スマホで展開を決めた任天堂、すでにスマホで失敗したソニーのプレイステーション、今後どうなるのか
-
先週は任天堂がスマートフォンでの展開を発表して話題になったね。
-
具体的にどういったことがあるのか不明なので、良い意見よりも悪いと判断した意見の方が多く見受けられます。
-
任天堂はスマートフォンに参戦することになりましたが、ソニーはどうなっているのでしょうか?
-
どうもなにも、もうすでに失敗済みなのだが・・・。
-
そんなわけないでしょうに・・・。
-
ソニーのスマートフォンというと2通りの考え方がある。
まず、機器としてのスマートフォン。
そして、ゲームとしてのスマートフォン。
ゲームの方は区別するために、プレイステーションのスマートフォン展開という言い方をしたいと思う。
-
で、何が失敗なのですか・・・l。
-
機器としてのスマートフォンは、ここ最近のソニーの業績悪化要因であることから、失敗したことは明白だろう。
で、プレイステーションとしてのスマートフォンだが、すでにサービスを展開していた。
-
プレイステーションモバイルという仕組みを用意していましたね。
-
で、このサービスが9月10日に終了と。
-
本当に失敗したんですね・・・。
-
プレイステーションモバイルはゲームポータル的なものを目指していたのだろうけど、ソフトも揃わず、PS Vitaの失敗もあって普及しようがなく、終わったという印象。
PS Vitaが売れていれば、そちら経由でプレイステーションモバイルに展開しているソフトも利用されるようにしていけたのだろうけど、そうでない以上、スマートフォンではappleやgoogle経由で普通に買えばいいよね、としかならない。
なので、結局、どうにもならずに終了することにしたのだろう。
-
片や参戦、片や撤退というのは違いが見えて面白いですね。
-
このままソニーはスマートフォン向けに展開を取りやめるのでしょうか?
-
その対策として、「プレイステーション ナウ」を推し進めいくのだろう。
-
ソニーのクラウドサービスですね。
プレイステーション系のタイトルが自分でソフトを持たずに遊べるようになる仕組みです。
-
なぜ、プレイステーション ナウがスマートフォンに関係するのでしょう?
-
クラウドサービスは行っていることは動画の配信のようなものなので、画面と操作手段さえあれば、端末を選ばずに利用することが出来る。
なので、スマホにタッチ操作で操作させるだけで、スマホ上に画面を映してゲームを楽しめる。
-
でしたら、今回のプレイステーションモバイルの失敗も問題なくなりますね。
-
ただ、そうした動画のやり取りはデータ量をかなり用いるので、本当にそれがスマホでできるのか、という問題が残る。
-
どういうことでしょう?
-
今のスマホアプリのゲームでちょっとリッチなゲームをプレイすると、docomoやauなどの通信会社の定めたデータのやり取りの月の上限をオーバーしている、という話が、東京ゲームショウ2014の基調講演でも取り上げられていた。
となると、常時動画のやり取りをするクラウドサービスだと、あっさりその上限を超えてしまいそうなんだよね。
今後の通信会社のサービス拡大によって解決はするものの、通信会社も安売りはしたくないだろうから、ユーザーにかかる金銭的負担も増してくる。
となると、そこまでしてスマホでクラウドサービスを使ってゲームをしたいか、という疑問が生じる。
Wi-Fiを用いて、ともなるけど、こちらもデータのやり取りの問題も出てくるし、自宅のように安定した環境でなければそうそうスムーズに行くこともない。
わざわざ、どこでどういったWi-Fiを使えて、そこであえてゲームをしよう、という人は、よほどのコアな人以外いないだろうし、そういったところでプレイするゲームといっても、プレイステーションで得意とされているアクション系ゲームよりかは、スマホアプリで多く出ているパズルとかの方が主流になるだろうし。
となると、スマホでプレイステーション ナウというのは現状では現実的ではないかと。
-
クラウドサービスは夢のようなサービスですが、それは通信環境が整っていることが前提というわけですね。
-
このため、ソニーとして今後、どういった形でスマホなどの端末に関わっていこうとするのかは注目すべき点だろう。
プレイステーションモバイル終了以後、何か新たなサービスを打ち出すのか、それとも何もしないのか。
ソニーの展開も気になるところだ。