ガンダムバトルオペレーション、ゲームセンター感覚の課金は成功するのか

ガンダムバトルオペレーション、ゲームセンター感覚の課金は成功するのか
	投稿がありましたので紹介します。『失礼致します。いつも楽しく拝見させていただいています。2012年6月28日にサービススタートとなった機動戦士ガンダムバトルオペレーションについて、まこなこさんの雑談が聞きたくて投稿いたしました。もしプレイしているようならば是非感想をお聞かせ願えないでしょうか。』(投稿：SIN)
	投稿にあるように、6月28日に稼働しましたね。パッケージ販売ソフトではなく、無料でダウンロードして楽しめるゲームです。特徴としては、無料で楽しめるものの、より多くの回数を短時間で楽しみたい場合や、操作するモビルスーツや武器をより強くしたい場合に課金が必要となります。
	なんだか制限が多そうだね...。
	しかし、課金が無くても一通り遊べるようになっています。あくまでも、短時間でより多くの回数をプレイしたい場合や、より強くしたい場合のみ課金が必要となるため、お試しで一度プレイしてみると良いと思いますよ。
	どうですか、このゲームは？感想を、という投稿もありますが？
	やっていないのでなんとも...。
	......。
	ただ、この形態を見た時、昔の発言が思い起こされる。
	昔の発言？
	今回の課金方法は、ゲームセンターの課金と同じでは、と例えられることがあるのだが、それは昔バンダイナムコの鵜之澤伸が言っていたこともであるんだよね。
	2009年の東京ゲームショウの基調講演ですね。次のような発言がありました。『たとえば「鉄拳」6800円とかその60何ドルかで売るんじゃなくて、ダウンロードでただ、ワンプレイ100円。これもしかしたら度胸があってはじめたらかなりすごいのかな、という感じもしますよね。世界中の人が基本的にはダウンロードただで、ワンプレイ100円でも50円でもいい。そういうことができればいいんですけど、なかなかそれに踏み切る度胸がないっていうね。』(『東京ゲームショウ2009 基調講演2部「グローバル時代におけるトップメーカーの戦略と展望」全内容Part17』より)
	3年前に述べていた話なので、だいたい開発期間も考えると、今に出てきたのも納得というところだ。
	そこまで前からいろいろと考えていたわけですね。
	たださ、これには1つ重要な問題があり。
	その問題とは？
	ゲームのクオリティがゲームセンター並みであるという大前提が。
	そうでした...。
	その点を担保できるのかどうかで、やはり成否は変わってくるだろう。ゲームセンターでのガンダムゲームで言うならば、「戦場の絆」や「ガンダムVS」シリーズレベルでね。それが成し得て、初めて1プレイごとの課金が成り立つだろう。今回は特殊な方法を用いていて、コアにプレイしないのであれば、無料で楽しみ続けられるというところもあるので、ゲームセンターと全く同じとして考えるのも不適切だが。
	ですが、今後、そうした動きに行きたいのであれば、クオリティ面の維持は必要になります。
	もっとも、ゲームセンターと自宅でプレイとでは面持ちもまた異なるので、同じにするのもどうかと思うが。ゲームセンターはあくまで特殊な空間で行う遊びであって、家でくつろいでプレイするのとはまた別だ。なので、同じことを自宅でやろうとすること自体が正しいのかという疑問も出てくる。それでも、今までと異なる形での収益化を目指すのであれば、いろいろとチャレンジしてもらいたい要素でもある。
	何か別のチャレンジ方法はありますかね？
	いっそのこと「ガンダムVS」シリーズを無料配信で対戦有料化とかしてしまえばいいのに、と思ったりも。で、対戦以外の要素に関しては価格を抑えてパッケージ売りして、ユーザー層の拡大を図るとか。対戦は無料ダウンロードで落とせて、1プレイ20円とか、それくらいで課金でね。回線のクオリティコントロールが難しいかもしれないけど、こうした形で気軽にプレイできる環境を作るのもよいのでは。CPU戦も無料ダウンロードでプレイする場合は1プレイごとの課金にするとかね。
	ゲームそのものの話とは大きく離れてしまいましたね。
	プレイしていないからね。
	しなさいよ...。
	オフィシャルサイト見ると、人間でも戦うとなっていたから、昔Xbox360で発売された「ガンダムオペレーショントロイ」が元なのだろうか。変に一般兵なんていれずにモビルスーツのみでやった方がバランス調整などもしやすいだろうに。まあ、それをやると「戦場の絆」と被るから、あえて導入した要素なのかもしれないが。実際にプレイしている人が楽しめているのであれば、よろしいのでは。