誰かさんにとって凋落の日本のゲーム業界の姿が今ここに!

10月25日『PS Vitaの魅力ある今後のラインナップをご覧ください』と10月27日『ニンテンドー3DSで年末に向けて発売されるタイトルで10万本売れるタイトル群』で11月と12月に発売される目立ったソフトを紹介した。

PS Vitaは置いておくとして、ニンテンドー3DSを紹介したときに、こうしたソフトで本当にゲームユーザーを満足させられるのか、というようなコメントが散見された。

ゲームユーザーというよりかはコアなゲームユーザーが満足するソフトはあるのか、というコメントがありました。

そこで、先の話は携帯ゲーム機のみの話だったが、今度は据置ゲーム機も含めたソフトを見ていこうと思う。

そして今回はコアゲームユーザーとでもいうのか、それとも過去から連綿と続いている流れの中でのソフト群とでもいうのか。そうしたもののみを取り上げてみようと思う。

おお、それを待っていたという人も多いと思います。

今回は主に日本のゲームメーカーが発売するタイトルを取り上げる。海外ゲームに関しては、最後にまとめて触れる。

海外ゲームも日本で認知されてきましたので、こちらも注目です。

概ね30万本以上売れる可能性があるタイトルのみを取り上げる。

また、取り上げるタイトルの条件としては、先に述べたようにコアゲームユーザーとでもいうか、シリーズもののファンとでもいうか、そうした昔からゲームを楽しんでおり、その流れの中でのゲームという前提だ。

では、見ていきましょう。

現行機種4種類を機種ごとに分けて紹介する。Xbox360は30万本自体が絶望的なので割愛。

PS3

WiiU

ニンテンドー3DS

PS Vita

確かに、この顔触れですとコアゲームユーザーも納得のタイトルと言えるかもしれません。

ただ、これ微妙じゃない?

そんなことは・・・。

この中で50万本超えるタイトルがいくつあるかと言われると、ほんと数本しかないような気がする。

「ライトニングリターンズ」なんかは50万本行くのか、という疑問すら出てくる始末。まさに飛ぶ鳥落ちる勢いというか、光速で重力に引きずられて落ちる販売本数的なものを感じざるを得ない。

ライトニングさんに対してなんてことを・・・。

この他、2機種発売として「真ガンダム無双」や「ファイナルファンタジー10/10-2」などがあるけど、機種で分散されて片方で30万本いくかどうかはわからないので外しておいた。合算すればいけそうではあるが。

これらのタイトルから何がわかるのでしょうか?

そもそも、すでに日本のコアゲームユーザー向けのゲームは終わっている、ということだよ。

そんな・・・。

ニンテンドー3DSのソフトを紹介しているときに、なんだこのラインナップは、というような反応があったが、ニンテンドー3DSに限らず、どの機種も大した数は出ていない。また、そのタイトルも売れ行きから見るとこれといったものも無い。

ニンテンドー3DSがどうこうではなく、日本のゲームメーカーそのものが停滞縮小している関係で、そうそう魅力的なタイトルが出ないのが現状だ。

なぜこうなっているのでしょうか?

言うまでもなく、SNSゲームによる影響だ。

ちょうど2年前を思い出してみるとよい。どこもかしこもSNSゲームへ参入し、客にギャンブルやらせて利益を上げようとしていただろう。バンダイナムコはその典型だ。

そうした状況に味をしめ、多くのメーカーはSNSゲームの方に注力するように舵を切った。その結果が2年後の今になって現れているわけだ。

別にそれが良いか悪いかは別として。

昔は年末商戦となるとさまざまな注目ソフトが発売されていたかと思いますが、そうした勢いはまったく感じられません。

9月と10月に「モンスターハンター4」と「ポケットモンスターX・Y」という300万本を越えるコアゲームユーザー向けタイトルが発売済みという影響もあるけど。

それにしても寂しい限り。

しかし、これが今の日本のゲーム市場を取り巻く環境と言える。

ですが、最初に触れたように、ここに海外ゲームの日本語版の発売が影響を及ぼしますね。

その通りで、海外ゲームを加えると、一気にラインナップにも幅が出てくる。ほとんどがPS3とXbox360で発売されるので、PS3のパッケージのみ取り上げてみる。

PS3

海外では注目のタイトルです。

概ね30万本突破となる可能性の高いソフトだ。

先日発売された「グランド・セフト・オート5」も50万本突破するなど、海外ゲームが受け入れられる土壌が出来ているため、これら3タイトルも過去のシリーズと比べてさらに売れる可能性がある。

