ソーシャルゲーム、アプリゲームなど、ゲーム関連用語を解説

最近、ソーシャルゲームであったり、アプリゲームであったり、以前からは言われていない言葉が登場しているので、ここでいったん整理しておきたいと思う。

用語の解説ですね。

まずは、昔から使われている言葉から。

ビデオゲームは画面に映像が表示されるゲームのことを指す。

テレビゲームもビデオゲームと同じ意味合いになる。テレビゲームは主に家庭用のテレビを用いるもので、ビデオゲームは業務用も含めてのものと考えられる。

家庭用ゲーム機は、主に一般家庭で使われる機器の言葉だ。これは据え置きゲーム機でも携帯ゲーム機でも当てはまる。

また、コンシューマーゲーム機というような言葉もあるが、これも家庭用ゲーム機とほぼ同じ意味で使われる。コンシューマーは消費者という意味。次に述べる業務用との比較でもある。

続いて業務用ゲーム機。これはゲームセンター向けのゲームと考えていただけたらと。ゲームセンターに販売し、その販売されたゲームを多くの人がお金を払って遊ぶものが該当する。プライズゲームやコインゲームなども業務用ゲーム機に当てはまる。

アーケードゲームも業務用ゲーム機と同じ意味になる。アーケードは屋根のある商店街の通路をイメージしてもらえたらと。そうした場所に置かれていたこともあるので、アーケードゲームと呼ばれている。

据え置きゲーム機は自宅に本体を置いて、コントローラーを持ってプレイすることのできるゲーム機のことだ。ファミリーコンピュータやプレイステーションなどが該当する。

携帯ゲーム機は本体にコントローラーや画面が設置されており、そのものを持ち運んでプレイするゲーム機のこと。ゲームボーイやニンテンドーDSなどが該当する。ハンドヘルドとも呼ばれる。

PCゲームは主にパソコンで遊べるゲームのこと。その一部はWindows用ゲームとも呼ぶことがある。

ここまでは昔から使われている言葉ですね。

では、最近になって使われ始めた言葉を見ていきましょう。

ソーシャルゲームという言葉だが、この言葉はいろいろな意味を指す。

よく使われる言葉として、DeNAやグリーのような会社が出すゲームがソーシャルゲームと呼ばれていて、また、ガンホーが出している「パズドラ」もソーシャルゲームと呼ばれることがあるが、このあたりは間違いも含まれるので注意。

ソーシャルゲームではないんですか?

なんだか、荒稼ぎしているものはすべてソーシャルゲームと呼んでいるメディアがあるので、よく勘違いした使われ方をする。

なので、そのあたりも含めて改めて言葉の意味を説明していきたい。

では、ソーシャルゲーム、アプリゲームなどを考えてみましょう。

ソーシャルゲームと言っても、広義と狭義の2通りの考え方がある。

広い意味では、ソーシャルという言葉から、社会的なゲームという意味になり、他者とかかわりのあるゲーム全般を指すことが出来る。任天堂が「どうぶつの森」をソーシャルゲームであると言っているのもそうした意味合いからだ。

なので、ソーシャルゲームに当てはまるものとして、「どうぶつの森」などもそうだし、オンラインゲームなどもソーシャルゲームと言っても本来は差支えない。「ドラゴンクエスト9 星空の守り人」のようなすれ違い通信を用いるものも、広義ではソーシャルゲームだ。

では、狭い意味ではどうなるのでしょうか?

狭い意味では、SNSゲームという意味合いになる。

SNSはソーシャルネットワークサービスの略だが、そうしたサービスの中で展開されるゲームがSNSゲーム。これをソーシャルゲームと呼ぶことがあるし、今現在、この使われ方が多い。意味としては適切ではないけどね。

他にもソーシャルネットワークゲームという呼び方もある。

SNSゲーム自体が良くわかりませんね?そもそもSNSが何なのでしょうか?

SNSといってわからない場合でも、フェイスブックやミクシィなどの言葉を聞けば、なんとなく理解いただけるのではなかろうか。ネットに文章書いたり写真載せたりして、ネット上で友達を作ったりといった具合。

そうしたサービスの中で展開されるゲームがSNSゲームというわけですね。

ただ、基本はそういう考えでいいのだが、もっと狭い意味もある。

さらに狭く!?

これが本来の意味だと思うのだが、SNS上で展開されるゲームで、対人関係をゲーム要素に含めたものが、ソーシャルゲームと呼ばれることもある。

これは先に述べたソーシャルゲームとしての対人関係の要素が含まれているSNSゲームと言う意味で、最初にソーシャルゲームという呼び方が出来たのも、まさにこの一番狭い部分についての意味合いだったはず。

ただ、今となっては、対人関係の要素が無いものもたくさん出ているため、区別が難しい。いちいちゲーム内容を把握してどう呼ぶかということを考える人も少ないし、その区別をするのも面倒なため、多くのものをソーシャルゲームと呼んでしまう傾向にある。

ですが、広義のソーシャルゲームと狭義のソーシャルゲームとではあまりにも意味が違いすぎますね。

世間的にはここで述べたSNSゲームをソーシャルゲームと呼んでいる、ということは把握しておいた方がいいだろう。

一方、真の意味のソーシャルゲームは、もっと幅の広いものであるということも覚えておいてもらいたい。

なので、今後はSNSゲームという呼び方をもうちょっと使った方がいいのかな、と思う。

ですが、SNS以外のゲームも多々ありますよね。ガンホーの「パズドラ」もソーシャルゲームという呼び方をされていますが、SNS上で運営されているものではありません。

なので、「パズドラ」のようなゲームはアプリゲームと呼ばれる。

アプリゲームですか?

