ネトゲ廃人
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久しぶりに読んだ本の話をしよう。
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どういった本でしょうか?
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「ネトゲ廃人」という本が出ていてだな。
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どういった本なのでしょうか?
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ネットゲームをやっていて、それによって人生に影響を及ぼした人の話が載っている。
しばらくして読み進めてみたのだが・・・。
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どういう内容でしたか?
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なんか、読んだことがあるようなことばかり書いてあるな、と。
念のため、調べてみると・・・。
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何かわかりましたか?
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以前に読んで取り上げていたことが判明・・・。
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読んだことがあることばかりというのは当然ということですね。
2009年5月7日『ネトゲ廃人、人生が狂った人々のお話』と5年以上前に取り上げ済みです。
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なんで同じものを買っておいて読み進めるまで気が付かなかったのですか・・・。
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文庫版が出ていたようで、表紙が明らかに見たことがなかったものだったので、新しい本かな、と思ってしまい。
それに、昔に読もうと思ったけど、読まなかった可能性もあったので、ついつい買ってしまった。
最近では全部電子書籍化して保存しておくけど、昔の本は捨てていたので、手元に買ったかどうかのデータもなかったし。
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5年を経て、改めて読んでみてどうでしたか?
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ネトゲに傾注した人に対するインタビューを元にした本なのだが、インタビュー対象者に片親が多い印象を受けた。
また、片親でないにしても、家庭内崩壊であったりといった、子に無関心であったり、関心を持つ時間が無いような家庭の子が、ネットゲームにはまっているような印象を受ける。
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どうしてそうなるのでしょうか?
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人との接点が欲しい、ということだろう。
インタビュー対象者は比較的年の若い人なので、特に親の存在が重要視されるのだが、親の愛情を直接受けにくいような人が、人との接点を求めてネットゲームにはまったのかな、と。
ゲームに限らず比較的新しい例を出すのであればソーシャルネットワーク関連なのだが、現実で人との接点が乏しく、接点を求めるような人がはまるのだろう。
現実で充足した人間関係にある人は、無理にネットゲームをやり続ける必要もないしね。
もちろん、まったくやらないというわけではなく、あくまでもゲームを楽しむ目的では遊ぶのだろうけど。
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よく、主婦のプレイヤーが多いという話もありますが、人との接点が持ちにくいからこそのことなのですね。
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他に気になった点はありますか?
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ネットゲームにはまっているとは言っても、この本の中で登場する人ははまった状態から抜け出ている、ということも挙げられる。
特に印象的なのは、はまっても2年か3年程度が一つの目安となり、抜け出ているように受け取った。
実際に知りたいのは、もっと続けているような人の話かと。
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どれくらいの年数の話が知りたいですか?
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10年とか。
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長いですね・・・。
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日本では「ファイナルファンタジー11」辺りが本格的に一般に広まったオンラインゲームなので、長くても10年くらいじゃなかろうか。
それだけやり続けられるというのであれば、幸せなのかもしれないけどね。
一番怖いのは、一つのゲームに飽きたら他のオンラインゲームに手を出していくパターンかと。これだと、永遠に抜け出すチャンスが無くなる。
それでもいい年齢の人が自らの意志でそうなることを望むのであれば、何も言うことはないけど。
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問題は自らの意志以外の部分ですね。
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特に若年層のはまりは怖いよな。
抜け出す手段すらわからずに人生送りそうだから。
そして、後になって後悔する。
この本でも、軒並み後悔をしているという発言をしている人がいるのを見ると、そうなだろうな、と。
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あなただって結構プレイしているじゃないですか・・・。
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ただ、いくつか違う点があり、その中の大きな違いとしては、後悔していないという点が挙げられる。
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後悔していないのですか?
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後悔はないね。
いい経験だったと思っている。
もちろん、やらなければやらないで別の人生を歩んでいたのだろうけど、やったらやったでその別の人生とは別の今の人生を歩めたわけだから。
はまることが悪いのではなく、はまったことが後悔に結び付くことが問題ではなかろうか。
十分楽しめた、という満足と共に抜け出せるのであれば、別にはまっても何ら悪くない。
2年3年程度であればなおさら。
人生で何かに熱中するという期間を過ごすことができない人も多い中、ネットゲームにガッツリはまったというだけでもいい人生、いい経験だと思うのだが。
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そのあたりは捉え方次第ですね。
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いずれにしても、楽しんでゲームをプレイしていただけたらと。
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そうですね。
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余談だが、若かりし日の堀井雄二氏の話も著者との絡みで巻頭に少し載っているので、DQ10ユーザーも読んでみてはどうだろうか。
そしてぜひ、過度にはまっていると自覚している人は抜け出すきっかけとしていただけたらと。
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・・・・・・。
まこなこもゲーム以外の話題もどんどん取り上げてほしいなーまあ、そうするとサイトの方向性がぶれるか(笑)ゲーム以外でもまこなこ本人の意見とか行動とか物の見方が知りたい。
投稿者 : 大澤英俊そのやって来たことに後悔していないっていうのが
投稿者 : 匿名今までやって来たことを自分で否定したくないからとかそういう原因じゃなければいいですね
スポーツにはまって体壊す人だっているわけですし、楽しんだかどうかというのは何しても言えることかなと、個人的には思っています。
投稿者 : 匿名接点を求めてと言うのも有るかもしれませんが
投稿者 : 匿名家の中に親がいないと言う状況その物がネトゲ廃人になるのに適してるってのが強い気がします
スポーツかぁ…考えさせられる良いたとえですね
やり過ぎは駄目なんでしょう
ダイエットでスポーツ始めましたが、ひざの調子が悪くなり
ある程度セーブする事を覚えました、サポーターとかも
あのまま続けていたら壊していたかも?
ゲームも大好きで仕事を選ぶさい、左右する基準だったかもしれませんが(収入は考えてなかった馬鹿だから)普通に働いてます
働かないほどにゲームしているのなら問題だったでしょうね
後悔はしているけど
投稿者 : 匿名「ゲームしながらでももっと勉強すればよかった」と言う後悔で
ゲームに後悔はしてないかな
ああ、それで「久しぶりに読んだ本の話」ですか……ダブルミーニングだったんですね、これ。
投稿者 : 匿名まーFF11やらなきゃその時間をもっと別の創造的な事に振り向けてた可能性はあるが、向けたとは限らんしな。
投稿者 : さきち別の破滅的な出来事が進行していた可能性も個人的には無視できないし、まあ後悔はしないと決めた。
人のせいにする事じゃないし。別に仕事に差し支え出た訳でもないし。