いただきストリートFF&DQをプレイしてみた評価レビュー、ゲーム実況による広まりやルールなど
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ちょっと前に「いただきストリートDQ&FF 30th ANNIVERSARY」の体験版が配信されたので、プレイした評価レビューでもしておこうと思う。
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9月29日からPS PLUS会員向けに先行配信、その後、10月10日に一般に体験版が公開されます。体験版は製品版のプレイヤーとのネットワーク対戦も可能とのことですので、製品版を買わない人も、そうしたプレイヤーと一緒に対戦が可能です。
製品自体は10月19日に発売です。
すでに予約販売受付中です。
PS4とPS Vitaの2機種で出ますので、予約の際はご確認ください。
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ゲーム内容はどのような感じなのでしょうか?
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それは、すでにゲーム実況として挙げているので、そちらを見ていただくとしてだな。
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宣伝、やめてください・・・。
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でも、どう考えても口頭で言うより、ゲーム動画とともにの方がわかりやすいだろうに・・・。
昔の人であれば、「いただきストリート」と言えば、ボードゲームとしてそれなりに知られていたタイトルなのでわかる人もいるだろうけど、最近の人は知りようもないだろうから。
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1991年にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売されましたね。
シリーズを経て、すでに26年が経過しています。
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やってみて、ちゃんとルールを把握すれば面白いんだろうな、というのは伝わってくる。
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それはそれは。
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でも、言い方を変えると、敷居が高いようにも感じた。
ボードゲームなので、もうちょっと気楽にスタートできればと思ったのだが、ちゃんとルールを把握していないと、ゲームとして満足に戦うことが出来ないのではなかろうか。
全員が同じ知識レベルであればいいけど、ちゃんとルールを把握して考えてプレイする人がいると、多少のサイコロの運要素はあるものの、勝ちにくい。
最近ではゲーム実況動画がゲームを知る入り口になると思うのだが、そうした動画を見て、ルールを知らない人は何をやっているか、理解できないと思うんだよね。
つまりは、せっかくのゲーム動画も購買に結び付きにくいのではなかろうか。
有名なゲーム実況者がグループでプレイするとかすれば、多少は認知度は上がると思うが、ルールがわかりにくい以上、自分でもやりたい、と思う人がどれくらいいるか、ということを考えてしまう。
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ゲーム実況で多くの人に知ってもらう機会は出たものの、ゲームのわかりにくさが実売に結び付かない可能性があるわけですね。
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この時に、いやいや、ルールは簡単じゃないか、という人もいるだろうが、それはすでにルールを以前に覚えたからそう思うだけであって、店や株など、そうした要素とそれがどう絡み合うかがわからない人であれば、やっぱり複雑に感じてしまうよ。
日本だと、モノポリーのようなボードゲームをプレイする人が皆無ということもあって、なおさらとっかかりが悪い。
「マリオパーティー」のようなボードゲームに慣れてしまっているがために、とっかかりの悪さが目立ってしまう。
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では、あまり良くないゲームということでしょうか?
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良い悪いの話ではなく、理解しやすいかしやすくないかの話なので、それでゲーム性の良し悪しが変わるわけではない。
ただ、多くの人に遊んでもらうということを考えたときに、抵抗があるよね、ってこと。
今作では、体験版でも製品版のプレイヤーとネット対戦ができるとのことなのだが、ゲーム実況動画のルールにしろ、この体験版の対戦にしろ、いろいろと多くの人に知ってもらう工夫はしていると思っている。
オフィシャルで遊び方の動画を出したり、ゲーム中にもルール説明もあるしね。
とはいえ、ゲーム実況で知った人が、どこまでそうした動画にたどり着くか。
パッと見のゲーム性によって遊んでみたいという気持ちを妨げられるのかな、という印象。
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ゲーム自体はわかりましたが、FFとDQに関してはどうでしたか?
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よくわからないのだが、DQ10の勇者のアンルシアって、どこかで声優付きで登場したことあったのかな?
普通に声があって驚いた。
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さあ・・・。
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あと、体験版の範囲内だと、ホミロンとケフカの声を消してプレイしたかったよ。
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そういうことを言うのはやめてください・・・。
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製品版だとたぶんアリーナ・・・。
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・・・・・・。
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一部の声だけ消せるとかの機能があればよかったのにね。
一応、音声自体を無くす設定はできるけど。
「ドラゴンクエストヒーローズ」をプレイしている人であれば、声に抵抗が無いのかもしれないけど、そうでない身としては、違和感があり。
個別設定とかできればよりよかったと思った。
そこまで望んでもキリがないけど。
キャラクター自体はデフォルメされていてかわいくて良いのではなかろうか。
自分の好きなキャラクターが出ているのか、とかも重要になるんだろうけどね。
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全体的な評価としては、おおむね良好とみていいのでしょうか?
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もともと、ルールが確立されたゲームだし、今更何か言っても意味がないだろう。
後は、遊ぶ人がどれだけいるかの問題。
ボードゲームはやっぱり人と遊ぶことで、より楽しく、長く楽しめるものだと思うので、結局は遊ぶユーザーの数や、自分の周囲にそうした人がいるかどうかによってしまう。
ネット対戦も、まったく見知らぬ人とも遊べるけど、やっぱり見知った人同士で会話しながら遊んだ方が楽しいだろうし。
だからこそ、そうした部分をゲーム実況などでやる人が出てくるのかというところが気になる。
もし、有名どころがやるのであれば、多少なりとも広がるような気もするし。
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ふむ。
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そういえば、ゲーム実況でも一つ気になったことがあった。
ゲームのスタート画面で、右下に「動画配信に関する注意」というものがあり、ボタンを押すと、その内容が見られるんだよね。
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それはそれは。
ちゃんとゲーム中でもルールの周知徹底が図られているのですね。
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そこにはざっくりと概要が書いてあるほか、詳しくはホームページで、と書いてあったのだが・・・。
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だが?
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ホームページに情報が載っていない、という・・・。
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あらら・・・。
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体験版で、しかもPS PLUSの先行配信だから、載せ忘れていただけなんだろうけど。
音楽のみの切り出しが禁止ということはゲーム中にも明記してあったし、他にはたぶん著作権表記を書いてくれ、ということなのだと思っているので、そのような形で自分も動画化した。
PS4で配信すると、自動的に著作権表記が表示されるようだからね。
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今までのスクウェアエニックスのゲーム動画のルールを踏襲するのでは、ということですね。
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あと、このゲーム画面にゲーム動画配信に関するルールを載せた方が良いのでは、というのは、以前から私が言っていたことでもあるんだよね。
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5月2日『アトラスの「ペルソナ5」ゲーム実況ルールが北米で大ヒンシュク、いったいどうすればよかったのか』で取り上げましたね。
ゲーム中にも動画配信のルールを記してはどうかという話をしました。
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FF15の動画ルールにしても、DQ11の動画ルールにしても、意外とスクウェアエニックスって行動が早かったりするよね。
ドラクエなんて、権利関係難しそうなのに、ちゃんとルール化して許諾しているし。
この辺りはFF11やFF14、DQ10などのオンラインゲームを多く抱えていて、そちらのノウハウがあるからかもしれないが。
他のメーカーも、スクウェアエニックスなんかに負けないようにちゃんとルール化をして、適正化を図ってくれたらと思う次第。
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なんか、って・・・。
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今回に関しては誉め言葉、ってことで。
あとは、他のメーカーに発破をかける意味でも。