三國志12 with パワーアップキットのレビュー

先週からWindows版の「三國志12 with パワーアップキット」をプレイしているので、ちょっと取り上げてみようかと思う。

今後、家庭用ゲーム機でも発売されるので、購入を検討している人は参考にしていただけたらと思う。

家庭用は9月26日にPS3、PS Vita、WiiUで発売されます。

さて、昨今の三國志シリーズはいろいろと問題が多いとされているのだが・・・。

三國志11も三國志12も初期の評価は良くないようですね。

その後、アップデートなどを行って多少まともになっているようなんだけどね。

そして、パワーアップキットが発売されて、ようやくゲームとして成り立つようになっているというのが正直なところ。

今回はパワーアップキットが適用されているものを元に紹介するので、三國志12だけをプレイした人と感想は異なると思う。この点はあらかじめ述べておく。

どうでしたか、プレイした感想は?

評価が悪いのはよくわかる。

・・・・・・。

今回、勢力を表すマップと、戦争が起こった際に表示されるマップが別扱いになっているのだが、これによって壮大感が無くなっているんだよね。

直近に三國志11をプレイしていたのだが、1マップですべてを表示させて、いたるところで戦争や内政などを行う仕組みになっている。

これだと、広大な大地でゲームをしている感じがあり、スケール感が感じられて、いかにも中国大陸な感じを受けることができる。

そうしたスケール感が無いのが今作なので、今までのシリーズの流れを考えると、どうしても物足りなさを感じてしまう。

このあたりが、三國志12を評価するうえで、特にシリーズファンから良くない評価を受ける原因となっているのだろう。

では、ゲームとして良くないということですか?

いや、そうではない。

シリーズファンが望んだ正統進化の面ではないが、これはこれで楽しめるのでは、という気もする。

どういったところが楽しめたのでしょうか?

比較的見るべきポイントが少ないので、気軽に楽しめるというのが一点。今までのシリーズだと、ちょっとせわしない部分もあったのだが、そうしたのが無いので、コアなシミュレーションゲームファンでなくても楽しみやすいと思われる。

次に、育成要素の面で、今までのシリーズよりも武将の成長するチャンスが多いため、強いキャラクターを育てやすい。

なので、限られた数の好みの武将を用いて無双プレイをしたいのであれば、これはこれで楽しめる。

逆に、問題点などはないのでしょうか?

極端な話、11の強い武将さえ用意すればいくらでも戦闘を行うことが出来るため、他の武将がお飾りになってしまう。

今までは武将が多すぎて把握が難しかったというような問題もあったので、シンプルになったと言えばいいのかもしれないが、これも壮大感が感じられない原因の一つとなっている。

なので、プレイヤーの求めるものによっては、こうした部分が好ましくない、という判断に直結する。

それでも、十分遊べるゲームだし、何度も気軽に挑戦できると思うので、いろいろな勢力でプレイしてみたいという人であれば、案外向いているだろう。

戦国武将が登場したり、中国の歴代の国の人物が登場したりするシナリオもあるので、こうしたのも面白さを増す要素になっている。

あと、キャラクターグラフィックは魅力的だ。体の腰の部分まで描かれているので、今までと比べて見栄えがよくなっている。

ちなみに、どの勢力でプレイしたのですか?

最初は劉備でプレイし、2回目は信長でプレイ。

しかし、信長でプレイして4分の3くらい制圧していったら、回避不能な不具合が発生し。

セーブも1つの場所でしかしていなかったため、巻戻ってプレイすることもできず。

今後のバージョンアップに期待して直るのを待つべきか、ゲーム自体止めるべきか、迷うところ。

他にも興味深いシナリオなどがあったので、プレイしたいんだけどね。

セーブポイントは複数個所で行おうという戒めですね・・・。

それにしても、どういうことかとオフィシャルサイトで情報を見ようとしたら、これまたどこに何があるのかわからんオフィシャルサイトでイライラさせられたよ。

サイトを開いても不具合情報がアップデート情報などがわかりやすい位置に見当たらず。まかりなりにもPC系ゲームを作っている会社なんだから、もうちょっとサイトをわかりやすくしてくれよ、と。スクウェアエニックスかよ。

そこで他社名を出さないでください・・・。

自分のバージョンが古いから不具合が生じるのかと思ってアップデートをどうやるのか情報を探してみても見当たらないし。

どうやら自動でアップデートされるようなのだが、自分のバージョンがいくつかを知る手段がゲーム中にないし。

仕方ないからWindowsのシステムのコントロールパネルのプログラムと機能からバージョンを確認すると、数字が更新された形跡がないし。たぶん、更新自体はされていると思うのだが、変化が無かったり。

ゲーム内容とは別のところでイライラさせられる。

三國志12の初期は認証で問題が発生してゲームが出来ないプレイヤーも多かったようですね。

くだらないところで不平不満を募らせてどうするつもりかと。

「信長の野望 創造」も期待したいのだが、どうもコーエーのゲームは初期に買うのが憚られる。最初からしっかりとやってもらいたいものだ。

今回はWindows版をプレイしましたが、家庭用だとどれがお薦めですか?

Windows版もそうなのだが、タッチパネルでの操作にも対応しているようなので、PS VitaやWiiUが良いのでは。

外出先でやるならPS Vitaで、家で寝転がりながらプレイするのならWiiUのゲームパッドでのプレイが良さそうに感じる。

どちらも無ければプレイステーション3でいいのでは。

オンライン通販サイトで予約受付中です。購入の際は機種に注目してお買い求めください。

三國志12 with パワーアップキット 予約販売受付中

直近、直後の話題

1つ過去の話題:夏休みが終わりに近づき、PS3本体が売れている、その理由
1つ新しい話題:FF14サービス開始後のDQ10の現状と影響

『三國志12 with パワーアップキットのレビュー』へのトラックバック

トラックバックURL: https://www.makonako.com/mt/mt-tb.cgi/4210