PS4版を待って買い控えの可能性もあるけど。

海外では間もなく次世代ゲーム機が発売されますが、日本はまだまだ先です。

と、このように、ニンテンドー3DSだとコアゲームユーザー向けのゲームが少ないというより、そもそも日本ユーザー向けのその手のゲームがどの機種であっても少ない、という結論に至るわけだ。

なんだか寂しいですね。

今回は30万本以上売れるであろうタイトルを中心に取り上げたけど、中小メーカーの5万本、10万本レベルもちょくちょく発売されており。そうしたタイトルをプレイしていけば、まだまだ日本のコアゲームユーザーも楽しめるのではなかろうか。

最終的には多く売れたソフトより、自分にとって面白いと思えるゲームの発売こそが肝心なので、いろいろなゲームの情報を集めて気にいった物をプレイしてもらえたらと。

そうですね、楽しんでこそゲームです。

それにしても、来年あたりは本当にどうなるのか心配だな・・・。

・・・・・・。

直近、直後の話題

1つ過去の話題:DQ10せんれき2013年11月1日版、プレイ時間が2000時間越え
1つ新しい話題:コアゲームユーザー向けの華麗なる発売タイトルをご覧ください

『誰かさんにとって凋落の日本のゲーム業界の姿が今ここに!』へのトラックバック

トラックバックURL: https://www.makonako.com/mt/mt-tb.cgi/4281

『誰かさんにとって凋落の日本のゲーム業界の姿が今ここに!』へのコメント

最初からこの記事を書いておけばいいのに……

投稿者 : 匿名

SNSの影響でクオリティ落としてるメーカーもあります。
大手メーカーだけでなく中小関係なくゲームバランスが悪い作品が増えた気がする。

投稿者 : 匿名

なんというか、どのハードをとってみても右肩下がりの流れが止められないような気がして随分と寂しくなってきた気がします。ゲームというジャンル自体に活気が無くなってきているんでしょうかね。本当に来年はどうなってしまうんでしょうか・・・。

投稿者 : 匿名

ワンピースアンミテッドレッドは前作(wiiの1,2まとめた奴)が
27万本売れてるのを見ると30万届きそうな気がする…
甘いかな?

投稿者 : 匿名

PS3とVITAのマルチは、メーカーが四苦八苦してた
箱とのマルチやゲーム性まで変わるアレンジが必要なPSPとの
マルチなんかと違って、ソニーが意図して戦略的に移植しやすい
環境を整え同一タイトルをほぼそのまま手間なく据置と携帯で
出せるようにした結果ですよね。片方で30万売れないから
和ゲー凋落!とか煽るのは不適切ではないですか?

投稿者 : 匿名

>「モンスターハンター4」と「ポケットモンスターX・Y」という300万本を越えるコアゲームユーザー向けタイトルが発売済

この2タイトルがコアゲームユーザー向けかは、微妙。
基本、数的に ライトユーザー>コアユーザー
になるので売れてればコアユーザー向けって事じゃない。

個人的には、年間12本(月1本以上)買ってプレイしてる人をコアユーザーだと思ってる。

投稿者 : 匿名

マリオも大失速するだろうね。
ここ最近のWIIUの売上じゃ。

来週のWIIパーティUとお得な同梱版のパックの売り上げ次第では
マジでヤバイ。

投稿者 : 匿名

コアゲームユーザーって何?

「みんなが遊んでるから遊ぶ」もしくは
「みんなが遊んでるゲームだけ遊ぶ」人のこと?

