任天堂、2015年3月期上半期決算が思いのほか好調に

任天堂の決算発表があったようだね。

2015年3月期の第2四半期決算が発表されました。

該当期間は2014年4月から9月までを指します。

どうせまた赤字なんですよね。

どうせ、とか言うのはやめてください・・・。

ゲッシッシ。

いろいろと説明をしないと誤解を招く部分もありますので、個別に見ていきましょう。

で、どうなんです?

今回の業績発表は?

思った以上に良かったというのが正直な感想だ。

ですが、赤字なんですよね。

数字を見ていかないとそのあたりはうまく説明できないと思います。

まず、営業利益に関しては2億円の赤字です。

ほらやっぱり。

逆に、経常利益は222億円の黒字です。

・・・・・・。

寝るなよ・・・。

桁が2つも違うのですが・・・。

そのあたりも含めて見ていこう。

まず、営業利益というのは、その時点で物を売買したときに利益が出ているか、出ていないかを図る材料となる。

なので、今回の2億円の赤字は、まだまだ十分収益を上げる状況になっていないことを意味している。

一方、経常利益は、先の営業利益に加え、任天堂の場合は海外に資産があり、その資産を日本円に換えたときに、前回と比べてどれくらい換えただけでプラスになったか、マイナスになったかも含めての数字だ。

為替が良い方向に動いたと言われるが、まさにその数字がここに現れる。

言ってしまえば棚から牡丹餅みたいな話ですな。

それでもよかった、ということなんですよね?

棚から牡丹餅は置いておいて、営業利益も頑張った方だと思っている。

10億円から20億円くらいの赤字が残るかな、と思っていたので。

第1四半期までは95億円の赤字だったので、この第2四半期の間だけで93億円のプラスになっている。

年末に向けてさらにソフトが売れる時期にもなることもあり、また、ソフトもニンテンドー3DSで「ポケットモンスター」、WiiUで「大乱闘スマッシュブラザーズ」などが控えているので、さすがに今期はそれなりに見られる収益状況になるのではなかろうか。

収益面はわかりましたが、本体などの普及状況はどうでしょうか?

お世辞にも良いとは言えないが、これで利益が出せるようになるのであれば、それはそれでよいのではなかろうか。

ただ、以前にも述べたけど、ニンテンドー3DSは今年で、WiiUは来年でほぼ終了となりそうなので、来期以降にどういった施策をするのかという方にもそろそろ注目していきたい。

ですが、まずは年末に向けたソフトで楽しみたいですね。

直近、直後の話題

1つ過去の話題:なぜドラゴンクエストヒーローズのアリーナの声優が中川翔子だと嫌なのか
1つ新しい話題:ソニー、2015年3月期上半期決算でいつまでも沈みゆく会社の中のゲーム部門は?

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『任天堂、2015年3月期上半期決算が思いのほか好調に』へのコメント

これで思いのほか好調って
どんだけ駄目駄目だと思ってたんだと疑問に思う今日この頃

しかし据え置き・携帯ハードが共に失墜して終わっている今の状況で
今後どういう施策があるのか確かに興味あるな

個人的にはハード事業撤退してスマホにソフト供給しかもう生きる道は無いと思うのだが
実際はまたQOLだの訳の分からないことやりだして赤字の傷を広げそうだ

活路が全く見出せない

投稿者 : 匿名

さすが任天堂

どっかの毎年赤字だらけの会社とは訳が違うなw

ポケモン モンハン スマブラ 妖怪と ミリオン確実タイトルが続々出る下半期は相当期待できる

投稿者 : 匿名

単にWiiUの生産をストップしているからでた結果で、売上高が右肩下がりの状態は変化していないと思うが。
内部保留が潤沢なんで倒産とかはないが、業界内での存在感は年々薄れていっているな。ソニーもどうなるか分からんし、日本のゲーム企業はどうなってしまうのか。スマホしか道は無いのか。スマホや洋ゲーに馴染めない俺はどうすればいいのか。
今後は持っている金をどう使って行くかにかかっていると思う。

投稿者 : 匿名

何とか企業体力は維持できそうだし、今のうちに次のハード考えてほしいな

投稿者 : 匿名

個人的には、日本の売り上げの落ち込みが大きいのが気になります。
これは任天堂固有の問題ではなく、ソニーなど他の陣営も日本の売り上げは落としてくると予想しています。
対してガンホーは好調。予想していた通り、日本のCS市場は厳しくなってきた感じですね。
スマフォに手を出さず、CS市場で生きて行こうと考えた場合、海外で戦えるかどうかが重要となってくるでしょう。
そこで一つ気になるのが、任天堂が以前言っていた「特定の地域向け仕様ハード」の存在です。
これ、とても面白い発想だなと思うんですよね。初めてこの話を聞いた時、「なるほどな」と思いました。
とある家電メーカーが成功した一因は、海外展開の際に地域のニーズにあった商品開発をしたからだと聞いています。
その成功を見ると任天堂の戦略も、とても期待が持てるのですが、ここに一つ大きな落とし穴が。
家電の場合はハードを売って終わりですが、ゲーム機の場合はソフトを売らなければいけません。
なので、「地域の独自仕様」がどれ位の物かが重要になってきます。独自仕様が過ぎて専用ソフトを作らなければならないようだと、今の任天堂の開発力では厳しいものがあります。
地域のニーズを捉えた独自仕様でありながら、既存ハードのリソースが有効に使える新ハードを開発するのが海外展開の理想なのでは無いでしょうか。
他の道では、任天堂は携帯機を作るのが得意なので、携帯機の市場を粘り強く開拓する、もしくは、携帯機がウケる地域を探す(アジア圏にありそう?)のも良いかもしれませんね。

