なぜ日本では海外ゲームが売れないのかPart1 日本の販売元の問題とその解決

今日は、なぜ海外のゲームが日本で売れないのか、ということを取り上げていこう。

最近ではそれなりに売れるようになっていますが、それでも海外とのゲーム市場比率からすると、まだまだ日本の割合が少ない状況です。

何か原因があるということですよね。

いったい何が原因なのでしょう?

真剣じゃないからでしょ。

真剣?

メーカーが真剣にゲームを作っていないってことですか?

いや、日本で売ろうという姿勢がないってこと。

海外でなぜゲームが売れているかというと、ゲームが面白いから云々以上に、ゲームを積極的にアピールして、それでようやく多くの人に遊んでもらっているんだよね。

開発費に勝るほどの広告費をかけて、それでようやく数百万本以上の売れ行きを示している。

単にゲームが面白いからというだけではそのような結果にはならず、宣伝広告に過度に力を入れることによって、日本でも知られるような海外の大作ゲームがあるわけだ。

でも、日本だと、そうした広告をしようとしないよね。

なぜしないんでしょうか?

日本で発売するときには、日本のソフトメーカーを通して発売していることが多い。

例えば、スクウェアエニックスや、スパイクチュンソフトなどのメーカーが挙げられる。

しかし、これらのメーカーは、リスクを取ってまで広告戦略を練らないため、利益を得られる程度の広告しかしない。

その結果、日本では多くの人に認知してもらうほどの知名度が得られずにいる。

海外だと、1作目でも2作目でも、そして3作目と、それぞれしっかりと広告戦略を練るのだが、日本だと、いずれも小規模で終わってしまうため、後々にもつながらない。

PS3やXbox360時代に主流となってきた海外ゲームがいまだに日本で認知されていないのは、こうした日本の販売元の広告戦略の消極的行動が、今にも至っていると言える。

ですが、同じく海外ゲームの「グランド・セフト・オート5」は100万本と大きく売れたじゃないですか。

あれはなんでなんですか?

「グランド・セフト・オート5」は、PS2時代にシリーズが売れていたから。

まだゲームの勢いがある時のPS2時代に売れたので、その時点で認知度はPS3時代から出てきた海外ゲームと比べて段違いだったよ。

それに、どうもネット動画サイトなどでも盛り上がっていたので、その面でも広報効果があったのだろう。

そうした下済みが無いゲームの場合は、しっかりと広告をしていかないといけないのだが、海外で行われているほどの広告を日本では行っていない。

だったら、売れなくて当然だ。

では、今後も海外ゲームは売れないということですか?

それを変える機会というのが先日発売された「コールオブデューティ ブラックオプス3」。

発売元がスクウェアエニックスからソニーに変わったので、これでソニーがPS4と共にしっかりと日本国内で宣伝するのであれば、海外ゲームが受け入れられる第一歩を踏み出せるのではないかと思っている。

幸い、その後には「スターウォーズ バトルフロント」も控えているし、このあたりをしっかりと伝えていけば、海外ゲーム受け入れの土壌を作ることはできるだろう。

土壌を作るだけですか・・・。

さすがに1回広告しただけで海外のように売れるということはないよ。

ただ、ここで芽を蒔けば、5年後くらいに花開くと思う。

そして、5年後にはもう一つ別の芽が花開くときでもあるし。

何か別の種が蒔かれているのですか?

「スプラトゥーン」をプレイしていた小学生勢が中学生、高校生になる時期だから。

ゲームをプレイするのに問題となる最初のとっかかりの操作に対する問題を「スプラトゥーン」で解決してくれているので、あとはそうしたプレイヤーが海外ゲームを実際に触れるであろう年齢になる時に、うまく絡めばより海外ゲームが日本で広がるだろう。

