カンファレンスをやらない任天堂が一番魅力的なE3 2014

いやあ、よかったよかった。

何がですか？

E3 2014、今年は見どころが無いのではと思っていたのだが、最後に任天堂がいい感じに見せ場を作ってくれたのが良かった。

任天堂はカンファレンス形式での発表は行わず、事前に録画した映像の配信を中心にネット配信を行っていましたね。

その何が良かったのですか？

ちゃんとゲームを用意しているんだな、ということがわかってさ。

もちろん、人によって好みなどがあるだろうから、海外向けゲームが好きな人からすれば物足りないだろうが、万人向けとでもいうか、どこかの国向けでないタイトルも用意されているようで何より。

また、配信内容も、だらだらと長く行わず、50分程度で一度締め、その後、いろいろなタイトルのムービーを配信するなど、見る側にとっても都合のよい方法をとっていたのも助かる。

カンファレンス方式でだらだらと2時間とかやられたらどうしてもダレるからね。

現地に行っている人からすれば、そうした時間が特別感を醸し出して良いと思うのだろうが、ネットで見る側からすると自分の都合に合わせてみることができたほうが便利だろう。

今回の任天堂のイベントは、現地にいる人向けではなく、ネット側にいる人のことも考えた内容になっていたように思う。

どんなゲームが用意されていたのでしょう？

スマブラなどすでに発表されているは置いておいて、一番興味深かったのは「Splatoon(スプラトゥーン)」。

気楽に楽しめそうで、また、雰囲気も面白そうだ。

「マリオカート8」から「大乱闘スマッシュブラザーズ for WiiU」、そして「Splatoon(スプラトゥーン)」とうまくアピールを繋げていければ、パーティー用ゲームの機器としてWiiUの存在感を出せるのではなかろうか。

どうしてもXbox OneとPS4は個人がネット対戦で楽しむシューティング系が多いので、違ったゲームを楽しめるという点で魅力を感じた。

「Splatoon(スプラトゥーン)」もシューティング系と言えなくもありませんが、独特なルールがゲーム性を高めているように感じます。紹介映像とルール紹介映像を是非ご覧ください。

ペイントを発射する時の音も心地よく感じる。

他に気になるタイトルはありますか？

それは各自で見ていただくとして。

E3 2014の「Nintendo Digital Event」の様子はすでにYouTubeでも公開されていますね。

この映像を見ていて思ったのは、ほとんど日本人だな、と。

どんな感想ですか、それは・・・。

Xbox OneにしてもPS4にしても、発表時にほとんど日本人が出てこなかったので、ここまで日本人だらけというのも面白いものがある。

そしてまた、日本ならではの表現手法と言っていいのかわからないが、北斗の拳っぽい演出とか、日本風アニメによる紹介とかもあるし。

かといって、ゲーム自体は日本向けだけかというとそうでもなく、先に挙げた「Splatoon(スプラトゥーン)」は国問わず楽しめそうに感じる。

アニメはビックリしましたね。

アニメ部分は海外だと声優が別なので、両方見比べるのも面白いのではなかろうか。

他の部分の内容は字幕が付いたり吹き替えが行われたりで基本同じのようだが。

あと、北米任天堂のE3紹介ページがそれをトップに持ってくるのか、という点で笑える。

日本のシンプルさとは別ですね・・・。

と、こんなところかな。

先にも行ったけど個々で映像を見て判断してもらえたらと。

少なくともXbox OneやPS4の焼き増しのようなゲームだけでなく、別のゲームも出るということで、ゲームの幅が広がるという点で良いのではなかろうか。

今回はまったく期待していなかったのだが、映像の見せ方や新規タイトルなどで魅力的なものがあったので、良い意味で裏切られた形の発表映像だった。

個々のタイトルに関して気になった点はまた後日にでも。