主な原因ではあり得ない。もともと赤字だから増えるだけ。
ぶっちゃけ、売れていないってことが最大要因なわけで、円高がどうとか、下手な言い訳いい加減にしろって感じ。
投稿者 : 匿名ソニーも900億もの赤字だってさ
しかしグリーは90億もの黒字だぞ
超円高である事をを差し引いても
投稿者 : 匿名ゲーム機の時代は終わったと実感するな
>日本国内に製造工場
宇治にあるぞ
投稿者 : 匿名>ゲーム機の時代は終わったと実感するな
つまり日本が誇る職人の作るゲーム文化が終わったということだな。
投稿者 : 匿名グリーだなんだはただの素人の作るミニゲーム集だから。
>10年前クオリティ
何を持って10年前かは知らんが、グラフィック以外はどのハードも進歩しとらんと思うが。
AOCや格ゲー全盛期の頃の方が、プレイヤーの自身の頭脳や手先を競う競技性の高いものが多くて良かった。
投稿者 : 匿名今週ゲームのメディクリの売り上げランキングに3DSのソフトが一本も入ってないぞ!!!!
いくらこれからマリオやモンハンがあるからって、他のソフトが売れないのはヤバすぎだろ・・・。
やっぱり任天堂は低迷してるよ・・・。
投稿者 : 匿名ソニーの赤字がゲーム機だけで900億だと思ってる奴がいるとは
投稿者 : 匿名と言うかライトユーザー的には
投稿者 : 匿名職人が作ろうが素人が作ろうが
面白ければ無関係なわけだが
ソニーはガチで将来どこかに吸収されて消えるよw
投稿者 : 匿名>投稿者 匿名 : 2011年11月 3日 01:20
投稿者 : 匿名掌返すなよgkさんよ
>投稿者 匿名 : 2011年11月 3日 01:50
そうでないのは分かるけど
ゲームの方も減収と書かれてたしな
どう見てもゲームハードは崖っぷちかつ袋小路だな
投稿者 : 匿名バンナムやスクエニが
モバゲー・グリーの子会社になっても
おかしくないだろうな
そしてMS・ソニーはゲーム事業売り払うだろうし
任天堂はかるた屋に戻るだけだろ
1年前に現状が全く予測出来なかったように
投稿者 : 匿名1年後も予想不能だろ
ゲーム業界が盛り上がるといいですね。
投稿者 : lavie