ファイアーエムブレムifの予約がスタート、この売り方は良いのかどうか

4月2日公開のニンテンドーダイレクトで「ファイアーエムブレムif」の発売日の発表があったね。

6月25日に決定しました。

また、今回は特殊な販売方法を採るようです。

特殊とはどのような販売方法かな？

まず、パッケージ販売ですが、「ファイアーエムブレムif 白夜王国」「ファイアーエムブレムif 暗夜王国」の2パッケージで販売されます。

2パッケージ販売といいますと、「ポケットモンスター」シリーズが有名ですが、今回のファイアーエムブレムでは、ストーリーが異なるようです。

でしたら、事前にやりたいストーリーを選ぶ必要があるということだね。

難易度は白夜王国の方が易しいようです。

また、片方のパッケージを購入後、もう片方のストーリーが楽しみたい場合は、ダウンロードコンテンツとして、割安でダウンロードが可能です。

ですので、両方のパッケージを買うよりかは、片方を買い、その後、もう片方をダウンロードするのが良いようです。

確かに、複雑な販売方法だね。

それだけではなく。

まだ何か・・・。

「ファイアーエムブレムif」の単体ダウンロード版は、ストーリーを進めてどちらかが選べるようになっているようです。選んだあとは、片方を楽しみ、逆のストーリーを楽しむ際にはもう片方のダウンロードコンテンツを買うような仕組みになると思います。

どちらのパッケージにも後日、追加コンテンツが配信され、また別のストーリー展開も用意しているとのことです。こちらも有料です。

さらに、これら3つのストーリーが楽しめる限定版も用意されています。3つ目の追加コンテンツは配信後になりますが、「白夜王国」「暗夜王国」のストーリーは1本のソフトに含まれているパッケージです。

いろいろありすぎて良くわかりませんが・・・。

簡単に言えば、2パッケージがあり、後日、追加コンテンツもある、といったところ。

限定版では、それらがすべて楽しめるようになっており、それ以外は追加コンテンツ扱いでダウンロード販売といったところだ。

本編のダウンロード販売に関しては、ストーリーの序盤で選択肢が出る。

わかりにくいので、本編のダウンロード販売は置いておいて、とりあえず、「白夜王国」か「暗夜王国」のどちらかを買うか、すべてを楽しむことが最初から決定しているのであれば、限定版を買えばいいということかと。

でも、なんだか嫌な販売方法じゃありませんか？

こんなダウンロード販売は認められないと思います。

当然、あなたもそう思いますよね。

いいんじゃない？

ちょっと、どういうことですか。

バンダイナムコのダウンロード販売は批判しておいて、今回は良いとは話が違いますが？

前にダウンロード販売について触れたので、それを読んでもらえればいい。

こうした形の発表であれば、何ら問題ない。

次の内容ですね。

2013年10月16日『許されるゲーム課金、許されないゲーム課金』と、2013年10月21日『ゲーム課金の告知のルール化をゲーム業界で早急にすべき』で取り上げた内容を紹介します。

『追加シナリオとか、コスチューム変更など。基本はゲームのバランスに影響のないもので、見た目とかストーリーとかが追加される程度であれば、それはゲームの魅力を増すことになるため、良いゲーム課金ではなかろうか。

感覚としては、ゲームセンターで100円を投入するかの如くに追加シナリオなどを楽しめばいいだけなので。

それで金額に見合った分の時間、遊べるのであれば、それはそれで良いだろう。』(『許されるゲーム課金、許されないゲーム課金』より)

『基本はメーカーが小売店に発注数を確認するタイミングだろう。

そこで、メーカーが小売店に対してちゃんとゲーム課金があること、どういった課金があるかということを資料で提供すべきだ。そうしないと売れ行きが左右するゲーム課金の場合は小売店が発注数を誤り、経済的損失が発生するから。

もちろん、メディア経由での告知のタイミングなどもあるから、詳細まで伝える必要はないが、先に述べたような大まかな課金の分類などは伝えるべきだろう。

そしてまた、予約受付を早い段階でするのであれば、そのタイミングでユーザー向けにもしっかりと告知をすべきだろう。この早い段階というのは、限定版の同梱物に生産に日数の要するアイテムを同梱する際に、半年くらい前に予約を受け付けるような、そうした商品の場合を指す。

