PS4の値下げの時期はいつなのか
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ネタに困ったのでPS4のお話でもしようかと思う。
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どういう理屈ですか・・・。
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3月6日『ドラゴンクエストヒーローズでわかる、PS4が如何に小売りに信用されていなかったのか』でPS4の値下げ時期などを少し取り上げたので、もうちょっと詳しく述べておこう。
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その時にはE3 2015辺りで発表があるのでは、という話をしましたね。
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で、人によっては、まだ売れているのだから値下げはまだまだ先でしょ、という人もいる。
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日本では売れていませんが、世界的には急速な勢いで普及していますね。
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今の価格で売れているのですから、このままの値段で売れるところまで売るということも考えられますが、なぜ値下げがE3 2015辺りに発表なのでしょう?
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今、PS4が売れているのは海外であることはご存知の通りで、Xbox Oneとの比較でいえば、ヨーロッパで大きく引き離す普及台数となっている。
特にドイツ、フランスなどのシェアが比較的大きい国で、日本ほどではないけど大きな差を生んでいる。
しかし、別の地域を見ると事情が少し変わってくる。
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別の地域とは?
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アメリカとイギリス。
特にアメリカは世界のゲーム市場でトップレベルであり、重要な市場だ。
そのアメリカでは、昨年末のXbox Oneの値下げキャンペーン以降、かなり本体シェアが切迫している。
ほぼイーブンと言っていいくらいまで近づいているのが昨今の状況だ。
イギリスもアメリカほどではないにしろ、Xbox Oneとの普及台数はいくらでも逆転できる状況となっている。
この辺りが、世界という一括りで見てはいけない点で、フランス、ドイツなど、突出してPS4が売れている地域と、Xbox Oneとさほど差が無い地域の2タイプあることを把握しておくべきだ。
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アメリカ、イギリスはともに英語圏ですね。
Xbox360が世界的に売れていた地域とも言えます。
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それがどう影響するのですか?
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特定の地域で売れていても、他の地域でXbox Oneと競っているのであれば、その地域で普及を考えた時、値下げという選択肢を取る可能性を否定できない、ということ。
特に巨大市場のアメリカでどうしても勝とうと思った時には、E3 2015辺りでの値下げの発表は十分考えられる。
もちろん、アメリカだけで値下げということにはならないだろうから、他の地域、当然日本もだが、値下げされることはありうるのではなかろうか。
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ですが、ソニーの業績が悪いので値下げは無理だ、という話を以前していたじゃないですか・・・。
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1月6日『PS4が世界累計1850万台突破、どこでPS4が売れているのか』で取り上げましたね。
ですが、来期以降は業績が回復することから、4月以降には値下げがあるのでは、という話でした。
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ふむ。
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この2月、3月に値下げがあるのでは、とネットで言っていた人もいたけど、それはソニーの業績から考えて無理という話をした。
しかし、4月以降は状況が一気に変わる。
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どう変わるのですか?
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今まで、ソニーが連続して赤字であった要因の多くをすでにリストラや事業再編等して処理し終えるのが来期。
本当は今期で全部終わっているはずだったのだが、スマホ機器の不振でさらに伸びてしまった。
だが、それでも来期はソニーとして各部門が動きやすい状況になると思う。
そうした中で、ゲーム部門がPS4のさらなる普及を考えるのであれば、ようやく値下げしても会社として大丈夫な時期になる。
必ず値下げをするかどうかはソニー次第だが、今までのやりたくてもできないというのではなく、やろうと思えばできる段階に入っていく。
そして、海外市場、特に北米市場を考えるのであれば、E3 2015辺りでの値下げ発表は有りではないかと。
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Xbox Oneと拮抗している北米市場だからこそ、そのタイミングで、ということですね。
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利益を求めるのであれば、年末商戦まで待つということもありうるが、PS4本体だけでなく、PSプラスやPSストア経由でのさまざまなコンテンツ配信での収益上昇を考えるのであれば、早い時期、つまりはE3 2015辺りかと。
どちらを取るかはソニー次第だけどね。
他にも実質値下げとして、今までと同じくソフトをいろいろつけたりといったこともしてくるだろうし。
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実際にどうなるかは6月まで待つ必要があります。
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購入予定のある人は別だけど、もし急ぎでない場合はE3 2015まで待ってはどうだろうか。
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もし、6月に値下げが無い場合は?
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次は8月辺りになるのでは。
年末になったから値下げをするというよりかは、年末のソフトを発売する前に本体の普及台数を増やしたいだろうから、9月辺りまでには動きがあると思うが、さてさて。