YouTubeの動画投稿で第三者が不正に音楽を著作権登録、プレイ動画にも影響、業界全体で取り組むべき事案
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最近、YouTubeで動画投稿をしていて一つの出来事が起こったので、取り上げてみようと思う。
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どういったことでしょうか?
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「ファイナルファンタジー11」の動画を投稿していたのだが、ゲーム中に使用されている音楽が、どうも著作権に絡むので、自動的に広告が出ますよ、という案内が出た。
で、この著作権絡みをスクウェアエニックスが申請していたのであれば、理解できる話なのだが、まったくの第三者が著作権登録をしており。
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なぜ第三者が・・・。
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そうなると、どうなるのでしょうか?
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動画の公開自体はできるのだが、動画の前に自動的に広告が入るようになる。
そして、その広告で得られた収益は、スクウェアエニックスに行くのではなく、第三者に行くという・・・。
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意味がわかりませんが・・・。
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どうも、第三者が勝手に音楽を不正に著作権登録をしているようなんだよね。
なので、ルールに沿ってゲーム動画を投稿していても、なぜか第三者の不正な著作権登録に引っかかり、結果として著作権侵害者にお金が行くという流れになっている。
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対策は無いのでしょうか?
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一応、異議申し立てというのができる。
ただ、その申請先は誰かというと・・・。
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誰でしょう?
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不正に登録した第三者になる。
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その異議申し立ては意味があるのですか・・・。
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その第三者も、異議申し立てを認めないということはなく、たぶん、そういった申し立てが多数来るからか、それとも問題化するのが嫌だからか、そのまま一定期間無視をするんだけどね。
一定期間無視すると、自動的に異議申し立てが通ることになるので、動画投稿の前に強制的に広告が入るとかは無くなる。
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ですが、それは問題ですよね。
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もちろん。
これによって、ゲーム動画配信自体が委縮する恐れがある。
普通の人は、著作権侵害だ、というメールが届くと、それだけで動画公開を取りやめてしまう恐れがある。
本来は、ゲーム動画をユーザーに公開してもらい、より多くの人にゲームを知ってもらう販売促進の意味合いのある行為が、不正な第三者の利益になるだけでなく、委縮してしまい本来のゲーム動画配信によるプラスのメリットすら失われてしまう。
また、今回のファイナルファンタジーの音楽に関していえば、例えばスクウェアエニックスがオフィシャルで特定の曲を使用した動画を公開しても、それに対して著作権侵害だから広告出すよ、というクレームが届くことになる。
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正式な著作権者に対しても強制的に広告が入るんですね・・・。
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ちなみに、その該当する曲は米国のamazon.comでも有料で第三者が販売しているという・・・。
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その販売元が正式にスクウェアエニックスから権利を得ているということはないのでしょうか?
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その可能性も考えたけど、どうもフリーの楽曲などを無断でYouTubeで登録して権利者を名乗っているという話もあったので、権利を得ているということはない。
一時期、itunesでも第三者が楽曲を無断登録して利益を上げていたという問題があったが、それと同じ話。
で、この問題、ゲーム動画配信に大きく影響を及ぼすので、業界全体として対策を練ってもらえないかと、こう思うわけだ。
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具体的にはどうすればいいのでしょうか?
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YouTube自体が仕組みを作るしかないだろう。
今現在だと、音楽の権利者が登録すれば無料で使っていい曲と、広告を強制的に入れる代わりに使ってもいいという2つのパターンがある。
これに、ゲーム動画であれば、無料で使ってもいい、という条件を食わえるのが適切かと。
先に挙げた登録すれば無料で使っていいとなると、ゲーム動画以外でも無断で使われる恐れがあるから。
逆に、強制的に広告を入れるパターンにすると、以前の任天堂が海外で問題視された広告収入の配分に関する問題と同じことが起こってしまう。
なので、新たにYouTubeがゲーム動画用の音楽の使用許諾の仕組みを作らないと難しいかと。
YouTubeとしても、東京ゲームショウ2015で講演したように、ゲーム動画配信の規模や魅力は理解しているので、ゲーム動画に特化した仕組みを作るくらいはしても良いのではなかろうか。
言うまでもないけど、先に挙げたような第三者が無断で権利者を名乗るような行為を防止する仕組みも必要なんだけどね。
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なぜ、それができないのでしょう?
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どうも、第三者が無断で権利を名乗った場合は、著作権者本人も登録をして対抗しないといけないのだが、登録をすると、先に挙げた無料か、それとも広告強制などのルール有りの2択を選ばなければいけない。
しかし、それはゲーム動画配信に関しては問題が生じるので、ゲーム動画配信には新たなルールが必要で、それに対してメーカーが登録をすれば、第三者の無断登録にも対応できるのかと。
今回はファイナルファンタジーの音楽について述べたけど、ガンダム系でもオープニングが第三者に登録されていたりするので、アニメ系でも何か対応が必要なのかもね。
特に、ゲーム化されるようなアニメ作品は、ゲームとして登録するのか、アニメとして登録するのかも含め、考える必要がありそうだ。
他所様の成果物で金儲けをしているということですかね?
投稿者 : 匿名ハイエナみたいな奴ですね
悪い奴はすぐそう言うのに気がつくんだよな~
投稿者 : 匿名著名人の不正受給は財テクの一つだと思ってるのと同じ
いい事思いついた、俺って賢い!みたいなノリだったりな
youtubeはコンテンツIDを第三者が無断で登録したりする場合があって色々問題になってますね
投稿者 : 匿名所謂フリーBGMを海外の謎の団体が勝手に登録して対応に追われている方も見受けられます
youtube側が仕組みをしっかり作ればいいのでしょうが今のところ権利者が頑張らなきゃいけないのがもどかしいところですね
Believe Music
Orchard Music
この辺りが問題になってることが多いです
まこなこさん、アマゾンの件にも言及されていますが、アマゾンの音楽聴き放題サービス「Prime music」とか、さらにヤバイですよ。
投稿者 : 匿名メジャーな曲のオルゴールアレンジが山程存在しています。
プラットフォーマー側はそれが正規品であろうとなかろうと、コンテンツが潤沢なことが客を呼び、ビジネスチャンスにつながるので取り締まる必要性を感じないのでしょうね。
コメントに賛成し、面白いなと思いつつも
投稿者 :中古ゲーム買ってメーカーに文句付けてる話を思い出しました
同じではありませんが、どこか昔から有る感じですね
ネットワークだからこそ発生した問題で、より複雑ですが、特に目新しいと言う事も無い気がしました
良く思いつくなそんな卑劣な儲け方 と何とも言えない気分です。