Wiiが生産終了へ、今後の任天堂の展望など

投稿がありましたので紹介します。

『Wiiが生産を終了するそうです。7年間で終わるとは結構早いなぁと感じました。』(投稿：ふむふむ)

Wiiのオフィシャルサイトで近日生産終了の文字が掲載されたことから、このような話が出てきました。

この点を考えるうえで、日本と海外との事情の違いを最初に取り上げておく必要がある。

どういった違いがあるでしょうか？

日本に関してはWii本体のみしか発売されていないので、Wiiの生産終了となれば、Wiiは手に入らなくなる。

一方、海外の一部地域では、Wii miniという廉価版の本体が発売されている。このため、Wii本体が生産終了となってもWii miniでゲームソフトを遊ぶことができる。Wii miniに関しては現時点で生産終了という話はないし、当面そういったことはしてこないだろうから。

ただ、このWii miniも現在は欧州やカナダなど一部の地域に限られており。アメリカで今後販売するのかどうか、また、アメリカでもWii本体が生産終了となるのかには注目しておきたい。

この話ですと、日本のユーザーだけが残念な結果となりますが？

Wii本体は手に入らなくても、WiiUにはWiiとの互換性があるので、WiiUを買えばいいだけだ。

任天堂としてもWiiUへの移行を早めたいという考えもあるだろうから、日本に関しては半ば強引にWiiUへの移行を早めるための施策を行ったと考えられる。

それでしたら、海外でも一律で行えばいいじゃないですか・・・。

Wiiは日本で先行して爆発的に売れた経緯もあり。すでに日本のユーザーはあらかた持っていると考えてよい。

一方、海外は多少遅くに普及し、また、所得の低い人には行き届いていないという現状がある。だからこそ、Wii miniのような廉価版本体が発売されるわけだ。

具体的な数字で言うと、2012年4月から2013年3月までで日本では26万台しか売れなかったが、北米では205万台、欧州などでは168万台と日本と比べて8倍前後売れている。

その後、欧州でWii miniが発売されたが、2013年4月から2013年6月までの数字を見ると北米が10万台で欧州等が9万台と北米と欧州の差がほとんどなくなっている。ちなみに同時期の日本は2万台と、他の地域は5倍ほど売れたことになる。

この時期の数字はもともと少ないので差は軽微だが、年末商戦に販売が活性化する海外市場を考えると、日本と比べてまだまだ売れるとみてよい。

このあたりを考慮すると、すでにWiiを持っている日本ユーザーには新型への移行をかねてWiiを終了させてWiiUへ、海外はまだまだ低所得層へ向けてWiiを売っていくためにWii miniとWiiUを共存させていくのが好ましい。

ですが、これだけで日本でWiiUが売れるでしょうか？

今でも1週間に1000台程度売れているし、そうした人がWiiUを買うだけでも良いことなのでは。

それに、Wii本体を除いておけば、店頭でWiiUを置くスペースが出来るわけだし、アピールが分散しなくて済む。

これだけで売れるということはないが、買う側が迷わなくて済むという点だけでもメリットはある。

Wii本体に関していえば、中古で大量に出回ってもいるし問題も無いだろう。

1週間で1000台でしたら、無理に残しておく必要もなさそうです。

国によって事情は異なるが、少なくとも日本国内に関しては生産終了となっても問題は無い。

これが出来るのも、互換性のある後継機があるから。無いと両方をいつまでも作り続けなければならず、焦点が分散してしまう。

今後は据え置気に関してはWiiUに焦点を絞ってやっていくことで、現状を打破していければと思うがどうだろうか。

WiiUは年末に向けてお得なパッケージ「WiiU すぐに遊べるファミリープレミアムセット」を用意するなど、手を打っていますね。ソフトもある程度発売されますし、今後に注目です。

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