ニンテンドーダイレクトでアトラスとのコラボレーションタイトル発表、その考え、ソフト不足の原因など

WiiUのソフトに関するニンテンドーダイレクトが行われたようだね。

1月23日に公開されました。すでにYoutubeでも公開されていますので、ぜひご確認ください。新作ソフトとして、「真女神転生」と「ファイアーエムブレム」のコラボレーションソフトの発表もありました。

他にもいくつか新規タイトルと、過去に発表済みのタイトルの新映像が見られたりもするので、特に後半の17分くらいからだけでも見ておこう。

次のような投稿も来ています。

『今回のニンテンドーダイレクトの感想と、任天堂がアトラスと共同開発の作品を発表しましたが、他にもソフトメーカーと共同開発を進めてるみたいなニュアンスの発言がありましたが、それにたいしての感想を教えてください。 もうひとつ２月、３月にソフトを集めたソニーの今後を予想してください。』(投稿)

他社との共同開発は、プラットフォームホルダーとしてゲーム機にソフトを発売し続ける必要性と、大きな投資をするのに及び腰になっているソフトメーカーとを結びつける一つの方法論だ。ソフトメーカーが利益を得るためだけであればSNSゲームで詐欺まがいの荒稼ぎをすればいい現状、あまりソフトメーカーとしては金のかかるソフトは作りたくない。そういう状況を良しとしない任天堂が率先して動くことで、それだけにならないようにしようとしている。

開発そのものの協力だけでなく、宣伝広告などへの協力も可能だ。

任天堂には資金が多くあるからこそできる荒技ですな。

ソフトメーカーとしては渡りに船ですね。

アトラスに関してはいっそのことインデックスがつぶれて、アトラススタッフを任天堂が引き継いでくれたらと前々から願っていたのだが。

相変わらずひどいことを...。

動画で「ATLUS presents」と書いているということはアトラスが制作をするのだろう。どういったタイトルになるのかわからないので何とも言えないが、面白いものが出来ることを望みたい。

2月や3月にソフトを集めたソニーについても、という投稿ですが、こちらはどうでしょうか？

別にソニーが集めたというわけでもないから。

毎年、会社の決算期ということで、3月までにソフトを売って売り上げにしたいという考えがメーカーにあり。そのため、毎年のように2月や3月にソフトが多く出る傾向にある。

WiiUに関してはソフトの開発が間に合っていない、もしくは開発自体をしていないこと。ニンテンドー3DSは特にSNSゲームとの兼ね合いからニンテンドー3DS向けにソフトを開発せずにSNSに注力した可能性があることから、数が少ないのだろう。

ニンテンドー3DSに限っていうならば、2年前に本体が発売され、その後値下げをするまでいまいち伸びが良くなかったことから開発をやめた可能性もあるわけだし。震災後のゴタゴタもあり、開発環境を縮小させた影響もありそうだ。そのため、2年後の今にソフトが少なくなっている。

PS3やPSPは長年稼働しているゲーム機ですので、売上なども見込みやすく、また開発のノウハウがあり作りやすいため、ソフトが尽きないわけですね。

当時売れるかわからないニンテンドー3DSに注力するよりかは、数が読めるPSPや荒稼ぎできるSNSゲームに移行したほうが合理的でもあった。結果としては、日本国内に限ってはそうした判断が誤りだったわけだが。

1月14日から20日までのメディアクリエイトのソフト売上上位20位を見ましても、3DSが10タイトル、WiiUが2タイトル、WiiとニンテンドーDSが1タイトルずつランクインしています。PS3は4タイトル、PSPは2タイトルでした。

任天堂プラットフォームで出た14タイトルのうち、任天堂とポケモンで8タイトルというのもすごいところだが。

その反面、ニンテンドー3DSは5タイトルがソフトメーカーのタイトルとなっている。ソフトを出していない割にはソフトメーカーのタイトルも多く以上に入っている。初期からしっかり力を入れていれば、もっと多くのソフトメーカーのタイトルも入っていただろう。

任天堂のゲーム機は任天堂のタイトルしか売れないということを言うけれども、決してそうではなく。ちゃんと市場に見合ったタイトルをしっかりと作り、売る努力をしていけば、売れることは売れるんだよね。ソフトメーカーが見合った行動をしなかっただけでさ。

まあ、たくさんソフトが出ても、自分でプレイしたいゲームが出ないのであれば、それはソフトが無いのと等しいことだし。各人が望むゲームが1本でも多く出ればよいかと。と。