話が逸れたけど、ソニーがどれほど注力するかにかかっているので、注力せずに他のメーカーレベルの広告戦略しか採らないのであれば、あまり変わらないだろうけどね。

「コールオブデューティ ブラックオプス3」の初週の販売本数が出ましたが、PS4版が14万本、PS3版が2万本でした。

これから年末商戦に向けてどれだけ伸ばせるのかにも注目です。

「スターウォーズ バトルフロント」も11月19日とまもなく発売です。

と、いうことで、Part1を終える。

暇があったらまたPart2でもいろいろ取り上げる予定。

直近、直後の話題

1つ過去の話題:FF11、最後のメジャーバージョンアップ、雑感と想い出画像
1つ新しい話題:ニンテンドーダイレクト、史上最悪の出来、妖怪の仕業か!?DQやFFなど盛りだくさん

『なぜ日本では海外ゲームが売れないのかPart1 日本の販売元の問題とその解決』へのトラックバック

トラックバックURL: https://www.makonako.com/mt/mt-tb.cgi/4850

11月12日『なぜ日本では海外ゲームが売れないのかPart1 日本の販売元の... 続きを読む

『なぜ日本では海外ゲームが売れないのかPart1 日本の販売元の問題とその解決』へのコメント

洋ゲー全くやらない人がこんな記事を書いても説得力が…
それともやらない理由を広報のせいにする感じですか?

投稿者 : 匿名

戦略や広告費ではなく別の原因が理由かと。
蜂の巣を突いたが如く叩いてくるクレーマーのリスク回避が一番でしょ。
CMで少しでも残虐シーンとかあれば叩きに来る団体やらクレーマーとか・・・
特に洋ゲーだとFPSは戦争物が多いわけだし
結局は広告に力いれるのは、国産や洋ゲーとわずに大作や大衆受けするファミリー向けのゲームだけに絞られるわけで。

投稿者 : 匿名

今年ならウィッチャー3も売れてる

投稿者 : 匿名

相手をやっつけよう、ッて言う気概が強すぎて引いちゃう
GodofWarの最後、ゼウスを滅多打ちにするクレイトスさん
滅茶苦茶です死んでしまいます

投稿者 : 匿名

なんというか万人受けするようなジャンルをね

投稿者 : 匿名

確かに日本で売れているゲームは知名度があったりCMを
多く打っていたりと言うのはありますね。
内容が良くても、それを知られていないと売れませんからね。

あと個人的に海外のゲームが売れない理由
・日本語吹き替えになっていない(字幕だけだと疲れる)
・難易度が高い(特にFPS系など)
・内容が複雑(これはゲームの奥が深いなど、メリットデメリットがある)
・顔がゴツイ(洋ゲー特有ですな。キャラメイクでイケメンが作れないなど)
・残虐表現が多い(対象年齢が狭まる。日本では子供や家庭持ちにライトユーザー多い)

この辺りでしょうかね。

投稿者 : 匿名

人同士で撃ち合う系は、CMを打ちにくいと思いますよ。ふだから、能動的に情報を探す人以外には届かないんじゃないですかね。

ネットの広告は同じ趣味の人に提示されがちで、それ自体は正しい反面ゲームに関してはそういう人は放っておいても買うから。

投稿者 : 匿名

絵じゃないかな?
アニメ顔を好む日本人と彫りの深い欧米顔しか受け付けない海外
欧米顔を受け入れるのって案外敷居が高いのかもしれないと思ってる
簡単に言えば日本人には恋できるけど外人は論外みたいな?
FFとかMHとかネームバリューのあるソフトにでもならないと手に取ろうと思わないのかも

あと単純にFPSが日本人の琴線に触れないってだけかな
向こうでJRPGが売れないのも同じだね

投稿者 : 匿名

私はPC88時代からゲームは遊んでますが、洋ゲーとか和ゲーとか意識したこと有りませんでしたね。まぁ、昔は主だったものは海外のゲームでしたがwただ振り返るとあの頃の方が日本メーカーは元気だった気がします。
洋ゲーが日本で売れないのは認知度よりも、結局は日本人の趣味志向の違いだと私個人は思います。
PC88全盛の頃も海外RPGが苦手な友人に理由を尋ねると、「いや、何していいか解らないから……」、「絵柄苦手」との答え……今でもこんな回答聞きますねw

