ゲーム機を中古屋に売ってはいけない理由

先日『Xbox360の処分方法』でXbox360を処分する方法を紹介した。その時のコメントで、中古屋に売ればいいじゃないか、というものがあった。

ゲーム機の処分というと、中古屋に売りに行く、というのが昔からありましたね。なぜ、Xbox360の時は一度もそのようなことを言わなかったのでしょうか？

昔と同じ感覚で中古屋にゲーム機を売りに行くのが、最終的にはトラブルの元になるからだ。なので、Xbox360の時にはいっさい中古屋に売ることを伝えなかった。

そもそも、処分時にハードディスクドライブを破砕処分するように、という話をしたので、売りようがないというのもある。

なぜ、中古屋に売ってはいけないのでしょうか？

今のゲーム機は、個人情報などを含んでいる可能性があるものだ。ネット経由で買い物をする時に個人情報を入力したりするし、アカウント取得の時に個人情報を入れることもある。そうしたデータがハードディスクドライブ内に残っている可能性がある。

仮にデータを消したとしても、完全に消えず、特殊なソフトを使えばハードディスクドライブのデータは読み出せる、というのが一般的な考え。

そうした状態であるにもかかわらず、中古屋に売りに行くのはどうなのか、と。

そのため、ハードディスクドライブの破砕処理という面倒なことも含めて紹介したわけだ。それくらいやって、初めてしっかりと処分が出来たことになる。

中古屋に売り、そして変な不安を抱え続けるよりかは、しっかりと処分し、後顧に憂いの無いようにしてもらいたい。

持ち続ければいいじゃないか、というコメントもありましたが。

そうしたい人はそうすればいい。

そうした人でも、例えば1台目が壊れて2台目を買いました、というような人もいるだろう。そうすると、1台目は処分する必要がある。それを安易に燃えないごみの日に捨てずに、ちゃんとデータを消し、ハードディスクドライブを破砕処分しよう、ということになる。

持ち続けるから、といっても壊れたものまで持ち続ける必要はないし、そんな無駄なことをする必要もない。ちゃんと処分方法に従って処分すれば、押し入れのスペースも空くだろう。

パソコンはもちろん、旧型の携帯電話やスマートフォンなどもこうした問題をはらんでいますね。

そうした問題が、ゲーム機にも訪れたわけですね。

別に今すぐXbox360を処分しよう、といっているわけでもないからね。今後、処分することになる人は、『Xbox360の処分方法』の内容を把握し、参考にして処分していただけたらと。

もちろん、保存する人はすればいい。だれも、全員処分しようなんて言っていないのだから。

今回は前回はXbox360を取り上げたけど、今後はWiiやPS3なども取り上げる予定なので、処分予定者は今後の情報をお待ちいただけたらと。