スーパーマリオ 3Dワールドが10万本の販売本数、マリオブランドの崩壊か、という短絡的な考え

なんだか最近、コメントで似たようなコメントが増えているので、ちょっと取り上げようと思う。

WiiU用ソフトの11月21日『スーパーマリオ 3Dワールド』の販売本数が10万本ということについて、何か言うことはないのか、というコメントが散見するようになりました。数字はメディアクリエと調べです。

『WiiUマリオの売り上げとWii、WiiUドラクエ10の話を出さないのは不自然だと思います』(『祝ファイナルファンタジー！並平タイトルに！ FF15はどうなるか』コメントより)

『次はマリオについて考察お願いしますね』(『祝ファイナルファンタジー！並平タイトルに！ FF15はどうなるか』コメントよりより)

『マリオの売り上げが10万以下になったことと、wiiuが絶不調な任天堂についてはふれないんですか？』(『祝ファイナルファンタジー！並平タイトルに！ FF15はどうなるか』コメントよりより)

こうした関係ない話題の時にWiiUがー、マリオがー、というような物言いをする人がなんだか増えているようでどうかと思うのだが。

話題の提供に関してはコメント記入欄の手前側に題材の提起を伝えるページへのリンクがあるので、そちらから送っていただけたらと思う。

ですが、取り上げたということは、何かあるということですよね。

特に何もありませんな。

・・・・・・。

たいていは以前に言っていることなので。同じようなことを何度も言うのもバカバカしいし。

マリオ関連に関してはすでに半年前に考えを取り上げているんだよね。

そこには今回のことがどういったことなのかわかるような説明もしてあるので、再度取り上げるのもどうかということで、いちいち取り上げないでいた。

ただ、何度も何度もWiiUがーとかやられてもお互いに手間なので、その取り上げた時のことを紹介しようと思う。

5月27日『マリオ目当てにゲーム機買うバカいるかよ！』でマリオについて取り上げましたね。

簡単に説明しますと、マリオのためにゲーム機を買う人は少なく、他のゲームを目当てで買った時に、一緒にマリオのゲームを買うというお話でした。

ですので、マリオ系タイトルが売れるには本体が売れる別の要因が必要ということでした。

それをニンテンドー3DSでは「モンスターハンター4」や「とびだせ どうぶつの森」などが別の要因となり本体が売れ、結果として「Newスーパーマリオブラザーズ2」などのマリオ系タイトルも一緒に売れて行って日本国内で200万本以上売れたわけだ。

さて、そこでWiiUを考えてみる。

WiiUは本体そのものが売れていないですよね。

これは本体を牽引するタイトルが無いということだ。本体が売れる別の要因がWiiUにはない。

Wiiのときは「Wiiスポーツ」「WiiFit(Wiiフィット)」などが本体を牽引する要因となりえたわけだが、WiiUにはそれが無い。

たぶん、今後の発売タイトルを見ても、現時点で牽引できるタイトルが特にないんだよね。

「マリオカート8」や「大乱闘スマッシュブラザーズ」あたりのタイトルがあるにはあるが、これも1本で本体を引っ張っていけるかというと、そうでもないだろう。

このあたりがニンテンドー3DSとWiiUの違いと言える。

WiiU本体が売れれば自然に売れるマリオ系タイトルも、そのWiiU本体を売るためのソフトが無いということですね。

同じく、同日に発売された「太鼓の達人 WiiUばーじょん」も同様のことが言える。

「太鼓の達人 WiiUばーじょん」も販売は低調で2万本の販売本数でした。数字はメディアクリエと調べです。

「太鼓の達人」のWii版が今は50万本以上売れているものの、初週は3万本程度だったし、こんなものだと思うが。

ただ、これもWiiU本体が普及して初めて手に取ってもらえるようなタイトルなので、やはり本体普及ありきと言える。今後の伸びは本体普及次第ではなかろうか。さすがに普及しきったWiiのように売れていくとも言えない。最新作を常に求めるようなゲームでもないし。

いずれにしても、このあたりは初週販売数のみで語ることの出来ないタイトルなので、まずは年内、そして来年いっぱいの数字を見ていく必要があるかと。

すでに取り上げ済みの話だったのでいちいち取り上げなかったが、マリオ以外の話も絡めてあえて取り上げてみた。