レジェンドオブレガシー 評価、最終レビュー、ネタバレあり
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「レジェンドオブレガシー」をクリアし終えたのでレビューでもしてみようかと思う。
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「レジェンドオブレガシー」はニンテンドー3DS用ソフトとして1月22日に発売されました。
発売してすぐに数時間プレイ後のレビューを行いましたね。その際の詳細は『レジェンドオブレガシー、レビュー』でご確認ください。
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今回は最後まで終えた後での評価ということですね。
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ネタバレに相当するものもあるので、プレイ中でそういったものを見たくない人は自己責任で見ていただけたらと。
ストーリー上のネタバレのようなものは無いので、その点はご安心を。
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で、どうだったんですか、最後まで終えた感想は?
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発売後のレビューで述べたように、良いんじゃなかろうか、と。
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評価は変わらないのですね・・・。
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前回述べたように、ストーリー部分はあまりなく、町を起点にいろいろなダンジョンを攻略していくようなスタイルになっている。
敵と戦って技などを覚え、そして陣形などを工夫して敵を倒していく。
経験値で強くなるのではなく、強い敵と戦うとステータスや技を覚えやすいという特徴があるので、経験値という数字にこだわらずにプレイが出来る。
いろいろな要素を簡略化しているので、見るべきポイントも少ないので、初めてプレイするシリーズにありがちな煩雑さというのが少なくてプレイしやすい。
とはいえ、今までのゲームと異なるため、そのあたりに戸惑いを感じることもあるだろう。
説明書も詳しく情報を載せているわけでもないので、実際にどうなのかよくわからずプレイし続けることにもなってしまう。
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となると、難しいゲームなのでしょうか?
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やることは限定されるので難しくはないと思う。
ただ、敵が理不尽なダメージを与えてくることも多いので、そうした攻撃に対する対応方法などを理解しないと全滅を繰り返すことになる。
このあたりの対応の一つが陣形であり、その重要性は最初のプレイの際に説明されはするんだけどね。
どうしても途中からその対応をするのが面倒になって普通に戦ってしまい、一気に崩れるということも多々ある。
基本に戻ると、そこまで難しくはない。
後は使う武器によって難易度も変わってくるので、このあたり、不利な武器を装備し続けると、辛いかもしれない。
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具体的にはどう辛いのでしょうか?
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敵が多く出て来た時に、できるだけ早くに敵の数を減らす必要があるのだが、その時に強い全体攻撃が出来る武器が好ましい。
しかし、強い全体攻撃が無い武器で戦っていると、敵の手数によってジリ貧になることが多い。
なので、武器の選択によって難易度も大きく変わってくる。
ちなみに、お薦めは大剣。
それと、盾がここまで重要なゲームも珍しい。
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盾、ですか・・・。
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ストーリーもあまり無いけど、キャラクターがによって話が進むようなストーリーは無いものの、世界観はしっかりと描かれているので、そのあたりを受け入れられる人は悪くない。
逆に、キャラクターが話を進めてくれないと理解が出来ないような人は、このあたりが受け入れられない要因となるだろう。
最後までプレイしてみて、いい感じの世界だな、とシミジミ感じられた。
必ずしもキャラクターによるストーリー展開だけが世界を構築するのではないということだ。
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全体的に良いように感じますが、逆に良くない点などはないのでしょうか?
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たくさんあるよ。
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たくさんあるんですか・・・。
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ただ、そういった部分は細かい部分なので、一作目にここがダメだ、あそこがダメだというのはちょっとどうなんだ、と。
シリーズを重ねているゲームだと、駄目な部分をつぶしていけるけど、あくまで一作目であることを考えると、仕方ない部分も多い。
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例えばどういったところが良くないと感じたのでしょうか?
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やっていて一番感じたのは、SPが戦闘終了後にまったく回復しない点。
SPは技や術を使う際に必要なポイントなのだが、これが戦闘終了後に1ポイントも回復しない。
戦闘中に敵味方の攻撃が終了後に回復するので、敵を1体残したら、SPを回復するまで敵の攻撃をやり過ごして待たなければならない。
この部分が、特に面倒に感じた点だ。
他にも、特徴の一つに精霊の存在があるのだが、この精霊を自分側に引き寄せていないと術が使用できない。その引き寄せるのに行動1回分を使うため、このあたりも煩わしく感じてしまう。
味方は3人でその3人のうちの1人の行動を使うので、少ない行動回数にこの行動を入れるのは手間に感じる。
敵も精霊を敵側に引き寄せようとするので、敵が引き寄せたら、また精霊をその都度引き寄せ直さなければいけないし。
こうした手間の部分があまりゲームの面白さに直結していないので、そうしたところはマイナスとなる。
とはいえ、先にも述べたように、最初からなんでも完璧に仕上がるなんてこともないので、こうしたものが改善された新作が出ればよいのかな、と。
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シリーズの積み重ねによるタイトルと新規タイトルは区別されるべきとのことですね。
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最初から完璧のゲームなんて存在しないし、完璧のゲーム自体も存在しないから。
どこかしらの問題があり、それに対応するためにも新作が出てくるわけだし。
そうでないのであれば、過去に発売された1タイトルで永遠に遊び続けられるということになる。
今回は土台として十分遊べるゲームだったということで、それだけでも十分だろう。
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ふむ。
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まあ、途中、どうしてもダレルけどね。
あと、クリア後の2周目プレイの際、キャラクターの強さを引き継げないなどの部分はいただけない。
他のキャラクターのストーリーを堪能しようかと思っていたが、さすがに辛いと思ってやる気が起きなかった。
このあたりも、次があるのであれば改善してもらいたいところだ。
いずれにしても、人は選ぶだろうが、十分遊べるゲームだと思っている。
出来れば発展させた新作が出ることを望むがどうだろうか。
少しでも興味が湧いた人はのであれば、プレイしてみてもらいたいところ。
世界樹1のように長く愛されるタイトルになればよいね
投稿者 : 匿名