ハイスコアガールの著作権侵害問題でスクウェアエニックスの潔白が証明される一つのシナリオ

『「ハイスコアガール」でスクウェアエニックスが著作権侵害で家宅捜索を受ける、この事態を予言していた人も』で取り上げましたが、テレビのニュース番組でも報道されるほど大きな問題になってしまったようですね。

先に取り上げた際には電子書籍版の購入ができましたが、電子書籍版も入手が出来なくなりました。

また、書籍版も自主回収を行っているとのことです。

今回は、もしかしたらスクウェアエニックスが許されるのでは、という一つのシナリオを考えてみたいと思う。

先に取り上げた際には主にSNKプレイモア側の主張を元にしていたので、今回は別角度から見ていけたらと。

どういったところから見ていきましょうか？

まず、ハイスコアガール内ではSNKプレイモア以外の作品も多く登場していたとのこと。

その中で、しっかりと許諾を受けて掲載していた作品も多々あったようだ。

報道ではセガ、バンダイナムコ、カプコンは許諾済みとのことでした。

カプコンなどはコラボレーションで商品の販売を行うなど、明らかに意思疎通ができているようでした。

こうしていくつかの会社から許可を受けているのに、SNKプレイモアだけ許諾なしで載せるなんてことがあるのか、という疑問が生じる。

ですが、SNKプレイモア側の話では許諾していない、ということじゃないですか・・・。

ここで一つのシナリオが出てくる。

実は、スクウェアエニックス側からSNKプレイモア側に許諾を許可を求め、電話で口頭などの書面に残らない形で許諾を受けていた可能性があるということ。

そして、その当時のSNKプレイモア側の担当者がすでに会社におらず、今現在のSNKプレイモア側では事情が全く呑み込めておらず。

とりあえず、アニメ化の際に漫画に利用していることを知ったため、スクウェアエニックスにどうなっているんだと問い合わせたものの、書面等で確認が出来ないため、SNKプレイモア側が強気に出た、という流れ。

これもあるんじゃないかと睨んでいるがどうだろうか。

そうなりますと、スクウェアエニックス側は使用許諾を得ているのだから使用は問題ないという考えになりますね。

警察もこのあたりを考慮せずに動くなんて馬鹿なことはしないよね、と思いたいのだが・・・。

警察に何か？

大阪の警察じゃないですか。

そういったことは言わないでください・・・。

警察の行動がすべて正しいなんてことはないということは言うまでもないので、家宅捜索をしたからといってスクウェアエニックスが必ずしも著作権侵害しているとまでは言えないわけだ。

では、どうなればスクウェアエニックスの問題が晴れるでしょうか？

先の大手3社は報道で使用許諾を得たという話が出たが、他にも多くのゲームを用いており、別のメーカーもいる。

なので、そうしたSNKプレイモア以外のメーカーに使用許諾を得ているかどうかが一つのポイントとなるのではなかろうか。

特にスペシャルサンクスに名前が記載されているアイレムソフトウェアエンジニアリング、コナミ、タイトー、ハドソン辺りに使用許諾をしっかりとっているかどうかで、この問題で本当にスクウェアエニックスに著作権侵害の意志があったのかわかるだろう。

SNKプレイモアだけ許諾得ずに使用なんてことは考えられないから、これらの会社に許諾を得ているのであれば、当然SNKプレイモアにも許諾済みかと。

今後、報道でそうした情報が出ることを待ちたいですね。

アニメ化に際し、SNKプレイモア側が金銭面でゴネた線もあるので、このあたりは今後の情報待ちですな。

とはいえ、こういう事態まで発展させたのはスクウェアエニックスの落ち度なので、もうちょっと早い段階で手を打つべきだったのではなかろうか。

指摘があって以降もSNKプレイモアの権利物の絵を用いたとも言われているし、それはちょっとどうなんだ、と。

アニメ化も決定していますが、こちらへの影響はどうでしょうか？

刑事事件化してしまうと、さすがに無理ではなかろうかと思うが。

早い段階で解決がなされれば、そのまま放送もできるだろうけど。

アニメの際にSNKプレモアの権利物は使わないだろうから、権利面ではなんら問題ないだろうけど、世間の目を考えるとアニメを放送するメリットが無い。

そもそも、スクウェアエニックスはアニメ放送を漫画を売るためのツールとして利用しているので、肝心の漫画が売れない状態で放送する意味もない。

該当箇所を修正して再出荷するとかの対応も必要なので、やはり時間がかかるのではなかろうか。

さてさて、どういう結果になることやら・・・。