PS Vitaの末期到来、撤退時期はE3 2014で把握可能か

南無ソニ子。

またですか・・・。

今回はソニーの決算発表で出てきた数字をもとに、PS Vitaを取り上げていこうと思う。

今や大人気の携帯ゲーム機ですね。

と、いう夢を終わらせる必要がありそうだ。

人がいい夢見ている時に・・・。

決算発表でPS Vitaの何がわかるのでしょうか？

今回の決算発表で、今期の、つまりは2014年4月から2013年3月までの販売台数予想が発表されている。

まずは、この数字から見ていこう。

2014年4月から2015年3月までに350万台の販売を予想しています。この数字にはPS Vitaの他、PS Vita TV、PSPも含まれます。

その1年前の数字、2013年4月から2014年3月までは410万台だったので、60万台の下落を予想している。

これを考えると、ソニーとしてもPS Vitaはもう終わりであるという判断をしていると見ていいだろう。

ソニーが大幅に下がるとみているのですか？

まあ、そういうこと。

ここで、いくつかの数字を取り上げてみる。

まず、2014年3月までの数字の410万台という数だが、この数字のうち、日本国内でPS Vita約150万台くらいが含まれる。

PSPなど、他の数字も含まれるが、あえてここはシンプルに考えるために考慮せずにいると、海外では260万台売れたとなる。

で、今期の数字予想を見ると、350万台。

仮にまだ世界的に好調である日本のPS Vitaが前年と同じく150万台売れたと仮定すると、日本以外の世界的には200万台しか売れないとソニーは考えていることになる。

こうした下方に向かうことがわかっていて、何も手を打たないわけがない。

どう手を打つかは、皆さんの想像通りだ。

上に向かうように手を打つわけですね。

ほんと、夢を見るのが好きだな、キミは・・・。

数字の上では落ちていくのはわかりましたが、そうした動きが本格化するのはいつなのでしょうか？

E3 2014で実態がわかるだろう。

なぜ発表の場のE3でわかるのですか？

日本の市場だけ見ているとわからないかもしれないが、実は海外でPS Vitaの今後を占う一つの要素がある。

それは？

PS Vita TVがまだ発売していないということ。

日本では発売済みなのだが、欧米などの主力市場では未発売だ。

このPS Vita TVがどうなるかで、海外でのPS Vitaの今後の流れがわかる。

どうなるというのですか？

まず、海外の欧米でPS Vita TVを発売しない可能性があるということ。

発売自体を止めるのですか！？

もし、発売しないのであれば、E3 2014で情報が出ることはないだろう。

情報が出ないのであれば、発売中止を視野に入れているとみてよい。

逆に、情報が出て発売となっても、それでも全世界で350万台の予想しか打ち立てていないということは、出したとしても売れるとは思っていないということ。

今年売れないのが来年、再来年と売れていくわけがないのだから、やはりPS Vita自体を終わらせる方向に動くしかない。

なので、まずはE3 2014で発表があるかないかで撤退の時期を推し量りつつ、仮にPS Vita TVの発売が明らかになっても、その後もいつ撤退してもおかしくないとなる。 

ですが、それは海外だけの話ですよね？

日本では残り続けると思って良いのですよね？

さあ。

さあ、って・・・。

日本だと中小メーカーがソフトを出しているので、残そうと思うかもしれない。

しかし、日本市場のためだけに残し、果たしてそれがソニーの利益につながるのか、という問題がある。

急に撤退となるとソニーの信用を失墜させることになるためしたくはないのだろうが、そもそもソニーに信用なんてすでにないし、いつまでもPS Vita市場を残し続けるほど会社に余裕もない。

部品があるだけ作るとか、PS4へ移行を促すとか、そんな感じで徐々にPS Vitaは終わらせていくのではなかろうか。

いずれにしろ、E3 2014でのソニーの発表会でPS Vitaがどれだけ扱われるかによって判断できそうですね。

常識的に考えれば欧米でPS Vita TVを発売しないけどね。

売れないことがわかっている中、発売してサポートコストだけ将来に残すような真似はすべきでない。

このあたりも含め、今年のE3 2014は注目していけたらと思う。

あと、最後の一つだけ言っておくと、売れないと判断しているのは今期より低い販売台数予想をしたソニーだから。

売れないとか言うなという文句はソニーに言ってくれ。