ソニーのPS4成功の立役者アンドリュー・ハウスが退任、沈みゆく船から脱出か!?
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ソニーのアンドリュー・ハウスさんがソニーから去るという話が出ているようだけど。
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ソニーの執行役を辞める他、プレイステーションビジネスを担っているSIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)も社長から会長になるとのことです。
年内まで引き継ぎ等を行い、その後、ソニーから去るとのことです。
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PS4の成功の立役者ともいえる人物がいなくなりますが、どう捉えればいいのでしょうか?
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沈みゆく船からいち早く脱出したかったんじゃない?
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・・・・・・。
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普通に考えられることとしては、ヘッドハンティングされたのじゃなかろうか。
ソニーでの報酬って、前期でストックオプションを除いて2億5000万円と、この規模の成功に導いたそんなにも高くないので、他所から声がかかれば、行く可能性は十分ある。
仮にそうでないならば、単にアーリーリタイアしたいといか、そんな感じではなかろうか。
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ですが、長年ソニーで勤められてきた方が、このタイミングで去るというのも不思議ですね。
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もう沈んでいくであろう船に乗りたくないんじゃない?
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絶好調の企業が沈みゆく船なんてこと、あるわけないじゃないですか・・・。
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当面、金銭的には何ら問題はないのだが、もうゲーム事業は見通しが無いでしょ。
次何やるの、となったときに明確な答えが今の時点ではない。
例えば、PS4を作るという段階の時でも、ソニーのコンテンツ事業を活用するためのネットワークサービスという流れがあったので、比較的方向性は示すことが出来た。
今、将来の展望があるかと言えば、何もないと思われる。
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VRがあるじゃないですか。
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・・・・・・。
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寝ないでください・・・。
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VR自体は魅力あるコンテンツになりうるけど、果たして家庭用版が栄えるかは別問題。
現時点での普及率や、今後の普及に対して、どこまでソフトメーカーがコンテンツを用意するのか、という問題が出てくるから。
今の時点ではお金はかけられないし、普及の見通しも暗いので、栄えるコンテンツになりうるとは思えない。
以前から言っているけど、VRは業務用の方が一般化しそう。
家でわざわざやるものではない。
エロ以外はね。
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他には何かないのでしょうか?
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あれば苦労しないんじゃない?
方向としてはクラウドの活用だったのだろうけど、果たしてそれでゲームを満足に遊べるか、という問題が出てくる。
それこそ、スマホでも遊べる、をやりたくても、今の回線状況ではどこでもいつでもにはならないし、Wi-Fi環境がある場所でも、プレイする人が増えれば増えるほど回線環境が悪化してゲームをするのに適さない。
将来的にはそれこそスマホではもちろんのこと、自宅でもコントローラー1個あればいつでもゲームをプレイできる、というところまで持っていきたいのだろうけど、そこまでするメリットがあるかどうか。
また、そうしたサービスをやろうとすると、競合はマイクロソフトと任天堂ではなく、Appleやgoogleなどとなってくるので、そこに飛び込んで勝てるかどうかの問題も出てくる。
既存のゲーム機として推し進めていくにしても、クラウド活用に舵を切るにしても、身動きが取れないように感じる。
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そうですか。
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今現在の問題ではないんだけどね。
PS4の次を考えていった際には、どうしてもこのまま上昇基調で行けるかというと、そうでもない。
だったら今の成功している段階で他所に行った方が得策という考えはあってしかるべきかと。
実際に何を思って辞任したのかはわからないけど、来年以降にどこかの会社でCEO等勤めるかどうかで、判断できるだろう。