スクウェアエニックス出版の起こした「ハイスコアガール」著作権侵害問題でSNKプレイモアと和解、最悪の結果にならず?
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投稿が届いていますので紹介します。
『ハイスコアガールの件両社間和解成立したみたいやで』(投稿)
『どうやら和解したみたいですよ。
書籍も復活して、アニメ化も進行するんですかね?
いろいろとイザコザの多い時代なので、ゲームメーカー同士仲良くしてもらいたいものです。』(投稿) -
すでに発覚から1年以上経過している案件ですね。
2014年8月6日『「ハイスコアガール」でスクウェアエニックスが著作権侵害で家宅捜索を受ける、この事態を予言していた人も』、2014年11月17日『スクウェアエニックス、役員含む15人が書類送検、「ハイスコアガール」漫画家も、次回のスクエニ先生の作品にご期待ください』などで取り上げています。
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和解内容も見ていきましょう。
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スクウェアエニックスから発表されたプレスリリースは次の通りです。なお、同じ文面でSNKプレイモアでも情報が公開されています。
『和解による紛争の解決に関するお知らせ
当社と株式会社SNKプレイモア(以下「SNKプレイモア」)との間で生じていた当社の出版物「ハイスコアガール」(以下「本件出版物」)に関する刑事及び民事の紛争(以下「本件紛争」)について、以下の通り2015年8月24日付で両社間の和解が成立しましたので、お知らせいたします。
1.本件紛争の経緯
SNKプレイモアは、本件出版物が同社の著作権を侵害しているとして、2014年5月26日付で、当社及びその役員・社員を大阪府警察に刑事告訴しました。これを受けて、当社は、2014 年10月8日付で、本件出版物がSNKプレイモアの著作権を侵害していないことの確認を求める債務不存在確認訴訟を大阪地方裁判所に提起し、さらに、これに対する反訴として、SNKプレイモアは、2015年3月16日付で、本件出版物の出版差し止めを求める著作権侵害行為差止請求訴訟を大阪地方裁判所に提起しました。
このたび、両社及びSNKプレイモアの大株主であるLedo Millennium Co., Ltd.(以下「Ledo」)の間で、今後、各社のコンテンツを利用した新たな協業機会の創出を可能にするため、本件紛争を早期に解決すべきとの合意に至り、2015年8月24日付で両社間の和解が成立しました。なお、この和解に基づき、SNKプレイモアは、2015年8月24日付で上記刑事告訴についての告訴取消書を大阪地方検察庁に提出し、同庁に受理されました。
両社及びLedoは、新たな協業機会の創出を通じて、これからもファンの皆様のご期待に沿うコンテンツの開発・提供に邁進してまいります。
2.和解内容
(1)SNKプレイモアは、上記刑事告訴を取り消します。
(2)当社及びSNKプレイモアは、上記民事訴訟を各々取り下げます。
(3)当社は、本件出版物の出版及び販売を継続することができます。』(スクウェアエニックス プレスリリースより) -
どうですか、この結果は?
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一番つまらない結果になってしまって残念。
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つまらないって・・・。
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SNKプレイモアが勝って著作権のグレーゾーンをはっきりさせるのも面白かったし、スクウェアエニックスが勝って自社ゲームソフトのゲーム画像が他の漫画に多数登場するようになっても面白かったし。
そのどちらでもない結果なので、つまらないという表現しかできない。
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どちらに転んでも悪い結果になるのはスクウェアエニックス側でしたので、うまく和解にこぎつけたと言えますね。
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その条件がどうなっているのかは知らないけどね。
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1年も経って急に解決というのも驚きます。
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SNKプレイモアは今年8月に中国系企業に買収されているんだよね。
なので、そこで大きく方針が変わったのだろう。
今回のプレスリリースでも大株主の企業名が出ているように、その会社が中国でビジネスしていく中で、スクウェアエニックスのゲームを活かしたいと考えたのではなかろうか。
なので、そうしたことを含めて、SNKプレイモア側にとって、つまりはその大株主にとっておいしいような流れになっているのかと。
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プレスリリースの「各社のコンテンツを利用した新たな協業機会の創出を可能にするため」に、そのような意味合いがあるということですね。
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出版部の下らない過ちでゲーム部門にまで影響が及びそうな結果となってはいるのはどうなんだという気はするが。
本当に、馬鹿なことをしてくれたよ。
ブランドの切り売りをトップが始めると末端にまでその精神が浸透するんだね。
投稿者 : 匿名漫画楽しみにしてる人達には良い結果だね、アニメなったとしたらどこまで再現される
投稿者 : 匿名これで、SNKプレイモア関連は片付きましたね。
投稿者 : 匿名残る懸念事項は、コナミ(ハドソンとさくまあきら版権含めて)が当初からこの件でノーコメントを貫いていた事。
今後の経過で明らかになるでしょう。コナミは体制上いつまでも態度を曖昧にしたままの訳にも行かないはず。
連載再開には言及されてないんですよねー。スクエニの手によって犯罪者に仕立てられた作者の心境が知りたい所です。あの責任のなすり合いに明け暮れたスクエニ編集部の連中とまた仕事したいと思ってるのか等を。
投稿者 : 匿名