バイオハザード6はXbox360がお薦め？地球防衛軍3はなぜPS Vitaで？PS Vitaや据え置きの生き残る道は？

今日は複数の投稿を紹介します。まずは、「バイオハザード6」についての投稿です。

『バイオ6を360でしようと言う看板がネットに広まっていましたが、カプコンは本気でバイオ6を360でやって欲しいのでしょうか? 海外ならまだしも日本で360を押す意味はあるのでしょうか? ドラゴンズドグマでのDLCでも360が先行して販売されてましたし、ps3を延ばして被る損害よりも得られる何かが有るのでしょうか?』

「バイオハザード6」は10月6日に発売されました。PS3とXbox360の2機種で発売です。発売2週目でPS3版の販売本数が70万本を突破しています。この調子ですと、PS3版ソフトの歴代2位に位置する可能性があります。Xbox360版は1周目に4万本の販売を達成しています。数字はメディアクリエイトの集計データです。

かなり好調のようだね。

｢バイオハザード5」の時は日本国内で50万本を超えた辺りでしたので、かなりの販売増です。海外も含め、出荷本数は450万本に到達したという発表もありました。今後、年末に向けてさらに販売が期待されます。

そうした日本の状況の中で、なぜかXbox360でプレイしようという動きがあるようですね。これはどういうことでしょうか？

そんな動きがあること自体、知らんが...。

そうですか...。

カプコンがそうさせたい、というわけではなく、単にユーザーがXbox360でプレイしよう、と呼びかけているだけでは。今までも、PS3とXbox360で同時発売される際にはPS3よりXbox360の方がクオリティが高いというものが多かったし。その流れで、どうせプレイするのであれば、Xbox360版の方が良いのでは、という考えから、Xbox360でしようという流れが生まれたのかと。

そういう理由だったんですね。

では、次の投稿です。「地球防衛軍3」のPS Vita版と、PS3やXbox360で発売される「地球防衛軍4」についてです。

『地球防衛軍4が,PS3で来年発売されますね。 しかし、そうなるとPSP VISTに移植される地球防衛軍3の為に本体を買う人が減るような気がします。どう思いますか？』(投稿：ハルト)

常識的に考えればその通りだが、常識的に考えられない行動をするのがバンダイナムコだし。

発売元のD3パブリッシャーはバンダイナムコグループの傘下に入っています。

バンダイナムコとしての考えは全方向外交なので、特定の機種に偏らせたくはないのだろう。本来であれば、カプコンの例を出すまでもなく、一つのゲームシリーズに関しては、出来れば1機種に集中させ、そこの特定ゲームのファンを集めた方が、続編につなげやすいのだが。

カプコンは「モンスターハンター3G」をニンテンドー3DSに発売し、その続編の「モンスターハンター4」もニンテンドー3DSで発売します。それ以外にも、逆転裁判シリーズはPSPなどに移植されていません。

こういう形が一番良いのだけどね。機種を分散させれば、完全版商法ということも出来るし、いろいろと買わせようとするのであれば、いろいろな機種でバラけさせるのも一つの手なのだろう。それが良いのかどうかわからんが。しかし、PS3が壊滅的な状況であった2008年前後にXbox360に注力して試してみたのは分かるのだが、今はそういった手法が通用するとも思えず。この「地球防衛軍」シリーズに関しても、どれかに固定させた方が良いと思うがどうだろうか。

どうだろうか、と言われても...。

ゲームの特性を考えると、据え置き機でもいいし、また、携帯ゲーム機でも成り立つしで、どちらにするか迷うところなんだよね。据え置き機で迫力ある戦闘を楽しんでもらうために、据え置き機で出すという考えも成り立つ。一方、携帯ゲーム機で友達と共に一緒に持ち運んで楽しんでもらい、そこでゲーム自体が伝播され、輪を広げてもらう役割も悪くない。

そうするために、PSPで発売された「地球防衛軍2」やPS Vitaで発売された「地球防衛軍3ポータブル」では1つのパッケージに2本分のソフトを同梱する割安セットも販売しました。

考えとしては分かるが、どっちつかずな感も否めず。どうせやるなら、PS3とPS Vitaの2機種同時発売にして、データの相互利用が出来るようにするなど、さらなる工夫が必要だ。PS3とPS Vitaの2機種分のソフトが最初から入っているようなパッケージを用意してさ。もしくは、PS3版にダウンロードコードを同梱し、同じアカウントであればダウンロードしてプレイ出来るとか。

据え置き機と携帯ゲーム機との間でのセーブデータ相互利用は今後重要な意味合いを持ちそうですね。

この辺りを突き詰めていければ、PS Vitaの生き残る道もあるというものだが。もっとも、ソフトを作るのは他社なので、他社がPS Vitaにどれだけ期待しているかにもよるだろう。そうなると、PS3とPS Vitaよりかは、WiiUとニンテンドー3DSのセーブデータ相互利用の方が現実的かな。

WiiUで発売される「モンスターハンター3G HD Ver.」ではデータの相互利用が可能になっています。

こうしたソフトが出てくることで、まだまだ据え置き機も生き残る道が出てくる。PS Vitaは駄目だ、据え置き機はもうおしまいだ、ということを言う人もいるけど、やりようによっては活かせ、そしてそれは既存のゲームビジネスをまだまだ発展させうる。ぜひ、ゲームメーカーにはよりよい方向に向かうように検討いたきたい。

ここからは追記です。コメントで情報をいただきました。

『いや、そうじゃなくて・・・

カプコン自らが「バイオ6はX360で遊んでくれ」と広告出してる事を言ってるんでしょ。

# 「バイオ6 X360 広告」とかでググってみ。

別にバイオ6に限った話ではなく、カプコンは昔からX360版だけに優遇する特典付けたりして、購買層を操作しようとしてる。

理由は、単純にPS3版より売り上げが悪いからでしょ。』(コメントより)

これ、カプコンが自らではないでしょ。

言い訳ですか...。

たぶん、マイクロソフトがお金を払ってやっている広告かと。なので、カプコンとしてはもちろん許可はしているものの、あまり深いことを考えてやっているわけではない。どんな形であれ、宣伝してもらえるのは良いことだし。

ですが、なぜマイクロソフトはこのような形のことを今更やるのでしょうか？

日本市場で考えればいまさらXbox360で、というところはあるが、もうすでにマイクロソフト自体も次世代ゲーム機の方に軸足を移しているだろうから。そうなると、次世代機でもカプコンにソフトを出してもらうには、日本市場が駄目だからといって放置するわけにもいかず。次に向けた関係維持のため、今回の広告に協力したわけだ。

投稿ではXbox360版が売れていないからと言っていますが。

カプコンとしてはどちらが売れてもいいんだから、カプコン自らが率先して片方に注力する意味は無い。Xbox360に優遇云々も、マイクロソフトからお金が出ているから優遇出来ているのではなかろうか。具体的には知らないが。もしくは、利幅がXbox360の方が大きいからという可能性もある。いずれにしろ、単にPS3と比べて売れないからではなく、別の意味があって、それでXbox360の方に力を入れているように見えてしまっているだけだ。

それにしても、この宣伝は品川駅で行われたんですね。

品川と言えばソニーの本社があるところだ。

どういう意図があったのでしょうか...。

煽ってんだろ。どうだ、こら。うちらはこんなくだらないことをするお金があるんだぞ、と。

ソニーは業績が悪くて金銭的に厳しいですからね...。

無能ぶりでは負けてないぞ、と。

どんな煽りですか...。