それならモンハン、ポケモンはまさしくコアユーザー向けゲームだな。

任天堂ハードユーザーの大半がそういう人たちだっていうのであれば特に反論はない。

ただ、ゲームが好きな人たちの「コア」って意味ならぜんぜん違うだろ。
ニンテンドーユーザーは、任天堂が好きなのであってゲームが好きなわけではないからね。


ゲームの良し悪しを売り上げで判断するっていうのは一見客観的であるように見えるが、とてもくだらない。

それはゲーム会社の経営者や株主が気にすることであっても、ゲームファンが気にするようなことではない。

投稿者 : 匿名

3DSが子供向けって感じのタイトルばかりで悲しい

投稿者 : 匿名

今回の記事は結構同意できます
洋ゲーは昔ほとんどやらなかったのに 最近はそれなりにやるようになってます
やはり和ゲーでやりたいのが減ったのが原因かなと思います
日本も開発費高騰などで大変だろうけど もう少し頑張って欲しいですね

投稿者 : 匿名

このラインナップの中でやりたいソフトが1つもない。年末年始には必ず1つはやりたいソフトがあったのになぁ。

投稿者 : 匿名

コアユーザーも楽しめるソフトはコアユーザー向けのソフトでもあるし
売れていないソフトをやって、これの楽しさがわかるのは俺だけだ!なんて言うのは、くだらないよね

まずコアって言葉が悪いからヘビーを使うとして

ヘビーゲームユーザーはどんなゲームでもやるし
ヘビーゲームユーザーはプラットフォームになんかこだわらないんだよ

投稿者 : 匿名

日本のコアユーザー向けゲームが終わってるってのは同感
まぁゲームに限らず映画やドラマなんかのエンターテイメント自体、海外に比べてクオリティーが低いですしね

最近つまらない番組を垂れ流しておいて若者のテレビ離れとか言い訳してる中、「半沢直木」が面白いコンテンツはちゃんと注目されることを証明しましたね
ゲームも同様のように感じます
SNSに注力してモンハンのクローンばかり作っておいてゲーム市場が縮小してるもクソもないでしょうに
単純に意欲作を作る気がないだけでしょう

つってもまぁそんな簡単じゃないのは分かってますけど、ユーザーとしてはこう言うしかないですな

投稿者 : 匿名

「任天堂ハードにはコアゲームがある」
「任天堂はコアユーザーを獲得している」

この結論ありきで考察しようとするから内容がおかしくなるのではないでしょうか?

実際には任天堂ハードにはライトユーザーがほとんどで
そのライトユーザーもスマホゲーにお客を取られて厳しい状況です

任天堂はその厳しい現実から逃げずに
質の高いライトゲームを集め
ライトユーザーを取り戻すことをしてほしかった
そうしなかったことが任天堂や日本のゲーム業界の不振につながっているのでしょう

投稿者 : おっちゃん

任天堂がライトユーザーを取り戻せてないとかどこの国の人?
ぶつ森は500万確実、ポケモンもハード移行後としては
ダイパを上回るペースで完璧と言っていい推移なんだけど
PSの和サードなんかミリオンどころか50万も無理なライトどころかコアすら居ない市場になってるのに

投稿者 : 匿名

オタクがゲームをダメにした

投稿者 : 匿名

コアなユーザーほどビジュアルで左右されないユーザーだと思うのだが
なんでコアユーザー→高画質、据え置きみたいな混同が起こってるんだろうね

投稿者 : 匿名

>投稿者 : 2013年11月 6日 15:18

オタに大した影響力なんぞ無いんだがw
陰謀論か何かかな?

お前の言うようにオタにゲームを全般的にダメにする程の影響力があるなら、
オタ向けのゲームが何故隆盛を誇らない?
ゲーム業界の人間って基本的にオタをディスるし、
前々から「コアユーザーより一般層」って口を酸っぱくして言ってきてるやん。

明らかに今のメーカーはライト層やオタ以外に向けて作っているタイトルのが多いし、
そんでチマチマとソーシャルなんぞやってる間に海外勢に差を付けられているよw

じゃあオタ向けにすれば良いの?と聞かれたら、確かにそれも否なんだけどさ。

投稿者 : 匿名