投稿者 : 匿名

スプラトゥーンは操作のとっかかり以上にユーザーにTPSやFPSを子供向けという認識を植え付ける弊害の方が怖いですね。日本でゲームが子供向けと思われた原因も大手任天堂がSFCや64時代にその方面に推し進めた結果ですし

投稿者 : 匿名

広告なんて結構打ってるのでは
ウェブ広告なんて頻繁に見るし
過去、テレビ広告をバンバン流しても売れていない

結局どれも方向性が似たようなデザイン、似たようなジャンル、
そしてそのどれもが日本人の琴線に触れないだけですわ。

まずゲーム屋いってもパッケージデザインからしてどれも興味が沸かず手にとる気になれない
それどころか気づかず素通りしてしまう存在感のなさ
パッケージ詐欺と呼ばれるくらい、目を引くような努力をした方がいいね
長ったらしい英字タイトルとか意味わからんし

日本で売れるタイトルってどれもわかりやすいでしょ
ドラゴンクエスト、モンスターハンター、妖怪ウォッチ
コールオブデューティってなんやねん

投稿者 : 匿名

いや単につまんないから売れないだけです。洋ゲーっていうだけでクソゲーの代名詞ですから。
グランドオートセフトは海外で売れて知名度が高かったので「ひょっとしたら出来がいいんじゃないか?」って皆んなが思ったから売れただけです。
グランドオートセフトも売れたのはPS2のときだけでその後、次回作から大幅に売り上げ落としてますから「やっぱりクソゲーだった」っていう評価なんでしょ。WiiUで最初だけ洋ゲーが売れたのも同じで、試しに買ってみてクソだったから次から売れてないだけです。

ユーザー自身もゲームって正当に評価出来るわけじゃないので騙されて買うこともあるんですよ。ただそうやって騙しても次から売れないわけですよ。スプラトゥーンの場合は任天堂が信頼がおけるからたぶん面白いだろうなって判断で売れてるだけです。長く売れててまだやってる人も多いのはるのは、買ってみて面白かったからです。

投稿者 : 匿名

宣伝は大事ですよね。
ただ近年だと売れた作品については特定の宗教、思想の人によって公式の宣伝もステマ扱いになり、それがネット上で間違った拡散の後「アレがうれたのはステマのせい」の結論になるんでしょうけどね。

投稿者 : 名無し

洋ゲーがクソゲーの代名詞ってのは、さすがに言い過ぎかと。
中には酷いのがあるけど、それは国産でも一緒。

まぁ最近洋ゲーの凄さに気づきつつある。
凄いと面白いは、また別だけど。

投稿者 : 匿名

ウィザードリィは言うまでも無く
テトリスは洋ゲー
シムシティも洋ゲー
TCGも元は洋ゲー

投稿者 : 匿名

そもそも海外での売上げ考えたらわざわざ日本で頑張る必要がほとんど無いよね
数百万本の売上げを僅かな割合でも増やす方策を考える方が、数万本の日本市場で努力するより遙かに効率がいいわけで
誤差みたいな市場に力を入れるメーカーが少ないのは当然ではないかと

投稿者 : 匿名

Wizから始まって、TETRIS、PopulousにSimCityやLode RunnerとかRogueなど、
現在まで影響を残し続けている海外産のソフトは沢山あります。
インディー系で思わず膝を打つようなアイディアに出会うこともあります。

国内産のソフトが安全パイ狙いの無難なタイトルばかりなので、
マンネリ感を感じた層が今のゲームは同じ物ばかりだという認識が広がっているのではないでしょうか。
洋ゲーも同様にFPSばかり提供するから飽きられているのでは。

