北米でニンテンドースイッチ版「ゼルダの伝説ブレス オブ ザ ワイルド」が本体販売台数より売れているのはなぜか
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前回、ネタがないと言ったら、いろいろなネタをコメントでもらったので、それのなかで取りあげられるものを取り上げていこう。
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では、今回はこの話にしましょう。
『最近のゲームの話題では、北米でスイッチの3月の売り上げが90万でゼルダが92万だった件が良かったですね
装着率がなんと102%という前代未聞のすばらしい数字をたたき出した記念すべき出来事だと思うのですが、まこなこさんがどうしてこの話題に触れなかったのか謎です』(『一気にゲーム業界のネタが無くなった』コメントより)
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詳しくはわかりませんが、調査会社のデータで投稿にあるような状況が生まれたようですね。
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どうして話題に触れないか、と言われても、投稿来ないし、そんなこと、知りようがない。
また、これを取り上げて、何になるのか・・・。
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いやいや、おかしいじゃないですか・・・。
こうしたおかしいのは取り上げていかないと・・・。
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何がおかしいの?
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だって、本体よりソフトが売れるなんて、普通ありえないじゃないですか?
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そういうことを言っていること自体が、何もわかっていないんだよ。
たぶん、このコメントも、まとめサイト等で乗っていたのを見て、おかしいと思ってコメントしたのだろうが、ああいったサイトを作っている人は、何も考えずにネタになると思ったのを記事化しているだけなので、それをそのまま受け取ってしまっても馬鹿を見るだけだ。
あと、わざと嘘の情報を載せて、悪し様に言って耳目を集めるのが今のネット上でゲーム業界がおかれている状況なので、なおさら、そうしたものに踊らされるのがお粗末。
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じゃあ、実際、どうだっていうんですか・・・。
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まず、この話を日本向けに書いたと思われるサイトが、どうも嘘をまき散らしたようだ。
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嘘ですか?
どういった嘘なのでしょうか?
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単に検索して上部に出てきたから、そのサイトを優先して取り上げるけど、どうも、この数字を任天堂アメリカが発表した、と言っていたんだよね。
でも、オリジナルと思われる記事を見ていくと、NPDという調査会社の発表した数字となっている。
この時点で、大嘘だろ、と。
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公式に発表したと言われれば、それは真実の可能性が高いですが、調査会社だと、また話が変わってきますね。
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そして、この手の調査会社が出す数字って、基本は適当なんだよ。
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適当って・・・。
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これは、NPDだけでなく、日本でならファミ通系のKADOKAWAの数字やメディアクリエイトの数字も適当。
この大前提を知っていないで、この話をそのまま受け取ると、おかしいという指摘につながる。
元の数字がおかしいのだから、おかしい状況が生まれるのは当たり前。
この手の話は、以前に何度もしているので、知っている人も多いだろうけど、まとめサイトくらいしか情報を得ようとしない人は、なんのことかわからないのだろう。
まあ、単に年齢が低くて知らない、ってこともあるので、それはそれで仕方ないのだが。
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じゃあ、説明してくださいよ。
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この手の調査会社の数字は、すべての小売店で売れた数字を調べて発表しているわけではない。
なので、まず、数字自体が正しくないわけだ。
だが、それをどのように本当の数字に近づけるか、という作業をするときに、いろいろな状況を考えたうえで、計算をするわけだ。
例えば、調査で調べられた数字をもとに、調査対象外の店舗のことを考えて、一定数を掛けたり、調査対象が偏るような場合は、その偏りも視野に入れて、係数を調整したり。
NPDがダウンロード販売に対してどのような方針をとっているかは知らないけど、ダウンロード販売数も視野に入れて数字を発表しているのであれば、ダウンロード販売されるであろう割合も掛けたりする。
他にもさまざまあるだろうが、それらは調査会社のブラックボックスなので、表に出ることはない。
だけれども、いろいろな係数を掛けて、最終的な推定販売本数を出すわけだ。
その出された数字は、しょせんは推定であって、適当な数字なんだよ。
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ですが、その推定はある程度は枠の中に入ると思いますが、なぜ、今回は飛び抜けるような形になったのでしょうか?