それ以外は、たいていは小売店が発注するタイミングと、ユーザーが予約できるタイミングはほぼ同じタイミングのため、小売店に資料を渡すとともに、ユーザー向けにウェブや雑誌メディアなどで情報をまずは載せる。

このあたりがごくごく当たり前にすべきことであり、なおかつ妥当な線かと。』(『ゲーム課金の告知のルール化をゲーム業界で早急にすべき』より)

ストーリーの追加等であれば、その分のお金を払うという意味でなんら問題ない。

また、そうした告知のタイミングも、予約開始や小売店の発注の段階で行っていることから、周りへの配慮をしっかりとしていると言える。

これらの売り方が嫌だと判断すれば買わなければいいだけだし、商売の手法に対してまで文句を言うのはお門違いだ。

「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」の時はあんなに文句を言ったじゃないですか・・・。

あの時の文句は、発売日直前にこっそりオフィシャルサイトにスタミナ課金制度があることを発表したことに対しての文句だよ。

そして、その手法は詐欺師が採る手法と同じであり、詐欺と何ら変わらないから、その点に対して特に指摘をした。

最初から予約の段階でスタミナ課金がありますと発表していれば課金すること自体に文句を言うことはないよ。

それで良ければ買えばいいし、それが嫌なら買わないというユーザー側の選択ができるわけだから。

また任天堂に甘いとか言われますよ・・・。

甘いも何も、2013年の時に示した基準に照らし合わせると、悪くはないという結論にしかならない。

ですが、その時には次のようなことも述べていました。ストーリーの分割が、このパターンに当てはまる可能性もありますが、どうでしょうか。

『削除したものを追加するパターン。

本来であればパッケージ版に入れておくべきようなものや、入れてあってようやくまともなソフトとなりうるような要素をあえて外し、それを課金して買わせようというパターンが該当する。』(『許されるゲーム課金、許されないゲーム課金』より)

それは、実際にプレイしてみないと何とも言えない。

単品だけで5000円の価値があるかどうか、もう片方をダウンロードをして7000円の価値があるかどうか、そして、追加配信をプレイして9000円の価値があるかどうか。

どうであるかはプレイしたユーザーが判断することだ。

まだプレイしていない段階では評価できない。

この売り方に批判があるのはわかるが、仮に1パッケージで白夜王国、暗夜王国のストーリーを入れて最初から7000円で売られても買う人は限られてしまう。

そのため、入り口は狭くするために安くし、残りは追加の支払いで、というのは良くある物の売り方だろう。

片方だけでもいいや、という人からすれば、安く買えるのだから。

では、今回の売り方は何ら問題ないというのですか？

一つ問題点を指摘すると、パッケージ版で2パッケージ発売されるが、難易度は片方は高いんだよね。

で、購入する段階で、どちらが難易度が高いかなんてわかるわけでもないし、何を基準に難易度が高いかは、ユーザー自身がプレイしなければわからないことだ。

それをパッケージ形式で売り、仮に自分の思っていた難易度になっていなかった場合はどうするんだ、という気がする。

それに、どちらにどういったストーリーが展開されるかは全くわからない状態で、パッケージを買うというのもどうなんだ、と。

本編ダウンロード版だと、途中まで進めて、その後枝分かれすることが出来るので、難易度の違いやストーリーの違いを自分で選ぶこともできるが、無の状態でパッケージを取らせるのはどうなのかという疑問はある。

何か策があるのかも含め、今後の対応を見ていけたらと思う。

いずれにしても、シミュレーションゲームで50万本を売り上げたシリーズの最新作ですので、注目です。

すでに予約の受け付けもスタートしています。

限定版は品切れになっていますが、後日追加で予約の受付があるかもしれませんので、随時チェックしましょう。

購入の際は、どちらのパッケージ版を買うか、決めましょう。

ファイアーエムブレムif 予約販売受付中

プロモーションムービーも合わせてご覧ください。

そんなわけで、「戦国BASARA」から真田幸村も参戦することになったわけだが。

なっていませんよ・・・。