WiiU発売でゲーム機戦争が終結、次なる次元へ突入

WiiUが発売されたね。

手に入れにくい状況が発生しているようです。今後も毎週入荷すると思いますので、購入予定の方はぜひその時に手に入れてください。

これで、ゲーム機戦争は終了ですな。

それは、WiiUが次世代機でトップを取るということですか？

いや、そういった意味ではない。

では、どういった意味で？

もう、ゲーム機という分類でくくるのが適切ではない、ということだ。

ゲーム機なのにゲーム機ではないって...。

このWiiUから、本格的にホームエンタテインメント機としての役割を有するようになったと言える。ここでいうホームエンタテインメントとは、ホームエンタテインメントシステムのことではなく、真の意味でのホームエンタテインメントを指す。

今現在使われているホームエンタテインメントは、テレビ周りの設備のことを指すことが多いようですね。システムを付けて呼ばれることもありますが、システムを外して呼ばれることもあります。

しかし、このWiiUからは、先にも述べたように真の意味でのホームエンタテインメント機となるわけだ。

ゲームはもちろん、動画やカラオケ、その他の各種機能も含めて、自宅で出来るエンタテインメントが凝縮される。その時代が、今始まった。ゲームだけのイメージを抱かせるゲーム機というのとはまた別の次元に突入したのが、2012年12月8日となる。

ホームエンタテインメントという言葉は昔からあるが、実際に実現した機器は発売されていない。昨今ではスマートTVが該当すると言われているが、それもゲーム部分は手薄だ。

では、ゲーム機ではないと？

もちろん、ゲームも出来るし、ゲームもエンタテインメントの一つであるわけだから。

ただ、今までのようにゲームソフトが多く出るということは考えにくく。そうした中、ゲーム機単体として成り立たせるのは困難な時代になっていく。

だからこそ、ゲーム機以外のエンタテインメントを取り入れる必要性があるという側面もある。これはWiiUだけでなく、マイクロソフトの次世代機も同様になるだろう。すでにXbox360などでも実現している部分も多いため、Xbox360自体がホームエンタテインメント機としての役割を果たしている。

しかし、本格化するのはWiiUを始めとした次世代機から、と捉えるのが適切だ。Xbox360発売当初はまだゲーム機としての側面が強かったから。

ふむ。

そうした中でも、他の機器では実現できないゲームというものが含まれる。いくら他の機器でホームエンタテインメントと言っていても、この肝心のゲームが無いので、意味をなさなかったわけだ。当たり障りのないゲームはあったもののやはりゲームと言えばマリオであったり、Haloなどに代表されるようなFPSであったり。そういったものがあり、なおかつ他のことも出来る。これが肝要だ。

ですが、ゲームやその他機能についてもスマホやタブレット端末で十分という考えもあります。この辺りはどうなるのでしょうか？

多分、国によって状況が大きく変わってくるかと。北米などではタブレット端末が盛んのため、もしかしたら据え置きホームエンタテインメント機と内容の重複が生じるかもしれない。逆に日本のようにスマホなどの手元で使う機器が盛んな国では、テレビを用いたホームエンタテインメント機と個人で使用するスマホとがうまく調和するかもしれない。

日本にも今後タブレット端末が普及するのでは、という見方をする人もいるので、その推移も見ていく必要がある。

いずれにせよ、今までと同じ感覚でゲーム機として見るのではなく、その他の要素も含め、今後はWiiUやマイクロソフト次世代機を見ていく必要がある。単にゲームだけ見ると、以前からの縮小傾向が継続して見えてしまい、世の中で求められていることとの乖離が出てしまう。そうなると適切な考えが持てなくなる。

もちろん、既存のゲームユーザーとしてはゲームそのものが栄えてくれることを望むが、タイトル数の減少が避けられない中、また、スマホなどで出るタイトルが増える中、既存のゲーム市場の縮小は避けられない。そうした中、据え置きゲーム機がどのように変わっていくのかも含めてチェックしていけたらと。このように思うわけだ。

2013年にはマイクロソフトの次世代機が発売されるのでは、というニュースも流れているので、どういった形でホームエンタテインメントを実現するのか、楽しみに待ちたい。

ということをWiiU発売日に考えたりする。