ダウンロード版はパッケージ版より1週間早く発売すればいいんじゃない？

投稿がありましたので紹介します。

『ゲームソフトって、パッケージ版よりもダウンロード版の方が企業の利益は高いと聞きました。実際、発売日の０時に遊べます！という広告も多々見かけるのですが、それならばいっそダウンロード版を１週間ぐらい先行発売すれば良いのでは？という気がします。
それをしない理由は、単に公平性を持たせるためでしょうか？』(投稿：セイ)

パッケージ版よりもダウンロード版の方に優位性を持たせて、企業としての利益率向上などを図ってはどうかという投稿ですね。

言われてみれば、そうですが、どうしてしないのでしょうか？

こんな事されて、誰がパッケージ版の商品を仕入れてくれるの？

そうでした、店舗のことが抜け落ちていました・・・。

とはいえ、考えとしては悪くないと思うんだよね。

昨今では、ダウンロードカードの販売もあるのだし、店頭でもダウンロードカードを事前に販売するという形で小売店の利益の確保もさせることができる。

それに、ダウンロード版を先行販売することで、一斉にプレイをさせることが出来ることから、早くにパッケージを入手した人によるネタバレ防止にも役立つ。

将来的には、ダウンロード版にメリットを設けてダウンロード版への移行を推し進めるというのも一つの手だと思う。

ですが、やはりメーカーにとってもユーザーにとってもデメリットはありますよね？

メーカーのデメリットは、パッケージ版にしたことによる押し売りができるという点。

一度小売店に売ってしまえば、それがユーザーに買われまいが、メーカーとして利益となるメリットがあった。

それがダウンロードカード販売だとできなくなる。

この辺りは、悪しき慣習なので、とっとと改善した欲しいところなのだが、それがダウンロードカード販売で対応できるようになるのではなかろうか。

ユーザー側としては、パッケージ版を買いたい人からすれば、差別されているようでいい印象がないというのがあるだろう。

ただ、パッケージ版を買う人は、中古で後で売ろうとか考えている人も多いだろうから、あまりそうした層を意識しなくてもいいんじゃないかと思ったりするんだよね。

本当に早く欲しい人であればダウンロード版を買えばいいのだし、別の理由があるのであれば少し待つのもいいのだし。

それらは区別の問題であって、新しい動きをするときに過去の習慣に囚われた人を必要以上に意識する必要もないのかと。

それに、パッケージ版の流通量が減れば、需要と供給のバランスが適正化されて案外中古価格が下げ止まるので、中古の売買で新作ソフトを買うような層にとっては、プラスに働く可能性もある。

中古で売れなければ新作が駄作だった時に困る、という人もいるだろうから、ちゃんと体験版等で事前チェックができるような仕組みを増やすというのも必要になりそうだ。

ですが、やはりいい印象はありませんね。

でも、例えば、「サマーレッスン」が今度、パッケージ版が出るけど、これに対して文句言うような人ってどれだけいるか、という話になるでしょ。

5月25日に追加コンテンツが含まれたパッケージ版が発売されますね。

よくよく考えてみれば、ダウンロード版先行販売と言えます。

1週間という期間がどうなのか、とかいろいろ議論はあるだろうけど、ダウンロード版の販売を推し進める何かをしていく、というのはありと思うがどうだろうか。

ゲームタイトルにもよるけど、子供向け以外のタイトルは、ダウンロード版移行を本格化する時期が来ているのかと。

そのための整備も十分されているし。

とはいえ、ダウンロードカード販売に対応していない店舗もあるかと思うので、そうしたところへの対応が一番難しいところだ。

レジを通すことでコードが使用可能になる方式でない販売形態も考える必要がある。

普通にメーカーへ返品可能にすれば、認証されたカードを小売店に渡して売ってもらうこともできるのだし。

今までの小売りに卸したら丸儲け方式をいい加減改めて、よりよい仕組みを一考して実践してもらいたい。