アプリとは、アプリケーションの略。

アプリケーションの意味はいろいろあるけど、特にスマートフォンなどで使われる意味としてはソフトとほぼ同じ意味と考えてよい。

パソコンだと、表計算ソフトであったり、メールソフトであったりといろいろあるが、その一つ一つが、スマートフォンだとアプリと呼ばれるわけだ。表計算アプリであったりメールアプリであったりね。

なぜアプリという言葉で言われるのかというと、単にAppleが使ったからに他ならない。そのAppleの商品のiPhoneが売れた関係で、日本でもアプリという言葉が定着した。Appという表記もアプリと同じだ。

ちなみに、Appleの「App」とApplicationの「App」を合わせたかったのかどうかは不明。もし、Appleが意図して「App」の文字を使ったのにもかかわらず、他社もAppの文字を使っていたら間抜けな感じもするが。

日本人ですと、ソフトは一般的ですが、アプリという言葉はスマートフォンが出るまであまり知られていませんでした。

つまり、アプリゲームは、単にゲームソフトと同じ意味になる。

スマートフォンでアプリという言葉が使われているので、独特のイメージがあるが、結局はゲームソフト。

ニンテンドー3DS用ソフトであればニンテンドー3DS本体でしか遊べないように、アプリゲームも特定の物でしか遊べない。それがiPhoneのようなApple製品であったり、他の機器であったり。もっとも、どちらかというと機器に依存よりかは、大元のソフトの方の依存が強いため、例としてはWindowsかMacの方が適切だ。

アンドロイドという言葉で知られていますね。英文字ではAndroidです。

AndroidかiPhoneかは、WindowsかMacかの違いと似ています。

ゲーム機でもPS3とXbox360の2機種同時発売があるように、AndroidとiPhoneの2種類でも遊べるようにしていることから、あまり意識することはないけど。

ソーシャルゲームとアプリゲームがまったく違うものということがわかりますね。

こんなものかな、最近出てきてわかりにくいのは。

特にソーシャルゲームという言葉はいろいろな意味を含むことが出来るので、この点は注意を。

メディアなどで出ている文章を読むときはどういった意味で使っているのかを把握の上、内容を理解してもらいたい。

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『ソーシャルゲーム、アプリゲームなど、ゲーム関連用語を解説』へのコメント

>アーケードは屋根のある商店街の通路をイメージしてもらえたらと。そうした場所に置かれていたこともあるので、アーケードゲームと呼ばれている。

これはちょっと違うと思う。ゲームセンターの英語がAmusement Arcade又はVideo Arcadeだからじゃないのか?さらに古くにはPenny Arcadeって名称だったが。

あとアプリの名称はスマホ以前のi-mode時代から結構使われてたと思うがどうかな。

投稿者 : 匿名

>テレビゲームもビデオゲームと同じ意味合いになる。
>テレビゲームは主に家庭用のテレビを用いるもので、
>ビデオゲームは業務用も含めてのものと考えられる。

ビデオゲームは、テレビゲームよりも広い上位のカテゴリかと。ビデオという修飾語がオーディオの対義語として用いられる場合は特に視覚的とか映像的とかの意味合いが強調される。なので視覚的出力を利用するゲーム全般かと。従って携帯ゲームやパソコンゲームも含まれる。元々エレメカ的なゲームに対する語として登場したと思う。

投稿者 : 匿名

アプリという言葉とその意味は、imodeが出たあとiアプリやEZwebアプリとか出た関係で、結構昔から馴染みある言葉じゃないですかね

投稿者 : 匿名

いや、パズドラはソーシャルゲームですよ。
例に挙げているドラクエと一緒で、
他人と関わる要素がちゃんとあります。

アプリゲーをスタンドアローンなものと限定するなら、
知名度のあるゲームはほとんど該当しなくなるんじゃないかな?

投稿者 : 匿名

>単にAppleが使ったからに他ならない。

>アプリという言葉はスマートフォンが出るまであまり知られていませんでした。


いやいやいや。
もっと前からありますって。
ドコモが503シリーズなどからアプリゲームの配信をやってますって。
iモードのアプリだから『iアプリ』と言う名称でやってましたけど、他のキャリアでもアプリはありましたって。
スマホどころか、3Gも無い時代からアプリと言う言葉はずっとありましたって。

あと
>AndroidとiPhoneの2種類でも
正しくは『AndroidとiOS』です。
AndroidはOS名です。
で、iPhoneは機種名でiOSがOS名。

投稿者 : 匿名

CS機って言う人もいるよね(コンシューマーゲーム機、コンソールゲーム機)
これは、まこなこさんが言う家庭用ゲーム機を指す人もいれば据え置きゲーム機の事を指してる人もいるよ!

どうでもいいことしょうが僕は後者の意味で使ってます

投稿者 : 匿名