スクウェアエニックスの著作権侵害で家宅捜索を受けた「ハイスコアガール」、一転して休載へ

先日取り上げたハイスコアガールですが、どうやら休載になったようだね。

8月6日『「ハイスコアガール」でスクウェアエニックスが著作権侵害で家宅捜索を受ける、この事態を予言していた人も』で取り上げましたね。

その時点では、雑誌での連載を継続するほか、アニメの公開も予定通り行うような話が伝わっていました。

ですが、一転して漫画雑誌「月刊ビッグガンガン」での連載を休止するとのことです。オフィシャルサイトで発表されました。

どうしてこのような動きになったのでしょうか？

どうして、というより、普通はそうするのが当たり前なんだよ。

なんで刑事事件にまで発展しているのに、連載を続けようと考えているのか不思議でならなかった。

厳密に言えば、漫画雑誌に関してはその号で載るものにSNKプレイモアの版権物がなければ連載を続けても問題ないものの、社会問題化しているのに続けさせるメリットは乏しい。

短期的に「月刊ビッグガンガン」の売り上げが上がるかもしれないが、それ以上に反社会的な会社としてスクウェアエニックスが今以上に認知されることにもなりかねない。

と、いうことはすぐにでもわかりそうなものだけどね。

社内で決めきれていないにしても、警察が家宅捜索してすぐに連載は続ける、アニメも予定通りのようはコメントを表に出すことは理解に苦しむ。

連載の一時中止はわかりましたが、今後はどうなるのでしょうか？

続けるメリットはないと思うんだけどね。

話題性だけ出来たので、問題が片付いた後に続けたらそれなりに売れるのかもしれないが、既存の部分はSNKプレイモアの同意が得られない限りそのまま出版することはできず。

問題箇所を著者に描き直してもらうにしても、手間だけがかかり、それで単行本が売れるかと言われると微妙だ。

旧バージョンとの見比べ目的で買う人もいるだろうけど、それくらいの需要のために描き直しまでさせるかと、という判断が必要になる。

それに、今現在なら話題性もあるが、刑事事件で裁判まで発展すると、問題の解決が当面先になる。その時に再び今と同レベルの話題性があるかと言われると、これまた微妙だ。

著者としてもそこまでのんびり待てないだろうし、別の連載を入れる可能性もあるので、休載のまま終わり、もしくは早めに手仕舞いとなるようなストーリーにして終わらせることも考えられるのでは。

前回の話以降にもいろいろと関係者から話が出ていますが、このあたりはどうでしょうか。

漫画自体を読んでいればああだこうだと語れるのだが、読んでないのであんまり語れないんだよね。

結局、どれくらいの頻度で使用しているかとか、引用であればそのルールに沿っているかどうか、とか、著者が自分で絵を描いているのであれば、それは使用の必然性があるかどうかとか、いろいろと見ていくべきポイントもあるから。

SNKプレイモアの場合は100点以上の著作物使用との話なので論外として、他のゲーム画像やその絵が果たして許諾をするべき範囲内だったのかとかは別問題だろう。

と、いうことを知るには読むしかないのだが、読む気もないのでこれで話を終えたいと思う。

今後の警察の動きとSNKプレイモアとスクウェアエニックス動きがあれば、また取り上げていくかも。