投稿者 : 匿名

>いや単につまんないから売れないだけです。洋ゲーっていうだけでクソゲーの代名詞ですから。

こう言うアホがいるから広告が意味無い。

投稿者 : 匿名

皆さんのコメントみて改めて思います。
やっぱ、文化、趣向、感性の違いじゃんw

投稿者 : 匿名

種を蒔けば芽が出ます。
芽が出れば花が開きます。

芽は蒔けないね…。
細かいところで失礼。

投稿者 : 匿名

スマホ洋ゲーだと思うけど
ゲームオブウォーってやたらCM流してるよね
さっきマライアキャリーまで出てきてびっくりしたわ


まあ全くやる気しなかったけど

投稿者 : 匿名

まずここまで皆が語ってる広報やら売上やらクソゲー云々は
多くの一般人は知らないし気にもしていない
そういう「ユーザー」でない人が多すぎるのが今の日本

まず日本市場が海外にとってどう見えるのか考察
・サブカルチャーの国として世界中にアピールしてる割に
 多くの国民はそれを「子供の物」「オタクの物」と蔑んでいる
・生活水準は高く裕福な国民が多い。
・エロには緩いがゴアには厳しい
・多くの国民がなにかしらのゲーム機を所持している

良い点として、人口は少ないが一人辺りの購買力は高い
また流行に乗り易い為一発が狙える事
悪い点として、大人がやるもんじゃないと思われて
一般人とオタクでユーザーが区切られている事

この2点が挙げられる
また日本のメーカーが創りだしてしまった土壌が
「エロでオタクを釣る」「子供に人気の作品を使ったキャラゲー」
これが洋ゲーには無い真逆の性質の為、
日本の「ゲーム好き」には受け入れられ難い原因となっている

ぶっちゃけ売りたいならWiiやDSみたいに一般層にアピールしなさいよと。
いくらゲーム屋や家電量販店や秋葉で広告だしても見ない人達だからね。
でもだからって媚びて対象年齢を落とせとかそういう訳じゃなくて、
洋画や海外ドラマの様に大人の趣味として「かっこよさ」をアピールする事
これが第一だと思う 「今は」金にならない市場だけど、改善の余地はあるよ

投稿者 : 匿名

結局洋ゲーの方向性が日本人の趣向とあってないんだよね
広告をいくら打ったところでそもそもその時点で面白そうではなく
怖い不気味気色悪い全部同じようなゲームとしか思わない人がほとんどなんだから
HALOとCoDとGoWの区別付く人がどれだけいるやら

投稿者 : 匿名

BO3のtvCMをばんばん打っていますものね。
それもPlayStationブランドではなくSONYとして。

BOってこういう内容だっけ?と言うような作りで、どんなゲームかが直ぐに分かりづらいCM感。

投稿者 : meme

近頃は台湾の艦艇擬人化ゲーをプレイする人続出

投稿者 : 匿名

ディアブロとかも洋ゲーで雑誌で結構取り上げられてた
マイクロソフトもエンパイアシリーズとか
EAスクエアも広告してたけど
結局はあまり売れなかったから縮小していった
ユーザーに受け入れられなかっただけ
マイクロソフトの周辺機器サイドワインダーブランドも縮小
マイクロソフトのマウスやキーボードは良いのがあったのに
コストダウンでリニューアルしダメになった

投稿者 : 匿名

エンパイアシリーズは日本でも定着して結構人気あったぞ。
ただ残念なのはRORとAOKのシンプルな作りがよくて
ミソロジー、Ⅲは無駄に複雑さを出していって自滅したパターン。

投稿者 : 匿名

売れない理由なんて簡単に思いつくよ。
・吹き替えがない(吹き替えの洋画のほうが人気あるのと同じ)
・CERO:Zにつき、店頭で宣伝ができない。
・日本では人気のないFPSが主流
あと、日本での販売において宣伝不足なのは事実だよ。
Xbox360のGoW3なんて人気シリーズの完結編だったこともあり、開発費が20億以上だったのに、それ以上マーケティングに投じられてる。だけど製作費に匹敵するほどマーケティングに金が費やされたはずなのに、日本じゃ目にする機会がまるでなかった。
ちなみに、日本ではMicrosoftが販売を手掛けたのに、このレベル。

投稿者 : 匿名

日本である程度受けている洋画や海外ドラマはそのほとんどが刑事ものかオカルトものであり、軍隊が銃撃つドラマではないし、首ちょんぱや四肢切断なんてしないいし。

ゲームだって刑事ものかオカルトもののAAAタイトルでCERO:Dまでならいくらでも宣伝機会はあるでしょう

投稿者 : 匿名