スマブラ3DSとWiiU、発売時期を分けることは良い選択

まさかの第三投スマッシュブラザーズですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

なんですか、そのくだらないダジャレにもならない言い方は・・・。

ブログ三連投という意味ですね・・・。

前回『大乱闘スマッシュブラザーズ、3DSとWiiUの発売時期決定、スマブラ6とはいったい何だったのか』にあった投稿を用いて少し話をしておきたいと思う。

次のコメントを見ていきましょう。

『まこなこ的には夏と冬に分けたのを
どう思います？
子供ユーザーを考えると
私は正解だと思いのですが...』(『大乱闘スマッシュブラザーズ、3DSとWiiUの発売時期決定、スマブラ6とはいったい何だったのか』コメントより)

同時発売と思っていた方からすると意外に感じるのかもしれませんね。

これにより、WiiU版は売れないのでは、という心配も出てきます。

ただ、実はこれば一番良い選択だったということがわからない人も多いようで。

何が一番良いのですか・・・。

このことを考える上で、どの国の事情で考えるか、という問題がある。

今、任天堂が一番注力しなければいけないのはアメリカだ。

なので、アメリカでこの発売時期設定でどうなるのか、ということを考えていきたい。

アメリカはゲーム市場が一番規模の大きい地域ですので、何より重視したいです。

で、このアメリカだと、夏にゲームソフトを発売してもさほど売れないんだよね。

じゃあ、ニンテンドー3DS版は駄目じゃないですか・・・。

売れないんだけど、すでにニンテンドー3DSを持っている人は買うだろうし、本体ごと買う人もいるかもしれない。

でも、ここで大きな商売をしようとはあまり考えていないだろう。

それよりもWiiU版を売っていきたいという考えの方が強いと思う。

そう考えると、WiiU版が2014年冬という選択は間違いではない。

なぜ2014年冬だと良いのですか？

この2014年冬がいつか、ということも重要で、これがサンクスギビングと呼ばれる時期までに発売するのであれば、ということで話を進めていきたい。

ご存知の人も多いだろうが、アメリカのサンクスギビングから、商売が加速するという現象が毎年のように起こっている。

小売店側が大安売りを実施したり、クリスマスプレゼントを買うために物が売れたりと、とにかく消費行動が加速する。

ウィキペディアの記載では小売業の年間売り上げの半分が11月のサンクスギビングから12月に集中すると言われている。

そのようなこともあり、PS4やXbox Oneは2013年の11月に発売されて話題を集めました。

もし、WiiU版が11月前半辺りに発売されるのであれば、WiiU本体とのセットで売ったりなど、さまざまな施策を取ることが出来る。

小売店にも潤沢に商品が並べば、お金を持った人がWiiU本体と共に買ってくれるかもしれない。

普段はゲームを買わないような人ですら、この時期はお金をもってお店に行くので、たまたまゲームを買ってくれる可能性すらあるわけだ。

こうしたアメリカの事情を考慮したうえでの冬発売であるのであれば、今回の発売時期分散はなんらおかしなことではない。

でしたら、ニンテンドー3DS版も同じく冬に発売すればいいじゃないですか・・・。

ニンテンドー3DSとWiiU版が同時に発売されると価格の低いニンテンドー3DSが売れてしまうのも任天堂としては損だ。ニンテンドー3DSも売りたいが、ユーザーがお金を持って小売店を訪れる11月なら単価の高いWiiUを売りたいと思うし、唯一売れる時期と判断するだろう。

また、ニンテンドー3DSはニンテンドー3DSで停滞気味のため、盛り上げるための施策も必要。

それに、現時点では明らかになっていないタイトルがニンテンドー3DSの年末商戦に出てくる可能性もあるので、自社発売ソフトのバランスを考慮しているのかもしれない。

その話なら、WiiUはバランス無いじゃないですか・・・。

WiiUは「マリオカート8」が5月に発売されるから。

そう考えたら、夏は「マリオカート8」で過ごし、冬にスマブラという考えもあるかと。

いずれにしろ、少ない弾で対応するとなると、こういう選択しかない。

他社のソフトが望めない以上、自社製品をうまく振り分けるしかないということですね。

まあ、こうした考えも、スマブラWiiUがちゃんと2014年11月に出るという前提があってのことだけどね。

これで開発が遅れて2015年になりました、となると、グダグダ感が増してしまう。

かといって、作り込めていない状態のものを発売するとなると、バンダイナムコみたいになってしまうし。

信用を取るか、金を取るかの二択ともいえるが、任天堂がどちらを取るのか注目していきたい。