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先に挙げたように、ダウンロード販売を視野に入れて集計しようとしていたら、という前提で語ろう。
まず、本体はダウンロード販売なんてないのだから、実数に基づいて推定できる。
一方、ダウンロード販売は、今までの例を基に、計算することになる。
その時に、もしかしたら、PS4やXbox Oneのような機種の係数をそのまま使ってしまったのではないかと。
ニンテンドースイッチは記憶媒体の容量が少ないので、気軽にダウンロード販売を利用できないし、任天堂のゲームを遊ぶユーザーはなおさら、馴染みが乏しい。
なので、昨今のゲーム機の係数をそのままニンテンドースイッチに用いると、途端におかしくなるわけだ。
多くの人がパッケージを買っているのに、そこにダウンロード販売が多い機種と同じ数字を用いることになるのだから、数字が跳ね上がる。
それが、今回の真相では、と思うのだが、先にも述べたように、そうした数字の出し方はブラックボックスなので、わかりようがない。
とりあえずは、NPDが、ダウンロード販売も込みの数字として発表しているのか、否か、という問題が出てくるが、私は知らないし興味がない。
知っている人は、コメントに記してもらえるとありがたい。
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他に考えられることはありますか?
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他にも、販売した店舗が偏っていたとか、それこそ、海外流出分とか、限定版などの重複買いとか、いろいろあるのでは。
ダウンロードの話を除いたとしても、そうなる可能性はいくらでもある。
だが、それらを含めても、所詮は推定であって、適当な数字。
その適当なものに対して必要以上にああだこうだと語るのもばかばかしい。
あくまで、参考程度にする程度だ。
今回で言うならば、結構売れているんだね、程度にね。
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北米での「ゼルダの伝説ブレス オブ ザ ワイルド」の盛り上がりを感じればいいのですね。
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そういうこと。
いちいちこのようなことを取り上げるのもどうかと思ったけど、ネタがなかったので、ネタ提供いただいたお礼もかねて、取り上げてみた。
今度の決算で、Switch本体の動向も含めた数字が発表されるでしょうねー。
投稿者 : RuLa今作の「ゼルダ」は新しい形と完成度が両立してて個人的にはたまらなかったので、景気の良い数字が並ぶといいなぁ。
私だけじゃなくてゼルダ複数買ってる人多いよ
投稿者 : 匿名コレクターエディションとプレイ用にノーマル版買ったけど
DL版のほうがロードが早いから買い足した。
DL版はタイムアタックが流行ってる海外の方が売れてるみたいだね
北米でもゼルダは大人気ですね、私もゼルダのためにスイッチ買います。
投稿者 : ゼルダ買わなきゃ何買うのゼルダでしょあと本体買えない人が先にソフト買うこともあるし可笑しくないのでは。
ファミコン時代はスーパーマリオのソフトだけ持ってる人がいましたし。
北米特典豪華だから他所の国の人が買ってるってのは有りそう
投稿者 : 匿名全言語入ってて遊ぶのに問題無いし
ゼルダは良くできてたね。FF15を遊んでみてゴミくずだったから余計にそう感じたよ
投稿者 : ななしん今後のゼルダにも期待は出来る
僕のコメントを記事に取り上げていただいてありがとうございます
投稿者 : 匿名そうですか、この数字は信用できないものだったんですね
任天堂が認めるようなコメントしたり大手経済紙フォーブスに取り上げられたりしたので、僕はこのすばらしい快挙をすっかり信用してしまいましたよ
これまでせいぜい80%ぐらいしか伸びなかった装着率が一気に102%ですからね
ギネスに申請してほしいぐらいだったのに残念です
なんかよく72億とか言ってそうな人だね
投稿者 : 匿名馬鹿な企業はそういう数字を出せば売り上げが伸びるとか株価が上がるとか思ってるんだと
そう考えてそうだ
↑ちゃんと記事読みましたか?
投稿者 : 匿名今回はサイトの情報発信と調査会社の話ですよ
102万本はwiiuとの合算値かと思ったけど、違うのね。
投稿者 : 匿名調査会社の集計結果を、任天堂が認めるようなコメント…?