投稿者 : Hachi

日本のゲームでの競争力をなくさせた張本人が任天堂だしな
低レベルなハードで低レベルなゲームをサードが作ってきたのが
原因だわ。

投稿者 : 匿名

スマホという安易な選択肢が出る人間が多くて驚くわ
スマホに手を出してうまくいった企業なんてそれこそ数えるほどじゃん
無理に赤字を出してトップを狙う時期は過ぎて今のシェアでどう利益を出していくか。
次にどう繋いでいくかが大事なんじゃないの

投稿者 : 匿名

第2四半期=中間決算 中間決算の言葉最近とんと聞かねえな

投稿者 : 匿名

任天堂の最大の問題は、熱狂的なファンの盲信的な声が大きすぎる事にある。
彼らは悪い部分を悪いと言わないため、任天堂に「今の方向性は正しい」と勘違いさせてしまった。

斜め上を行くアイデアは、同等の相手を追い抜くために使用するべきであり、格上の相手に追いつくために使用する物ではない。
未だに新作がリリースされているPS3とPSP。
既に息絶えて久しいWiiとDS。
結局のところ、末永く遊んでもらうには、基礎が強いことが必須なんだよ。

その辺りを見据えた、安易ではない改善策が提示される事を、任天堂ファンとして切に願う。

投稿者 : 匿名

>投稿者 : 匿名 2014年10月30日 12:17

大きく同意
箱1の常時ネット接続等の撤廃された機能も
箱ユーザーが強く否定し続けたから改善されてきたわけだしね

仮に箱ユーザーが任天堂ユーザーみたいに妄信して否定してこなかったら
それらの機能もそのままで撤廃されずにいただろうし
そうなれば今より悲惨な状況に追い込まれてたのは確かだ

株主総会などでもそうだが
こういった自浄作用が任天堂にだけ全く無いところが
任天堂だけ時代遅れで当たり前のことが出来ない会社になってしまった大きな原因の一つなのは間違いないだろう

投稿者 : 匿名

>>投稿者 : 匿名 2014年10月30日 12:17

>未だに新作がリリースされているPS3とPSP。
それはあの、むしろ世代交代に失敗してるってことでは…

投稿者 : 匿名

>匿名 2014年10月30日 11:13

開発しづらいEEやCellなんかで国内サードの体力削り続けたSCEもだけどね

投稿者 : 匿名

>未だに新作がリリースされているPS3とPSP。
ぶっちゃけPS4とVitaへの以降がやばいレベルで鈍ってるからだろそれ。

投稿者 : 匿名

>投稿者 : 匿名 2014年10月30日 11:18
>スマホに手を出してうまくいった企業なんてそれこそ数えるほどじゃん

CSで出すより利益あるんだよ。
開発費が~億以上のCSと数千万のスマホ、
スタートで、これだけの差がある上に、
人気があるなら、バージョンUPして延命し、駄目となったら、すぐ切れる。

大手のメーカーを見てみなよ。
スマホゲーを出してないメーカーの方が少ないから。

投稿者 : 匿名

任天堂にスマホで出せ出せ言う人が時々いるけど、
やっぱりスマホゲーは信用できないな。

ゲームで大事なのは信用だよ。
信用してるから、遊ぶ前に金を払える。
安心してゲームできるCSを
ずっと応援してるよ。任天堂もソニーもね。
任天堂には、是非黒字化して頑張って欲しいです。

投稿者 : 匿名

任天堂って、あんだけミリオン出して、何で赤字になるんだろうね。

投稿者 : 匿名

>投稿者 : 匿名 2014年11月 1日 02:35


それは決算を見れば分かるんじゃないだろうか
MSは詳細出してないんでSCEと比較すると

ハードの販売台数はPSハードの3分の1
ソフトの売り上げはPSハードの半分
全体の総売り上げはSCEの3分の1

これじゃあ赤字になるのも当然じゃないか?

この状況で黒字になるにはもっと事業縮小する必要があるでしょ(既にサードとほとんど変わらない規模にまで落ち込んでるけど)
それこそ不採算部門のハード事業を切り捨てるとか

投稿者 : 匿名

任天堂が好調てw
マイナスからゼロに少し近づいただけじゃん、プラスにならないと(使命感)

投稿者 : 匿名

私も決算に関しては同じような印象ですね。
この分なら第3四半期はそれなり数字が出せるのではないかと。
ただその後に発表したQOLは期待外れです。
あんなんが業績回復の切り札になるのか疑問ですね。

投稿者 : 匿名

スマホ云々は、少なくとも中核に据えるとかありえないと思いますよ。

任天堂のソフトの性質とスマホで人気のあるソフトの性質見ればセガ以上の惨事になるだろうし、子供やファミリーが安心して楽しめるゲームも無くなる。

スマホを活かすのはありだと思いますけどね。

投稿者 : 匿名