ドラゴンクエスト10の課金登録者が52万人突破の意味を解説

スクウェアエニックス株主総会2013年』を取り上げた際に「ドラゴンクエスト10」の課金登録者が52万突破という話を社長が述べたことを伝えた。

この52万という数字が一体何なのかわからない人がいて、情報が錯綜しているようなので、少し解説しておこうと思う。

課金登録者という言葉がいまいちわかりませんね。

この言葉、たぶん、今までに一度でも課金したことのある数と思われる。

2012年10月の段階で出荷数が70万本、課金登録者が40万以上という発表をしているのだが、そこから増えるだけで減らないなんてことは考えられない。なので、「ドラゴンクエスト10」のアカウントを作って、一度でも課金した数と捉えるのが適当だ。

今現在、例えば2013年5月に課金している人が52万人とか、そういう数字ではない。

そうした数字はアクティブユーザーなどと表現されますね。

ですが、なぜ課金登録者という表現をするのでしょうか?アクティブユーザーの発表をすればいいのでは、と思いますが。

ドラゴンクエスト10にはキッズタイムのように、無課金でも楽しみ続けることが出来る仕組みがある。そうなると、アクティブユーザーを発表したとしても、課金していないユーザーも含まれた数字を発表することになる。

では、課金しているアクティブユーザーのみを発表するという方法もあるが、これはこれで誤った情報を広める可能性がある。

実際にプレイしているユーザー数との乖離の問題が発生しますね。

なので、課金登録者というあいまいな表現をしているのではと思うがどうだろうか。

今現在の課金者数を知りたい、という人もいるだろうが、会社側からは言う必要もない。

株主向けであっても、そこまで細かい情報を言う必要が無い。聞いてみたくはあるけど。

で、今日の話は以上でしょうか?

ここで話が終わってしまうのもなんなので、少しだけ掘り下げていこう。

2012年10月の発売から約3ヶ月の段階で、Wii版の出荷が70万本、課金登録者が40万以上という話があった。

40万以上というあいまいな数字のため、40万本と仮定して話を進める。この40万本以上が48万本とか上の方の数字であると、この後の計算が多少変わってくるが、この点はご了承を。

出荷70万本すべてがユーザーの手に渡っているわけではなく、店頭在庫などあり、また、購入したもののまだ無料課金期間中の人もいるだろうから、課金対象となる販売数を60万本と仮定する。おおむね9月上旬までに売れた数と考えていただけたらと。

この時点でソフトを購入した人と課金をした数とを見比べると、3分の2が課金していることになる。

残り3分の1がキッズタイムを利用してのプレイか、そもそもオンライン部分をプレイせずにオフライン部分のみで終わらせた人ですね。他にも、無料期間中のみでプレイを終えた方も含まれます。

10月以降も販売されており、この数字を月に1万本と仮定すると、WiiU発売前の段階で販売数が70万本程度はあるのではと推測できる。

なので、WiiU版発売前の課金登録者数は70万本を3分の2すると47万程度。

では、WiiUが発売されてからの課金登録者は52万以上から47万を引いて5万程度ということでしょうか?

単純計算ではそうなる。

ただ、この52万以上という数字もいつの数字かわからず。

今回は株主総会の後のIRカンファレンスという席での話なので、もしかしたら2013年3月までの前期の時点での数字が52万以上という意味合いで言ったのかもしれない。そうなると、Wii版だけで課金登録者が52万以上いたとなる。

逆に、最新の数字を述べたのであれば、WiiU版の登録者も含めた数字となるだろう。

まあ、数字を見ていくと、WiiU版も含めた比較的新しい数字と思う。

WiiU版はパッケージ販売が6万5千本近く売れて、ダウンロード版はその2倍売れているという話もありましたので、約20万本と考えられます。

WiiUからの課金登録者が5万とすると、4分の1が課金登録をしたことになります。

そのWiiU版20万のうち、Wii版から移行した人は新たな登録課金者にならないので、数字は増えない。なので、Wii版と同じように3分の2の14万が課金とはならないということだ。

逆に考えると、Wii版からWiiU版への移行組が9万ほどいたのかと思われる。

5万が新規登録者、残り6万あたりがキッズタイムでプレイする人や、まだ無料期間中の人、無料期間でプレイを終えた人など。

このあたりの数字が適当に思うがどうだろうか。

キッズタイムプレイヤーが多いような気がしますね。

あくまで仮定の数字をもとにしているので。

先に述べたように、以前発表された課金登録者が40万以上というのが48万であれば5分の4として計算することになるから。3分の2の66%と5分の4の80%とでは数字が大きく変わってくる。

でもまあ、おおむねこんなイメージで考えていただけたらという一つの参考として、一つの数字に決めて述べてみた。

こうした数字に興味がある人は参考にしていただけたらと。

直近、直後の話題

1つ過去の話題:スクウェアエニックス株主総会2013年
1つ新しい話題:スクウェアエニックス株主総会2013の解説と和田洋一が会長に居座ったお話

『ドラゴンクエスト10の課金登録者が52万人突破の意味を解説』へのトラックバック

トラックバックURL: https://www.makonako.com/mt/mt-tb.cgi/4156

『ドラゴンクエスト10の課金登録者が52万人突破の意味を解説』へのコメント

都合の悪い数字は出さないのが普通
アクティブ出さないのは都合が悪いから それだけの事

投稿者 : 匿名

補足お疲れ様です

他の多くの会社はちゃんとアクティブユーザーも公表しているのに
スクエ二等は特にドラゴンクエスト10に関してはサーバーの具体的な人数も確認できず徹底してアクティブユーザーを公表しないで
常に「課金登録者」という曖昧な言葉で誤魔化し続けている所が
まさに昨今のスクエ二への不信感に繋がっている私は思いますね

多くの人にとって和田さんの言い訳を始めとして
「現状のスクエ二は何かしらの事情で堂々と公表できずに曖昧に誤魔化し続けるしかない」という事情が既に透けてみえてるのですから
信用を回復するにはまずスクエ二のこの隠蔽誤魔化し体質を早急に何とかしたほうが良いと思います

投稿者 : 匿名

まこっさん!
WD氏、会長になってたよ!
http://www.jp.square-enix.com/company/ja/officer/

投稿者 : 匿名

あなたみたいな変人が何人もいるとは言いませんけど
業者の復アカが結構な割合を占めて層な気がしますが

まあ業者が溢れるくらいには流行ってんでしょうけど

投稿者 : 匿名

>>2012年10月の段階で出荷数が70万本、課金登録者が40万以上という発表をしているのだが、そこから増えるだけで減らないなんてことは考えられない。

FF11やほかのMMOの推移グラフ見たことあるなら、
減るわけないなんて考えのほうがどうかと思いますがね。

投稿者 : 匿名

>>投稿者 : 2013年6月27日 22:01

だから「減らないなんてことは考えられない」って言ってるじゃないの

投稿者 : 匿名

知りたかったのは5月の課金者数なんですけどね。
課金登録者が52万突破と曖昧な言い方をしなければ混乱しなかったと思いますけどね、そんな訳でモヤっとする。

投稿者 : 匿名

>>だから「減らないなんてことは考えられない」って言ってるじゃないの

人気の出るMMOは発売してから1~2年くらいは右肩上がりで人数が上がることがあります。FF11はまさにそう。
減らないってことは普通にあるんです。

課金登録者数って普通に現在の課金者数だと思いますけどね。

投稿者 : 匿名