任天堂はこの手の発表で滅多にコメントしないから、それが本当ならどこの記事か教えて欲しいです
投稿者 : 匿名匿名 2017年4月22日 07:17 さん
調べたらすぐに出てきましたよー
『2017年3月3日に発売されたNintendo Switch(ニンテンドー スイッチ)が、北米での売り上げが90万6000台に到達したとNPDが発表。
北米任天堂が「自社の歴代最速の売り上げ」とコメントを発表するとともに、Nintendo Switch版『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が売上92万5000本を達成、本体売り上げを上回るという珍事件も発生しました。』
これはEAA!!っていうニュースサイトでしたけど探せばもっとあると思います
投稿者 : 匿名検索サイトで少し調べただけで出たので難しくはないと思いますけど頑張って検索して確かめてみてください
あと話は変わりますが、任天堂はスイッチ版ゼルダの装着率を102%から99%に引き下げたみたいです
なんでそんな事をしたのでしょうかもったいない
すみません、さっきのコメント不十分でしたね
CNNのサイトでちゃんした記事がありました
『香港(CNNMoney) 任天堂は17日までに、新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」が米国で3月に90万6000台販売されたと明らかにした。米国市場では史上最速の売れ行きで、需要に供給が追い付かないほど好調だという。任天堂は調査会社NPDグループのデータを引用した。
任天堂は前機種「Wii U(ウィーユー)」の販売が不調で、成功を必要としていた。
スイッチが、1億台超を売り上げた「Wii」に続けるかどうかはまだ不透明だ。専門家は、スイッチの成功について、人気タイトルの「ゼルダ」シリーズによるところが大きいとみている。
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」はスイッチの販売台数を上回る92万5000本が売れた。任天堂によれば、これは一部のユーザーが限定版も一緒に購入したためだという。
専門家は、ゼルダのシリーズは、ゲームをプレーしたいためユーザーにゲーム機を購入させる要因になっていると指摘。スイッチの販売に向けたタイミングとしては素晴らしかったという。
任天堂は、こうした戦略にのっとり、人気ゲームを向こう数カ月間にわたり、ゆっくりと発売するとみられている。スイッチの最初の「スーパーマリオ」シリーズの作品は年末商戦に登場するとみられている。』
投稿者 : 匿名こういうのを取り上げるのは良い事だと思いますよ。
投稿者 : 匿名ネットでは誇張歪曲ばかり、それを間に受ける人も多いはずです。
任天堂は出荷は分かっても実売に関して分かりようがありませんから、実際出荷がゼルダの方が多くても本体が品薄であれば何の不思議もありません。
詳しい訳ではないですが売上本数盛る方法は限られてるはずです。
良く聞くのは小売に中古で流してもらうくらいですかねランキング操作にはなりますがゲームソフトだと値崩れ起こりやすくなるので分かりやすいかと。
NPDが99%に引き下げたのを任天堂が下げたと勘違いしてる
投稿者 : 匿名常識的に考えるとどう考えても集計ミスでしょ
投稿者 :匿名 2017年4月23日 12:46 さん
投稿者 : 匿名確かにNPDの発表でしたねすみません
まさか集計会社が集計結果をよく分からない理由で覆すとは思わなかったので
それにしてもどうして装着率99%になったのか、どの記事を見ても分かりませんでした
スイッチの販売数を引き上げたのかゼルダの販売数を引き下げたのかその両方なのか、間違った理由は何だったのか
どっちにしろ102%の時の数字を引用した任天堂に恥をかかせるような事はしないでほしいですね
自分がヨドバシでゼルダを買ったとき、行列が「本体とソフトを買う人の列」と「ソフトのみ買う人の列」に分けられてました。
投稿者 : 発売日当日ヨドバシで買った者私も本体はamazonで予約、ゼルダを仕事帰りにヨドバシで買ったので後者の列に並んでいました。
ヨドバシで本体予約できた人はおそらくソフトもヨドバシで買ってることを考えると、ヨドバシでは本体よりソフトが多く売れてるはずですね。
今回のはたまたま数字の話だけど、こんな感じで歪曲した情報が流れたりするから任天堂ダイレクトとか始めたんだよね。
投稿者 : 匿名任天堂の決算が出ましたね
『①当期の経営成績の概況
当期の状況は、プレイスタイルを多様化させる新しい家庭用据置型テレビゲーム機「Nintendo Switch」を全世界で3月3日に発売し、好調な滑り出しを見せています。特に同時に発売した『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』は世界中で大変人気を博し276万本(Wii U版を含め合計384万本)の販売を記録したほか、『1-2-Switch』も話題を集め、ハードウェアの販売台数は274万台、ソフトウェアの販売本数は546万本となりました。』
スイッチが274万でゼルダが276万って事は装着率101%弱で確定ですね 素晴らしい
投稿者 : 匿名ゼルダは本当に伝説的なソフトだった事が証明されましたね
この件も含め、まこなこさんの今日の決算の感想をお待ちしております