カプコンがコーエーテクモを特許権侵害で提訴、その原因は討鬼伝か

投稿がありましたので紹介します。

『カプコンが「戦国無双」に関して特許侵害としてコーエーテクモを訴えた件について取り上げていただければと思い、投稿させてもらいました。』(投稿)

正確には「戦国無双」シリーズなど49のタイトルでカプコンの保有する特許を侵害したとして提訴されています。

第1回口頭弁論が8月26日に開かれたことから、今回の訴訟に関する情報が出てきました。

世間のイメージだと、カプコンがコーエーテクモの「戦国無双」をパクって「戦国BASARA」を発売したイメージがありますので、まさかカプコンが提訴するとは思いしませんでしたね・・・。

パクリと特許とは別物と考える必要があるということだ。

今回の提訴、なぜ今更という印象もあります。

2004年の段階でカプコンが取得した特許を問題視していますので、それから10年間何もせず、急に行動を起こしたところに疑問を感じます。

今までカプコンとコーエーテクモとの関係が悪かったというわけではないので、ここ最近の動きによって、カプコンが怒り出したという認識が正しいだろう。

その最近の動きとはなんでしょう？

討鬼伝の発売じゃなかろうか。

討鬼伝の発売がなぜ？

明らかにカプコンの「モンスターハンター」のパクリじゃん。

ですが、それを言ったら「戦国BASARA」も「戦国無双」のパクリじゃないですか・・・。

それはそうだが、「討鬼伝」は1作目から50万本を売るだけの規模の大きいタイトルになっている。これを見たカプコン側としては危機感を覚えたのだろう。

かといって、パクるな、と言おうものなら、コーエーテクモから「戦国BASRA」と言われるのがオチなので、ここは無難に文句を言いやすい特許絡みでプレッシャーをかけているのではなかろうか。

特許問題ではなく、縄張り争いのようなものでしょうか？

単なる喧嘩だよ。

もし、本当に特許を問題視して訴えるのであれば、訴えた時点でプレスリリースなりなんなり出すのが適切だ。

しかし、訴えた側も訴えられた側もIRなどで情報を出していない。

当人たちも表面化する前にどこか落としどころを見つけたいと思っているんだろうけど、こじれたんだろう。

それでも情報を会社側から出さないのだから、和解に向けて動きたいという意向はあるかと思う。

後はコーエーテクモがどうするか次第だ。

カプコンとしてはどうなのでしょうか？

ユーザーの印象はすごく悪くなったので、明らかに悪手だよ。

もちろん、特許を侵害されたという事実がある以上、訴える権利はあるわけだが、10年経た今になって訴えるような真似をすると、コナミ以上の評判悪化を招く恐れがある。

しかも、先に戦国BASARAでコーエー側のゲームをパクっている以上、そのあたりを知っているユーザーからすれば、一体何をしているのかという印象を強く持つ。

それが討鬼伝のようにモンスターハンターのパクリを出されたとしてもね。

先にパクったのはカプコン側なのだから。

みっともない喧嘩の仕方を見ていると、ユーザー側もカプコンを冷めた目で見てしまう。

仮にこれで損害賠償を満額10億円程度得て、コーエーテクモの業績にダメージを与えたとしても、カプコンとしてはそれ以上の損失を受ける、そんな気がしてしまう。

ただただ残念。

討鬼伝が問題とありますが、討鬼伝の最新タイトル「討鬼伝 極」が8月28日に発売されますね。

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カプコンはこのタイトルの妨害もかねての訴訟に見えて、実はこのタイトルを他の人に広めるきっかけを与えてしまったような気がするのだが・・・。

・・・・・・。